由布市消防本部を受験する方に向けて、面接で問われる前提となる組織研究の材料(本部の特徴・基礎データ・管轄地域の特性・消防課題・重点方針)と、面接本番の流れ・想定される質問・評価の観点を、1ページに整理しました。

由布市消防本部の面接試験では、「なぜ由布市消防本部を志望したのか」「消防官として何に取り組みたいのか」「自分の強みや経験を消防の仕事でどう活かしたいか」といった、組織への理解を前提とする質問が想定されます。温泉地とベッドタウンという二面性や、山あいの地形を知っておくことで、どの消防本部にも当てはまる一般論を避け、由布市消防本部に固有の事情を踏まえた説得力のある説明がしやすくなります。

本記事の掲載内容を参考に、自分の強みや関心と由布市消防本部の仕事の接点を考え、面接での回答作りに役立ててください。

第1部|組織研究編

由布市消防本部の特徴

本格的な面接対策をはじめる前に、まずは由布市消防本部の全体像を把握しておきましょう。(時間のない方はここだけでもチェック)

  • 由布市消防本部は由布市を単独で管轄する市直営の消防本部である。平成17年10月、挾間町・庄内町・湯布院町の合併による由布市の発足に伴い、職員総数56名で発足した。
  • 消防吏員(消防士などの階級を持つ職員)は74人(うち女性0人)が在籍している(令和7年4月1日現在)。
  • 令和6年中の出動件数は火災38件・救急2,090件・救助37件で、9割以上を救急が占めている。
  • 消防庁舎は、挾間町にある本部・消防署に加え、庄内出張所・湯布院出張所を合わせた3か所である。
  • 消防士(Ⅲ種)の採用試験は学歴区分ではなく年齢区分で実施され、一般枠・有資格枠に加えて中高一貫教育枠が設けられている。第二次で集団討論・集団面接・体力測定、第三次で個人面接を課す構成である。
  • 由布岳・伽藍岳では別府市消防本部との合同山岳救助訓練を継続的に実施しており、直近は令和6年11月に行われている。
  • 平成23年の東北地方太平洋沖地震、平成28年の熊本・大分地震、平成30年7月の広島県安芸郡坂町、令和2年7月の熊本県豪雨と、複数回にわたり緊急消防援助隊を派遣してきた実績を持つ。

由布市消防本部の基礎データ

面接に向けた組織研究では、厳密な統計値等を大量に暗記する必要はありませんが、「由布市消防本部の大体のスケール感」を知っておくことは重要です。

挾間・庄内・湯布院という3つの旧町域にまたがる管轄面積、3か所の庁舎、職員体制、出動件数。由布市消防本部の地理的な広がりを語るために欠かせない項目を、次の表に並べます。

項目内容
設置形態単独設置(構成1団体:由布市)
管内人口33,501人(高齢化率33.5%・75歳以上率19.9%。住民基本台帳に基づく人口・令和8年1月1日現在)
管轄面積319.32km²(挾間町51.10・庄内町140.29・湯布院町127.93。境界の一部未定のため参考値)
消防庁舎本部・消防署(挾間町)、庄内出張所、湯布院出張所の3か所
消防吏員数74人(うち女性0人)※令和7年4月1日現在
出動件数火災38件・救急2,090件・救助37件(令和6年中)

管轄面積・消防庁舎は由布市消防本部が発行する消防年報(出典:由布市消防年報|令和7年刊行)、消防吏員数・出動件数は総務省消防庁が公表する全国消防本部のデータ(出典:由布市消防本部|総務省消防庁が公表する全国消防本部のデータ。吏員数は令和7年4月1日現在、出動件数は令和6年中の値)によります。管内人口は総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」令和8年1月1日現在によります。

数字から考えられる由布市消防の課題

この表で押さえたい数字は2つあります。1つは火災38件に対し救急が2,090件と件数の大半を救急が占めていること、もう1つは消防吏員74人のうち女性が0人であることです。

319.32km²という広い面積を庁舎3か所でカバーしている体制も、あわせて頭に入れておきましょう。

「由布市消防本部では、令和6年の出動の9割以上が救急だったと聞きました。3つの町域にまたがる広い管轄を庁舎3か所で支えているということですので、地理的な広がりを踏まえた対応力が求められる仕事なのではと感じています」

