本記事では、杵築市職員採用試験の面接対策で必要な、杵築市の特徴・基礎データ・行政課題・重点政策・面接の流れ・想定される質問・評価の観点について、わかりやすくまとめています。

杵築市の面接試験では、「なぜ杵築市を志望したのか」「市職員として何に取り組みたいのか」「自分の強みや経験を市政でどう活かしたいか」といった、自治体への理解を前提とする質問が想定されます。杵築市は令和8年度(秋)試験で第1次から第3次までの各試験種目の配点が受験案内に明記されており、面接系の得点がどこに重く配分されているかを数字で確認できます。

しかも合格者の決定は段階リセット方式で、最終合格は第3次試験の個人面接だけで決まります。

本記事の掲載内容を参考に、自分の強みや関心と杵築市政の接点を考え、面接での回答作りにしっかりと役立ててください。

第1部|自治体研究編

杵築市の特徴

本格的な面接対策をはじめる前に、まずは杵築市の全体像を把握しておきましょう。(時間のない方はここだけでもチェック)

  • 南北の高台に武家屋敷、谷あいに商人の町が挟まれる「サンドイッチ型城下町」を持つ市。北台南台地区は平成29年11月28日、重要伝統的建造物群保存地区に選定された(約16.1ha)。(出典:北台南台重要伝統的建造物群保存地区(杵築市))
  • 国東半島の南部に位置し、豊後高田市、宇佐市、速見郡日出町、国東市と接する。面積は280.08km²。
  • 市の花はエビネ、市の木は豊後梅である。
  • 南海トラフ巨大地震の新想定(内閣府・令和7年3月公表)では、杵築市の最大津波高は6mとされている。城下町の景観保存と、沿岸部の防災は、同時に考える必要のあるテーマです。
  • 高齢化率39.8%、75歳以上人口は総人口の23.5%を占める(令和8年1月1日現在の住民基本台帳)。
  • 職員採用試験は第1次から第3次までの試験種目・配点が受験案内に明記されており、面接系の配点が大きな比重を占める。合格者の決定は段階リセット方式で、最終合格は第3次試験の個人面接100点のみで決まる。

杵築市の基礎データ

面接に向けた自治体研究では、厳密な統計値等を大量に暗記する必要はありませんが、「杵築市の大体のスケール感」を知っておくことは重要です。

杵築市について当研究会が裏づけを取れたのは、人口と面積、そして年齢構成のあたりです。順に見ていきます。

項目内容
総人口25,771人(住民基本台帳・令和8年1月1日現在)
65歳以上人口10,248人(高齢化率39.8%)
75歳以上人口6,065人(総人口の23.5%)
総面積280.08km²
人口密度約92人/km²(上記の総人口と総面積から算出)
隣接自治体豊後高田市、宇佐市、速見郡日出町、国東市
市の花・木エビネ・豊後梅

総人口・65歳以上人口・高齢化率・75歳以上人口・75歳以上率は、総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」令和8年1月1日現在によります。面積・隣接自治体・市の花木は市公表資料等によります。大分県の値には国勢調査を基準としたものが混じりますが、調査の枠組みが違うため、本記事で県と並べる数字は住民基本台帳の系列に統一しています。(出典:住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(総務省))

数字から考えられる市政課題

同じ住民基本台帳の基準でみると、大分県全体の高齢化率は34.2%、75歳以上率は20.1%です。杵築市の39.8%は県全体を5.6ポイント上回り、75歳以上率も3.4ポイント高い水準にあります。

城下町という歴史的な景観を持つ一方で、住民の暮らしを支える行政サービスの比重は着実に高まっている状況です。

面積280.08km²に対して人口密度は約92人/km²で、中心部の城下町と、周辺の農山漁村部が併存する土地利用の姿がうかがえます。国東半島の南部という立地は、豊後高田市・宇佐市・国東市という個性の異なる隣接市に囲まれた位置でもあります。

「杵築市は高齢化率が39.8%で、大分県全体の34.2%を5.6ポイント上回っています。サンドイッチ型城下町という歴史的な景観を守りながら、そこに暮らす方々の生活も支えていく必要があると考えていて、両方に目を配れる職員になりたいです」

