本記事では、山県市職員採用試験の面接対策で必要な、山県市の特徴・基礎データ・行政課題・重点政策・面接の流れ・想定される質問・評価の観点についてまとめています。

山県市役所の面接試験では、「なぜ山県市を志望したのか」「市職員として何に取り組みたいのか」「自分の強みや経験を市政でどう活かしたいか」といった、自治体への理解を前提とする質問が想定されます。

山県市の選考は3段階で、個別面接にあたる口述試験は最終の第3次試験に置かれています。そこへたどり着くまでに論文と集団討論があるという順番を、先に頭に入れておいてください。

第1部で市の姿を押さえ、そこから自分の経験と山県市政の接点を探していきましょう。

第1部|自治体研究編

山県市の特徴

本格的な面接対策をはじめる前に、まずは山県市の全体像を把握しておきましょう。(時間のない方はここだけでもチェック)

  • 岐阜県山県市(やまがたし)の公式サイトのドメインは city.yamagata.gifu.jp です。読みの似た他県の市名と取り違えられやすいので、資料を探すときは県名から特定してください。
  • 市域は221.98km²、人口は24,377人(住民基本台帳・令和8年1月1日現在)、人口密度は110人/km²。市役所は山県市高木1000番地1にあります。
  • 隣接するのは岐阜市・関市・本巣市の3市だけで、県境には接していません。県都と直接つながる位置にあります。
  • 65歳以上の割合は38.4%で、岐阜県全体の31.2%を7ポイント以上上回ります(令和8年1月1日現在の住民基本台帳)。
  • 75歳以上の割合も22.3%と県全体の18.5%を大きく上回り、高齢化が県の平均より先に進んだ市だといえます。
  • 職員採用試験の区分は一般行政A(大学卒程度)、一般行政B(短大・高校卒程度)、土木技師C、建築技師D、保育士Eの5つで、採用予定人員はいずれも若干人です。
  • 第2次試験の集団討論は一般行政区分のみで実施され、土木技師C・建築技師D・保育士Eには課されません。
  • 市の花はききょう、市の木は栗。人事の担当は総務課人事秘書室(庁舎2階)です。

山県市の基礎データ

面接に向けた自治体研究では、厳密な統計値等を大量に暗記する必要はありませんが、「山県市の大体のスケール感」を知っておくことは重要です。

ここでは、人口規模、市域の広さ、年齢構成、隣接する自治体など、山県市政の輪郭を数字で説明できる項目を整理しました。

項目内容
総人口24,377人(住民基本台帳・令和8年1月1日現在)
総面積221.98km²
人口密度110人/km²(上記の総人口と総面積から算出)
65歳以上の割合38.4%(岐阜県全体は31.2%)
75歳以上の割合22.3%(岐阜県全体は18.5%)
隣接自治体岐阜市・関市・本巣市(いずれも岐阜県内)
市役所所在地岐阜県山県市高木1000番地1
市の花・市の木ききょう・栗
(参考)岐阜県の推計人口1,879,539人(令和8年4月1日現在。世帯数793,615世帯)

65歳以上・75歳以上の割合は総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」の令和8年1月1日現在の値によるもので、この統計における山県市の総人口は24,377人です。割合の分母にもこの数値を用いました。並記した岐阜県全体の割合も同じ統計にもとづく値です。参考として挙げた県の推計人口は令和7年国勢調査結果の速報値を基準とする推計値で、調査の性質が異なるため住民基本台帳による市の値とは直接比較できません。総面積・隣接自治体・市役所所在地・市の花と木は公表値をもとに整理しています。なお本記事が扱うのは岐阜県山県市です。

数字から考えられる市政課題

山県市を語るうえで避けて通れないのが年齢構成です。65歳以上が38.4%、75歳以上が22.3%という値は、岐阜県全体の31.2%・18.5%をどちらも大きく上回ります(出典:住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数|令和8年1月1日現在)。

市民のおよそ5人に1人が75歳以上という構成です。通院や買い物の足の確保、見守り、除雪や災害時の避難支援といった仕事は、どの部署に配属されても関わることになります。

あわせて見ておきたいのが、市域の広さと人の散らばり方です。221.98km²に2万4千人が暮らし、人口密度は110人/km²。

人が集まる地区と、離れた集落とでは、同じ制度の届き方が変わります。加えて、隣接するのが岐阜市・関市・本巣市の3市だけという地理は、市外との行き来が特定の方向に限られることを意味します。