管轄地域の特性と災害リスク

管轄地域の全体像

  • 由布市消防年報は管内を「温泉地として全国的に名高い由布院温泉を擁する観光地である一方、大分市のベッドタウンとしての役割も併せ持っている」と記述している。
  • 源泉総数は1,074本・湧出量51,998L/分で、源泉数は県内2位である(令和7年3月末現在・出典:大分県の温泉データ|大分県)。
  • 地勢的には「活火山・断層等が分布する地殻活動が活発な地域」とされ、北部には由布岳・城ヶ岳・伽藍岳、南部には黒岳など標高1,000mを超える山々が連なる。

つまり由布市消防本部は、観光地としての由布院温泉と、大分市のベッドタウンという二面性を併せ持つ管轄を支えていると整理できます。加えて、由布岳・伽藍岳を抱える山あいの地形は、平地の都市部とは異なる備えを本部に求めます。

大規模災害への備え|地震と風水害

大分県の被害想定では、中央構造線断層帯による地震(夏12時)で死者が最大28,972人にのぼるとされ、大分市・別府市・由布市などで最大震度7が想定されています(出典:大分県地震被害想定調査|平成31年3月)。

想定にとどまらず、平成28年4月の熊本・大分地震では由布市で震度6弱を観測したことが、本部の沿革にも記録されています(出典:由布市消防年報|令和7年刊行)。また令和2年7月豪雨では、日田市・由布市・九重町・玖珠町を中心に河川の氾濫や土砂崩れが発生し、県が4市町別の復旧・復興推進計画を作成しています(出典:令和2年7月豪雨|大分県防災ポータル)。

同じ沿革には、この豪雨で由布市消防本部が花合野川・大分川の行方不明者5名の捜索にあたったことも記されています。地震と風水害の両方に現実の実績として向き合ってきた本部だといえます。

由布市の主な消防課題

ここまでの数字と地域の姿を踏まえると、由布市消防本部が今向き合っている課題が見えてきます。面接で「消防の課題」を聞かれたときの引き出しとして、次の4つを押さえておきましょう。

救急需要への対応

由布市消防本部の救急2,090件という件数は、全国の動きの中に置いてみると見え方が変わります。国の集計によれば、令和6年中の救急出動は全国で771万8,380件、昭和38年の統計開始以来で最も多い件数でした(出典:令和7年版 救急・救助の現況)。

観光地とベッドタウンという2つの性格を持つ管内で、74人という人員が319.32km²の広がりに応え続けられるかが課題になっています。

大規模災害への備え

中央構造線断層帯による地震で最大震度7が想定される一方、平成28年の熊本・大分地震では実際に震度6弱を観測し、令和2年7月豪雨でも捜索活動にあたった実績を持つ由布市消防本部にとって、地震と風水害の両方への備えは切実な課題です。大分県内14消防局・本部の119番通報を大分市が一元的に受信する「おおいた消防指令センター」の体制にも参画しており、広域の応援体制のもとで備えを進めています。

由布岳・伽藍岳の山岳救助体制

由布市消防本部は、別府市消防本部との合同山岳救助訓練を由布岳・伽藍岳で継続的に実施しており、平成21年以降ほぼ毎年度、直近では令和6年11月にも行われています。隣接する本部と訓練を重ねて備える山岳救助は、標高1,000mを超える山々を抱える由布市消防本部ならではの課題です。

人材確保と女性吏員の活躍

由布市消防本部の消防吏員74人のうち、女性は0人です(令和7年4月1日現在)。全国の消防吏員に占める女性の割合は約3.8%(168,230人中6,386人・令和7年4月1日現在)で、国は「令和8年度当初までに5%」という目標を掲げています(出典:女性消防吏員の活躍推進|総務省消防庁)。

女性吏員が在籍していないという現状は、由布市消防本部が全国共通のこの課題により強い形で向き合っていることを示しています。

重点方針|広域指令体制への参画と山岳救助への備え

由布市消防本部については、運営方針や重点計画にあたる公表文書を確認できていません(2026年9月時点・当研究会調べ)。方針に代わる手がかりとして読めるのが、大分県内で進められてきた広域の指令体制への参画の歩みと、由布岳・伽藍岳での山岳救助訓練という継続的な取組です。