杵築市の経済・産業

サンドイッチ型城下町という独自の観光資源

市内総生産のように杵築市だけを切り出した経済指標は、当研究会の調査では公表資料に行き当たりませんでした。ここから先は、確認が取れた資産をもとに市の経済の姿を描いていきます。

最大の資産は南北の高台に武家屋敷、谷あいに商人の町が挟まれる「サンドイッチ型城下町」という全国でも珍しい町の構造です。北台南台地区は平成29年11月28日に重要伝統的建造物群保存地区に選定され、江戸期からの町割りが今も残っています。(出典:北台南台重要伝統的建造物群保存地区(杵築市))

大分県は「日本一のおんせん県おおいた」を掲げて観光振興に取り組んでおり、令和6年の県内宿泊客数は国内・外国人のどちらも統計開始以降で最も多い水準に達しました。城下町の景観という独自資源を持つ杵築市は、こうした県全体の観光の流れの中でも、歴史文化を軸にした立ち位置を確立できる条件を持っていると当研究会ではみています。(出典:大分県観光統計調査 結果の概要|令和6年)

経済について問われたときは、売上や生産額の話に寄せるより、サンドイッチ型城下町という目に見える資産を起点に話したほうが、聞き手にも像が伝わります。

杵築市の主な行政課題

ここまでの数字と資産を踏まえると、杵築市が向き合っている課題が見えてきます。面接で「市の課題」を聞かれたときの引き出しとして、次の3つを押さえておきましょう。

高齢化への対応

高齢化率39.8%、75歳以上率23.5%という水準は、高齢者の生活を直接支える介護・医療・移動の支援が、市の仕事の中で大きな位置を占めることを示しています。城下町の坂道や石畳といった歴史的な町並みは、高齢者や車椅子利用者の移動にとって負担になりうる面もあり、景観保存とバリアフリー化の両立が問われる場面もあります。

津波想定と歴史的町並みの防災

南海トラフ巨大地震について内閣府が令和7年3月に示した新想定では、杵築市の最大津波高が6mと見積もられています。城下町を含む中心部が海に近い地形であるだけに、歴史的な建造物の保全と、住民の避難経路の確保をどちらも成り立たせる備えが求められます。(出典:南海トラフ巨大地震の新想定(内閣府)|令和7年3月)

歴史的景観の保存と担い手の確保

重要伝統的建造物群保存地区に選定された北台南台地区の街並みは、維持するだけでも継続的な費用と技術の継承が欠かせません。人口減少・高齢化が進む中で、景観を支える職人や事業者をどう確保していくかは、観光振興と表裏一体の課題です。

武家屋敷と商人の町が高台と谷あいに分かれて残るという構造上、修理・修景の方法も一様ではなく、地区ごとの事情に応じた対応が必要になります。

杵築市の重点政策|城下町の景観を守り活かす

杵築市がどの計画にもとづいて市政を運営しているのかは、名称も策定年も、今回の調査では公表資料までたどり着けませんでした。市公式サイトに最新版が掲載されていますので、志望される方はそちらでお確かめください。

以下は、裏づけの取れた事実だけを材料に、市がどこへ力を注いでいるかを読み解いたものです。

杵築市の手元にある資産のうち、重要伝統的建造物群保存地区に選定された北台南台地区は、江戸期からの町割りがそのまま残る観光・文化資源です。南北の高台に武家屋敷、谷あいに商人の町が挟まれるという構造を保ちつつ、そこに暮らす住民の生活も成り立たせるという、方向の違う二つの要請に同時に応える取組が求められています。

もう一つの力点は、南海トラフ巨大地震への備えです。最大津波高6mという想定がある中で、歴史的な建造物が集まる中心部の防災対策は、他の分野にも増して丁寧な検討が必要です。景観保存と防災という、一見すると相反しかねない二つの取組をどう両立させるかが、杵築市の市政運営を語るときの軸になります。