この地理と年齢構成を面接の言葉にすると、次のようになります。

「山県市は市民の4割近くが65歳以上で、岐阜県全体よりかなり高いと知りました。市の中でも、まとまって住んでいる地区と離れた集落とでは事情が違うと思います。移動や見守りの仕組みを、地区の実情に合わせて整えていく仕事に関わりたいです」

山県市の経済・産業

岐阜県という土台の中での位置

岐阜県は七つの県に囲まれた内陸県で、県土の面積は約1万621km²、全国では7番目の広さにあたります。北の飛騨地域は標高3000メートル級の山岳地帯、南の美濃地域は木曽三川の流れる濃尾平野という、高低差の大きな県です。

製造業で働く人の割合は県全体で25.0%にのぼり、全国順位は6位(全国平均は16.0%)とされています(出典:岐阜県の概要)。

山県市が位置するのは、この平野部と山地の接する一帯です。県都の岐阜市と直接接しながら、市域の多くは山に向かって広がっています。

人口の減り方が、そのまま経済の条件になる

令和8年4月1日現在の岐阜県の推計人口は1,879,539人です。世帯数は793,615世帯、1世帯当たりの平均世帯人員は2.37人となっています(出典:岐阜県の推計人口|令和8年4月1日現在)。

県の高齢化率は県公式「長寿社会ぎふDATA」の令和6年時点の記載で31.1%です(参考:長寿社会ぎふDATA|岐阜県)。

人口2万4千人規模の市では、住民の数がそのまま商店や医療機関、公共交通の成り立ちを左右します。

経済を語るときも、企業誘致より先に、暮らしを支える機能をどう維持するかが論点になりやすいのがこの規模の市です。志望動機で産業に触れるなら、その順番を意識してください。

山県市の主な行政課題

面接で市の課題を問われたときのために、山県市の条件から導ける論点を3つ用意しておきましょう。

県を7ポイント上回る高齢化

岐阜県人口問題研究会の中間報告(令和6年12月)は、2050年の県人口を137万人と見込んでいます。2020年比で約31%の減少で、その内訳は15歳から64歳が47万人減、0歳から14歳が11万人減、65歳以上が4万人減です(出典:岐阜県人口問題研究会 中間報告|令和6年12月)。

この推計で目立つのは、減るのは働く世代と子どもだという点です。すでに高齢化率38.4%に達している山県市では、その傾向がより早く表れます。

支える側の人数が細っていく前提で、サービスの届け方をどう組み替えるかが問われます。

若い世代の転出と、採用の規模

中間報告はまた、年6千人規模の転出超過が続いていること、15歳から34歳の転出が目立つこと、「職業上」の理由が最も多く愛知県への転出が最大であることを示しています。若い女性の県外流出が課題の中心に据えられている点も重要です。

山県市の採用予定人員は5つの区分すべてで若干人。支える側の職員そのものが少人数で構成されている市だという事実は、志望動機を語るときの前提として押さえておく価値があります。

山を抱える市域の災害への備え

平成30年7月豪雨では、岐阜市や本巣市、関市などとともに山県市を含む県内16市町村に大雨特別警報が発表されました。県全体では死者1名のほか、住家の全壊12棟、床上浸水72棟、床下浸水420棟といった被害が出て、避難指示の対象は102,094人に及びました(出典:平成30年7月豪雨の被害状況|岐阜県)。

地震についても、地震調査研究推進本部は濃尾断層帯の関係市町村に山県市を挙げています。

高齢の市民が多い市で、避難の呼びかけを誰がどう届けるのか。防災を志望動機にするなら、この一点に絞って考えを深めておくと説得力が出ます。

重点政策|高齢化率38.4%という前提

山県市の総合計画と当年度の予算方針は、市公式サイトに掲載されている最新版で確認してください。ここでは、その計画を読むときの前提になる条件を整理します。

県の政策環境という外枠

岐阜県の一般会計当初予算は、令和7年度で9,020億円。前年度当初の8,861億円から159億円の増ですが、知事改選期の年に組まれた「骨格的予算」である点は押さえておきましょう(出典:岐阜県 令和7年度当初予算|令和7年2月)。

県の財政力指数は令和5年度決算で0.54003という水準です。県の人口問題研究会は、自然減対策について、財政制約などにより個々の自治体の努力だけで減少を食い止めることには限界があるとも指摘しています。