おおいた消防指令センターに至るまでの歩み

由布市消防本部は、令和2年3月に「大分県における消防指令業務の共同運用について合意」し、同年12月に基本協定書を締結、令和6年5月にはおおいた消防指令センターへ職員を出向させ、同年7月に通信指令システムを切り替え、10月に本運用を開始しました(出典:おおいた消防指令センター(消防指令業務の共同運用)|大分県)。

合意から本運用まで段階を踏んで進められてきたこの経緯は、由布市消防本部が広域の体制づくりにどう関わってきたかを具体的に語れる材料になります。

由布岳・伽藍岳での山岳救助訓練

由布市消防本部は、別府市消防本部と合同で由布岳・伽藍岳の山岳救助訓練を積み重ねてきました。平成21年以降ほぼ毎年度実施され、直近は令和6年11月に由布岳で行われています。

隣接本部との合同訓練を毎年続けてきたという実績は、標高1,000mを超える山々を抱える由布市消防本部ならではの重点分野だといえます。

POINT|広域の視点を志望動機に取り入れる

由布市消防本部を志望する場合、市単独の消防という理解にとどまらず、おおいた消防指令センターへの参画や、別府市消防本部との合同訓練といった広域の視点まで含めて説明できると、他の受験生と差がつきます。

悪い例「山や自然が好きなので、由布市の消防官になりたいです」

改善例「由布市消防本部が別府市消防本部と合同で由布岳の山岳救助訓練を続けていると知り、隣接する本部と協力しながら備える体制に関心を持ちました。観光地とベッドタウンという2つの顔を持つ地域ですので、幅広い救急需要にも対応できる力を身につけたいと考えています」

あわせて確認したい公式資料

試験の手続きを確認する資料と、志望動機を組み立てる材料。由布市消防本部の場合、次の3点でその両方がそろいます。

1点目は早めに、残りは面接直前にも読み返しておくと効果的です。

  • 由布市職員採用試験案内(消防士Ⅲ種区分)
  • 由布市消防年報(沿革・庁舎・派遣実績・地勢)
  • 総務省消防庁が公表する全国消防本部のデータ(吏員数や出動件数を全国の中で位置づけるため)

もっとも、情報を知っていることと、面接でその情報を使って答えられることは、まったく別の能力です。数字を覚えただけの状態では、深掘りの一言で止まってしまいます。

当研究会では「答えられる形」まで仕上げるためのテキストとして、由布市消防本部専用の面接想定問答集をご用意しています。由布市消防本部の採用面接で問われる可能性がある約60問の質問について、「元公務員監修の回答例」「質問の意図」「回答のコツ」「想定される深掘り」などを収録しています。

由布市消防本部の想定問答集を見る

第2部|面接対策編

由布市消防本部の面接の概要

ここからは、由布市消防本部の面接の形式と流れ、質問の全体像、合否を分ける質問への備え方を、公式資料と当研究会の分析に基づいて整理していきます。

由布市消防本部の面接の流れ

消防吏員の採用は、由布市職員採用試験の消防士(Ⅲ種)区分として行われます。第一次は総合適性検査、第二次は作文・集団討論・集団面接・体力測定、第三次は個人面接という3段階の試験です。

項目内容(令和8年度・消防士〈Ⅲ種〉区分)
第一次試験総合適性検査(SCOA)。受験者が選択するテストセンターで受験(由布市会場での実施はなし)
第二次試験作文(論文)・集団討論・集団面接・体力測定
第三次試験個人面接
面接の種類集団討論・集団面接(第二次)と個人面接(第三次)をいずれも実施
採用区分学歴区分ではなく年齢区分。一般枠・有資格枠に加え、中高一貫教育枠(連携型高等学校長の推薦が必要)を設置

注目してほしいのは、集団討論・集団面接・個人面接のすべてが課されるという構成です。受験案内が公表する過去3年間の消防士(一般枠)の実施状況を見ると、令和5年は受験者53名に対し採用1名、令和6年は32名に対し2名、令和7年は45名に対し1名でした。