木造の伝統的建造物が密集する地区での防災は、耐震化や消火設備の整備方法一つをとっても、一般的な市街地とは異なる配慮が求められる分野です。

POINT|資産の名前を覚えることが目的ではない

サンドイッチ型城下町という名称を暗記することが自治体研究の目的ではありません。関心のある分野を一つ選び、「①杵築市の条件(歴史的景観・高齢化・沿岸部の防災)のうち、自分の関心はどれに触れるか→②その現場でいま何が起きているか→③市が自分の判断で動かせる範囲はどこまでか→④その中で自分は何を担いたいか」の順で考えてみましょう。

悪い例「杵築市の歴史的な町並みを守る仕事がしたいです」

改善例「サンドイッチ型城下町の景観を守りながら、そこに暮らす方々の生活の負担を減らす取組の両方に携わりたいです」

あわせて確認したい公式資料

資料の量にとらわれず、志望動機につながるものを選んで、要点を自分の言葉で説明できるように準備しておきましょう。

  • 杵築市職員採用試験の最新の受験案内(志望する区分のもの)と、市役所の職員採用情報のページ
  • 杵築市の総合計画等、市政運営の基本方針に関する公式サイトの最新の掲載資料
  • 北台南台重要伝統的建造物群保存地区に関する市の公式ページ

なお、情報を知っていることと、面接でその情報を使って答えられることは、まったく別の能力です。町名や地区名を覚えただけの状態では、深掘りの一言で止まってしまいます。

当研究会では「答えられる形」まで仕上げるためのテキストとして、杵築市役所専用の面接想定問答集をご用意しています。杵築市の採用面接で問われる可能性がある質問について、「元公務員監修の回答例」「質問の意図」「回答のコツ」「想定される深掘り」などを収録しています。

杵築市役所の想定問答集を見る

第2部|面接対策編

杵築市役所の面接の概要

ここからは、杵築市役所の面接の形式と流れ、質問の全体像、合否を分ける質問への備え方を、公式資料と当研究会の分析にもとづいて整理していきます。

杵築市役所の面接の流れ

杵築市の令和8年度(秋)試験は、3段階の試験それぞれについて、種目ごとの配点が受験案内に明記されています。一般事務は第1次200点・第2次200点・第3次100点で、全試験種目の配点を足し合わせると500点。そのうち面接系の3種目(集団面接・集団討論・個人面接)が300点、全体の6割を占めます。

ただし杵築市の合否は後述の段階リセット方式で決まるため、この500点は通算得点ではありません。市が各種目にどれだけの重みを置いているかを示す数字として読んでください。

項目内容(令和8年度・秋・一般事務)
試験の段階第1次試験→第2次試験→第3次試験の3段階
第1次試験教養試験100点+論述試験(課題解決力試験)100点で合計200点。適性試験(性格検査)は配点が「-」で点数化されません
第2次試験集団面接100点+集団討論100点で合計200点
第3次試験個人面接100点
合否の決め方段階リセット方式。各段階の合格者はその段階の得点のみで決まり、前段階の成績は反映されません。最終合格は第3次個人面接100点のみで決まります
土木技師・建築技師の場合第1次は論述試験100点のみ(教養試験の実施なし)。第2次・第3次は一般事務と同じ配点で、全種目の配点合計は400点になります
提出書類面接カードに相当する様式の定めはなく、提出物は電子申請での入力事項と、最終合格後の職務証明書等です

この試験でとくに注目したいのは、面接系3種目(集団面接・集団討論・個人面接)の配点合計が300点で、一般事務では配点全体の6割を占めるという点です。教養試験・論述試験を含む筆記の合計200点よりも、面接だけに割り当てられた点数のほうが大きいという設計は、杵築市が人物を重視していることを数字で裏付けています。

土木技師・建築技師では第1次に教養試験がなく配点の合計が400点になりますから、面接系300点の比重は7割を超えます。しかも最終合格は第3次の個人面接100点だけで決まるため、そこに至るまでの集団面接・集団討論の成績は最終合格の判定には持ち越されません。

上記は、杵築市の令和8年度(秋)職員採用試験の受験案内にもとづく内容です。試験の構成・区分・配点等は、年度や受験区分によって異なる可能性があります。受験の際は、必ずご自身の区分の最新の試験情報をご確認ください。(出典:杵築市職員採用試験 実施要項|令和8年度(秋))