人口2万4千人の市が単独でできることの範囲を冷静に見たうえで、それでも市だからできることは何かを考える。この順番が、「なぜ県庁ではなく市役所なのか」という定番質問への答えの下地になります。

POINT|高齢化を課題として挙げたあとが本番

高齢化率38.4%という数字は、山県市を志望する受験者の多くが持ち出します。差がつくのはその先です。「①どの分野で先に困りごとが出るか → ②市はいまどんな体制で受けているか → ③人手が細るなかで何を残すか → ④近隣市との連携で補える部分はどこか → ⑤自分の経験のどこが使えるか」の順に降ろしてみてください。

悪い例「高齢化が進む山県市で、高齢者福祉に貢献したいです」

改善例「山県市は市民の4割近くが65歳以上だと知りました。市の職員の方も限られていますので、すべてを市役所が抱えるのは難しいと思います。地域の方や事業者の方と分担しながら、見守りや移動の支援を続けられる形をつくる仕事に関わりたいです」

あわせて確認したい公式資料

1点目は受験前に必ず読んでおきたい資料です。2点目以降は、自分の受ける区分に関わるものから開いてみてください。

  • 受ける回次の山県市職員採用試験案内(市公式サイトの職員採用のページから)
  • 市公式サイトの職員採用のページ(年度内の別枠の試験区分も掲載されています)
  • 山県市の総合計画と、その年度の予算に関する市の説明資料
  • 岐阜県人口問題研究会の中間報告(県全体の人口の動きを押さえるため)

なお、情報を知っていることと、面接でその情報を使って答えられることは、まったく別の能力です。数字を覚えただけの状態では、深掘りの一言で止まってしまいます。

当研究会では「答えられる形」まで仕上げるためのテキストとして、山県市役所専用の面接想定問答集をご用意しています。山県市の採用面接で問われる可能性がある質問について、「元公務員監修の回答例」「質問の意図」「回答のコツ」「想定される深掘り」などを収録しています。

山県市役所の想定問答集を見る

第2部|面接対策編

山県市役所の面接の概要

ここからは、山県市役所の試験の形と質問の全体像を、市が公表している試験案内と当研究会の分析にもとづいて整理します。

山県市役所の面接の流れ

山県市の試験で最初に理解しておきたいのは、種目の並び順です。個別面接にあたる口述試験は最終の第3次試験に1回だけ置かれ、その手前の第2次試験に論文と集団討論があるという構成になっています。人物を直接見る場に到達するまでに、書く力と、人の中で話す力が先に確かめられるということです。

項目内容(令和8年度第2回・令和9年4月採用)
試験の段階3段階。第1次試験、第2次試験、第3次試験で構成されます
第1次試験教養試験、事務適性検査、性格特性検査
教養試験の中身Logical Ⅰ・Ⅱ(択一式)。時事、社会・人文に関する一般知識と、文章理解、判断・数的推理、資料解釈に関する能力を問う問題で全40題・120分
第2次試験論文試験と集団討論。集団討論は一般行政区分のみで実施されます
集団討論の形式1グループ5人程度で、課題について討論を行うと案内に記されています
第3次試験口述(面接)試験。人物及び専門知識等について面接による試験を行うと規定されています
試験区分一般行政A(大学卒程度)、一般行政B(短大・高校卒程度)、土木技師C(高校卒程度)、建築技師D(高校卒程度)、保育士E(短大卒程度)
採用予定人員いずれも若干人
配点各種目の配点と人物試験の比重は試験案内に記載がありません(非公表)
申込・提出書類エントリーフォームによる申込みのみ。面接カード等の別様式の提出書類は案内に定めがありません

試験結果については、受験者本人に限り第1次から第3次の各試験の総合得点と総合順位の開示を請求できるとされています。開示期間は各合格発表の日から1カ月間、提供場所は総務課人事秘書室で、電話や電子メール等による問い合わせには応じられません。

もう一点、最終合格者は採用候補者名簿に登載され、成績順に採用者が決定されます。名簿に登載された人すべてが採用されるとは限らず、名簿の有効期限は原則1年間とされている点も、受験前に知っておくべき事実です。