令和7年は受験者数に対して採用が1名にとどまり、限られた枠を複数回の人物試験で見極める試験だとわかります。

上記の試験構成は、由布市が公表する令和8年度の職員採用試験案内(消防士Ⅲ種区分)にもとづくものです(出典:由布市職員採用試験案内|令和8年度)。配点や満点についての公表はなく、当研究会の調査でも確認できていません。試験の構成は年度によって変わることがありますので、受験の際は必ず最新の受験案内でご確認ください。

由布市消防本部が求める人材

由布市は、消防士区分の「求める人材像」を項目立てて公表してはいません(2026年9月時点・当研究会調べ)。代わりに見ておきたいのが、吏員74人・庁舎3か所という本部の規模です。

由布市消防本部のように本部・消防署と2つの出張所が近い距離で連携する組織では、経験を重ねるほど消火・救急・予防・総務といった幅広い職務に関わりやすい構造になりやすいといわれます。

3か所の庁舎と山岳救助訓練を含む幅広い業務にどの持ち場でも対応する柔軟性が評価されやすいのは、こうした構造上の理由からだと考えられます。集団討論・集団面接・個人面接という3段階の人物試験があることも踏まえ、どの場面でも一貫した自分を語れるようにしておきましょう。

想定される質問

面接で聞かれることは7つのカテゴリーに分かれる

当研究会では、全国の自治体・官公庁の面接想定問答を分析し、聞かれる質問を7つのカテゴリーに体系化しています。由布市消防本部の面接も、この見取り図の上で準備すれば、基本的な抜け漏れは防げます。

カテゴリー代表質問ここで見られていること
① 導入・アイスブレイク試験会場までは、どうやって来ましたか?緊張をほぐす何気ない雑談に、素の受け答えと会話の自然さが表れます
② 動機・志望なぜ由布市消防本部を志望するのですか?消防官という仕事と由布市を、自分の言葉で選べているか
③ 自己理解あなたの短所(弱み)は何ですか?自分を客観視できているか。弱みへの向き合い方に人柄が出ます
④ 経験・行動集団で何かに取り組んだ経験と、その中で自分が果たした役割を教えてください集団討論・集団面接に備え、集団の中での立ち振る舞いを具体的に語れるか
⑤ 学業・経歴これまでの学業や仕事で力を入れたことを教えてください取り組みの姿勢。自分の経験を順序立てて説明できるか
⑥ 適性・将来由布岳のような山岳地帯での救助活動について、どう考えますか?山あいの地形を抱える管内特有の業務への理解と心構え
⑦ 公共性・社会性消防官(公務員)に最も必要な資質は何だと思いますか?仕事の公共性への理解と、社会の出来事への当事者意識

7つの枠組みは基本的な準備の見取り図として役立ちますが、④のように集団討論・集団面接を意識した質問、⑥のように由布市ならではの地形を意識した質問も想定しておく必要があります。ここから先、由布市を受ける理由まで踏み込めるかどうかは、次の固有質問で決まります。

合否を分けるのは由布市消防本部に固有の質問

「警察官や自衛官という道もある中で、消防官を選んだ理由を教えてください」
「由布市消防本部を選んだ理由を、管内や地域への思いも含めて教えてください」

1問目が測っているのは他の公安職と並べたうえでの職業理解、2問目が測っているのは由布市という管内への理解の深さです。

温泉地としての由布院温泉と大分市のベッドタウンという二面性まで踏まえて答えられるかどうかで、他の受験者との差がつきやすくなります。面接で使いやすい「由布市消防本部の事実」を絞り、答え方とセットで整理しました。

質問テーマ知っておきたい由布市消防本部の事実答え方のヒント
想定される災害(地震)中央構造線断層帯による地震で由布市など最大震度7が想定されている(第1部3章)数字だけで終えず、平成28年に実際に震度6弱を観測した実績まで触れると理解の深さが伝わる
由布岳・伽藍岳の山岳救助別府市消防本部との合同山岳救助訓練を毎年度継続している(第1部5章)隣接本部との協力体制に触れたうえで、山岳地帯での勤務への心構えを語れると印象に残る
救急需要と管内人口令和6年中の出動2,165件のうち救急が2,090件を占める(第1部2章)件数の偏りに触れたうえで、観光地とベッドタウンという2つの性格と結び付けて説明できるようにしておく
広域体制(おおいた消防指令センター)令和2年の合意から令和6年10月の本運用まで段階を踏んで指令体制に参画してきた(第1部5章)参画までの経緯を正しく説明できると、組織理解の正確さが伝わる

使い方のコツは、4つ全部を覚えることではありません。自分の志望分野に近いテーマを1〜2つ選び、〈事実 → 自分の問題意識 → 消防吏員としてやりたいこと〉という一続きの話に編んでおくことです。

想定される評価の観点

由布市が公表しているのは3段階の試験の種目までで、配点や求める人材の文言には触れられていません。そこで、多くの面接で採用されているコンピテンシー評価の視点から、観点を整理します。

評価の観点面接でどう確かめられるか準備のポイント
集団の中での役割の果たし方集団討論・集団面接で、周囲の意見を聞きながら自分の考えをどう伝えるか部活動やアルバイトで、集団の中で自分が担った役割を具体的に語れるようにしておく
慣れない持ち場でも自分から学んで動く姿勢経験したことのない業務や環境に置かれたとき、どのように対応してきたか経験のない役割を任された場面と、その時どう工夫したかを具体的に語れるようにしておく
山あいの地形への理解と体力面の備え由布岳などの山岳地帯での活動を見据えた体力・生活習慣への意識体力測定に向けた準備状況と、山岳救助への関心を結び付けて話せるようにする

なお、公務員の個人面接では、ひとつの話題に対して「そのとき、あなたは具体的に何をしたのですか」と2回、3回と深掘りされることが多いです。自分の言葉で細部まで語れる実体験に根ざした答えを事前に用意しておきましょう。

本番までの準備6ステップ

ここまでの内容を、準備の手順に落とし込みます。

  1. 令和8年度の受験案内を読み、総合適性検査・作文・集団討論・集団面接・体力測定・個人面接という3段階の全体像と、自分が該当する採用枠(一般枠・有資格枠・中高一貫教育枠)を確認する
  2. これまでの経験を棚卸しする。学業やアルバイト、地域活動などから、集団の中で自分が果たした役割を1つずつ用意する
  3. 7カテゴリーの代表質問に、それぞれ一言メモで答えを作る
  4. 組織研究のインプットをする。この記事の前半部分を読み返し、由布市消防本部の管轄や広域体制について、自分の言葉で説明できるようにする
  5. 固有質問の材料を対応表から集め、〈事実 → 自分の問題意識 → やりたいこと〉の一続きの話に編む
  6. 実際に口に出してリハーサルし、集団討論の場面も想定して練習する。体力測定に向けた準備も並行して進める

優先順位に注意

ステップ4〜5の組織研究は、あくまで他の受験生と差をつけるための工程です。時間がない場合は、ステップ2の経験の棚卸しと、その経験を消防の仕事へどうつなぐかという自己分析を優先してください。自分のことを語れない状態で由布市の知識だけを増やしても、面接の評価にはつながりません。

なお、面接対策を独学かつ最短ルートで仕上げたい場合は、由布市消防本部専用の面接想定問答集を使う選択肢もあります。

由布市消防本部の採用面接で出題が想定される質問について、1問ごとに回答例・質問の意図・NG回答までをわかりやすく解説しているので、面接での受け答えをより具体的にイメージできるようになります。集団討論・集団面接・個人面接と3つの場面がある試験だからこそ、それぞれに合わせた準備が差になります。

由布市消防本部の想定問答集を見る

さいごに

由布市消防本部は、由布院温泉を擁する観光地と大分市のベッドタウンという二面性を持つ管内を、吏員74人という体制で支えている組織です。中央構造線断層帯による最大震度7の想定と平成28年の実際の震度6弱、令和2年7月豪雨での捜索活動という実績を経験しながら、由布岳・伽藍岳の山岳救助訓練を別府市消防本部と重ねてきました。

集団討論・集団面接・個人面接という3つの場面を経る試験だからこそ、この本部の広がりと課題を自分の言葉で説明できるように、準備を重ねていきましょう。