上記の試験構成は、山県市が公表した令和8年度第2回の職員採用試験案内(令和9年4月採用)にもとづくものです。試験の構成・日程・配点等は、年度や受験区分によって異なる可能性があります。山県市は同じ年度に複数回の採用試験を実施しており、民間企業等職務経験者試験や地域課題解決型採用試験といった別枠の区分も設けられているため、試験の構成が上記と異なる場合があります。受験の際は、必ずご自身が受ける回次と区分の最新の試験情報をご確認ください。

山県市役所が求める人物像

山県市の場合、人物像を文章でまとめる代わりに、案内が各種目について何を見るかを書き分けています。職員採用試験案内と職員採用のページを通して見ても、「求める人物像」にあたる項目は設けられていません。

論文試験は識見・論理性・思考力等、事務適性検査は事務職員としての適応性を正確さや迅速さといった作業能力の面から、性格特性検査は公務員に求められる資質について性格特性の面から、口述試験は人物及び専門知識等。

見る対象が種目ごとに書き分けられており、人物は最後にまとめて確かめる設計だということが読み取れます。

案内から読み取れる事実はここまでです。以下、同じ人口規模の市役所に共通する話を一つ。

人口2万4千人、市域221.98km²、採用は各区分とも若干人。この規模の市役所では、担当が細かく分かれることは期待できません。

前例のない相談を受けたときに、まず自分で調べ、必要なら周囲に確認しながら形にしていく進め方が日常になります。

市民の4割近くが65歳以上という構成であれば、窓口や現場での説明の丁寧さがそのまま市役所の評価になる場面も多いはずです。誠実な受け答えと、生活者としての目線が効いてくるだろうと当研究会は考えています。

この市の試験では、順番の理解がそのまま対策になります。論文で自分の考えを組み立て、集団討論で他の受験者と同じ課題に向き合い、そこを通ってはじめて口述試験で人物を見てもらえる。手持ちの経験を、書く場面・議論の場面・語る場面の三つに割り振っておくこと。それが山県市の選考に沿った準備の形です。

想定される質問

面接で聞かれることは7つのカテゴリーに分かれる

当研究会では、全国の自治体・官公庁の面接想定問答を分析し、聞かれる質問を7つのカテゴリーに体系化しています。山県市の面接も、この見取り図の上で準備すれば、基本的な抜け漏れは防げます。

カテゴリー代表質問ここで見られていること
① 導入・アイスブレイクここまで来られて、市の様子はいかがでしたか市域を実際に見ているかどうかが、答えの手ざわりに出ます
② 動機・志望岐阜市や関市ではなく山県市を選んだ理由は何ですか隣接する3市の違いを踏まえて志望を語れるか
③ 自己理解自分では気づいていない短所を指摘されたことはありますか口述試験で見る「人物」の中身。素直に受け止められるか
④ 経験・行動意見が割れた場面で、どう合意をつくりましたか第2次試験の集団討論とつながる、議論の場での身の処し方
⑤ 学業・経歴文章にまとめる作業は得意ですか論文試験を経て第3次まで進む試験らしく、書く力への向き合い方
⑥ 適性・将来少人数の職場で働くことをどう考えていますか各区分とも若干人という採用規模を理解しているか
⑦ 公共性・社会性高齢の方と関わった経験はありますか市民の4割近くが65歳以上という市で、実際の接し方があるか

ただし、この7つの枠組みは山県市に固有のものではありません。受験者全員が対策してくる領域なので、ここでは大きな差がつきにくいのです。では、どこで差がつくのか。それが次の「山県市ならでは」の質問です。

合否を分けるのは「山県市役所ならでは」の質問

「なぜ岐阜県庁ではなく、山県市役所なのですか」
「山県市の魅力と課題を、それぞれ挙げてください」

どちらも市の現状を知らなければその場では答えようがない質問ですが、逆に言えば、材料さえ持っていれば、他の受験者との違いをはっきり示せる質問でもあります。こうした質問に答えるための「山県市の事実」を、面接で使いやすいものに絞り、答え方とセットで整理しました。

質問テーマ知っておきたい山県市の事実答え方のヒント
高齢化の水準65歳以上38.4%、75歳以上22.3%。岐阜県全体の31.2%・18.5%をどちらも大きく上回る(令和8年1月1日現在の住民基本台帳)県との差をポイントで示したうえで、通院や買い物といった生活の場面を一つ挙げ、自分が関わりたい部分まで述べてください
市域と人口密度面積221.98km²に人口24,377人、人口密度110人/km²。隣接するのは岐阜市・関市・本巣市の3市のみ市の中で条件が違う地区があるという話へ進めると、行政サービスの届け方という論点に自然につながります
選考の順番3段階選抜で、第2次に論文と集団討論、第3次に口述試験。集団討論は一般行政区分のみ試験の順番を正しく述べられるだけで、調べている受験者だと伝わります。区分ごとの違いも押さえておきましょう
災害の経験平成30年7月豪雨で山県市を含む県内16市町村に大雨特別警報。地震調査研究推進本部は濃尾断層帯の関係市町村に山県市を挙げている高齢の市民が多い市で避難情報をどう届けるか、という一点に絞って述べると考えの深さが出ます
採用の規模と仕組み5区分すべて採用予定は若干人。最終合格者は採用候補者名簿に登載され、成績順に採用が決まる少人数の職場で幅広く動く前提を受け止めたうえで、自分が最初に力になれる分野を具体的に述べましょう

使い方のコツは、5つ全部を覚えることではありません。自分の志望分野に近いテーマを1〜2つ選び、「事実 → 自分の問題意識 → 市職員としてやりたいこと」という一続きの話に編んでおくことです。

想定される評価の観点

面接は、これまでに実際どう行動してきたかを確かめる場です。いわゆるコンピテンシー評価が基本にあり、答えの美しさではなく、経験の中身と行動の再現性が見られています。山県市の場合、口述試験にたどり着くまでの種目で何が見られるかも、あわせて意識しておきましょう。

評価の観点面接でどう確かめられるか準備のポイント
議論の場での立ち回り一般行政区分の第2次試験にある、1グループ5人程度の集団討論5人という規模では発言の回数が読めます。話し出す前に相手の主張を一言でまとめる癖をつけておくと、討論が噛み合います
考えを文章にする力第2次試験の論文試験。識見、論理性、思考力等が見られるとされています関心のあるテーマを一つ決め、市の高齢化や災害の事実を材料に使って書く練習をしておくと、口述試験の答えにも流用できます
少人数の職場で働く構え第3次試験の口述試験で、人物及び専門知識等を問われる場面採用は各区分とも若干人です。担当外の仕事を引き受けた経験を一つ選び、そこで何を身につけたかまで言えるようにしましょう

なお、公務員の個人面接では、ひとつの話題に対して「そのとき、あなたは具体的に何をしたのですか」と2回、3回と深掘りされることが多いです。自分の言葉で細部まで語れる実体験に根ざした答えを事前に用意しておきましょう。

本番までの準備6ステップ

ここまでの内容を、準備の手順に落とし込みます。

  1. 市公式サイトの職員採用のページで、自分が受ける回次と区分を確定させる。別枠の試験区分もあるため、構成の違いを確認する
  2. 試験案内を読み、第1次から第3次までの種目と、集団討論が自分の区分にあるかどうかを書き出す
  3. これまでの経験を棚卸しし、書く場面・議論の場面・語る場面のどれで使えるかを仕分けする
  4. 7カテゴリーの代表質問に、それぞれ一言メモで答えを作る
  5. 固有質問の材料を対応表から集め、「事実 → 自分の問題意識 → やりたいこと」の一続きの話に編む
  6. 論文で書いた内容を、そのまま口述試験で話せるところまで持っていく。書いた文章を音読して確かめる

優先順位に注意

ステップ5の自治体研究は、あくまで他の受験生と差をつけるための工程です。時間がない場合は、ステップ3の経験の棚卸しと、その経験を市の仕事へどうつなぐかという自己分析を優先してください。自分のことを語れない状態で市の知識だけを増やしても、面接の評価にはつながりません。

なお、面接対策を独学かつ最短ルートで仕上げたい場合は、山県市役所専用の面接想定問答集を使う選択肢もあります。

山県市の採用面接で出題が想定される質問について、1問ごとに回答例・質問の意図・NG回答までをわかりやすく解説しているので、面接での受け答えをより具体的にイメージできるようになります。特に試験本番までに時間がない方は、必要に応じてご活用ください。

山県市役所の想定問答集を見る

さいごに

山県市の選考は、論文と集団討論を経てから口述試験にたどり着く順番になっています。人物を見てもらえる場が最後にあるということは、そこまでの種目を通過することが前提だということでもあります。

市民の4割近くが65歳以上という市で、若干人の採用に加わって何をしていきたいのか。

書いて、話し合って、最後に語る。その三つの形で同じ答えが出せるようになったとき、準備はひとまず整ったといえます。