杵築市役所が求める人物像

杵築市の令和8年度(秋)実施要項と市公式の採用試験ページを確認しましたが、「求める人物像」という定型の言い回しは掲載されていません。読み取れるのは、段階リセット方式のもとで面接系に配点の6割以上を割り当てた、配点表そのものの姿です。

定型文言がない分、一般論を補って評価の観点を考えます。市役所の採用面接で広く使われているのがコンピテンシー評価(過去の行動事実を根拠に、今後の職務でのふるまいを推測する考え方)です。

杵築市のように面接系の配点比率が突出して高い試験では、筆記の出来にかかわらず、面接での受け答え自体が合否を分けると当研究会ではみています。

加えて、歴史的な景観の保存と住民の暮らしという、向きの違う二つの視点を両立させる姿勢は、集団討論の場でこそ表れやすいものだと当研究会は考えています。

想定される質問

面接で聞かれることは7つのカテゴリーに分かれる

当研究会では、全国の自治体・官公庁の面接想定問答を分析し、聞かれる質問を7つのカテゴリーに体系化しています。杵築市の面接も、この見取り図の上で準備すれば、基本的な抜け漏れは防げます。

カテゴリー代表質問ここで見られていること
① 導入・アイスブレイク今日はここまでどのように来られましたか?緊張した状態でも自然に受け答えができるか
② 動機・志望なぜ杵築市の職員を志望したのですか?この土地を選んだ理由が、自分の言葉になっているか
③ 自己理解あなたの短所は何ですか?自分を客観視できているか、短所との付き合い方まで話せるか
④ 経験・行動集団で話し合って何かを決めた経験を教えてください集団討論にもつながる、話し合いの中での自分の役割
⑤ 学業・経歴大学(学校)で力を入れた活動を教えてください活動の具体像と、そこで培ったものの仕事への活かし方
⑥ 適性・将来入庁後、どんな仕事に取り組みたいですか?市の業務のどこに関心があるか、その解像度
⑦ 公共性・社会性最近気になったニュースは何ですか?社会の動きへの関心と、自分の考えを一言で述べられるか

この7カテゴリーの骨組みは、杵築市に限らずどの自治体でも共通しています。骨組みの部分だけでは差がつきにくいため、合否を分けるのは次に見る杵築市固有の質問です。

合否を分けるのは「杵築市役所ならでは」の質問

「なぜ大分県庁ではなく、杵築市役所なのですか?」
「杵築市の魅力と課題を、それぞれ挙げてください」

杵築市は面接系の配点が全体の6割以上を占め、しかも最終合格が第3次の個人面接だけで決まる試験ですから、筆記で高得点を取っても、この2問への答えが浅ければ差を埋められません。当研究会では、杵築市の事実のうち面接で使いやすいものに絞り、答え方とセットで整理しました。

質問テーマ知っておきたい杵築市の事実答え方のヒント
なぜ県庁ではなく市役所か杵築市は面接系の配点が全体の6割以上を占める人物重視の選考を行っており、住民の暮らしに近い距離で仕事をする基礎自治体である県と市とでは住民との距離が違います。杵築市を選んだ理由を、その距離の近さと結び付けて話します
市の魅力南北の高台に武家屋敷、谷あいに商人の町が挟まれるサンドイッチ型城下町。北台南台地区は重要伝統的建造物群保存地区珍しい町割りを説明するだけで終わらせず、それを保存と観光にどう活かしたいかまで踏み込みます
市の課題高齢化率39.8%(県平均を5.6ポイント上回る)、75歳以上率23.5%(同3.4ポイント上回る)比率の高さを伝えるだけでなく、坂道の多い城下町での暮らしをどう支えたいかを添えます
防災南海トラフ巨大地震の新想定で、杵築市の最大津波高は6m歴史的な建造物の保全と住民の避難、両方への配慮を示します
採用後の暮らし実施要項には、採用後は杵築市に居住することを原則とすると明記されている住む場所について問われても迷わないよう、この土地で生活していく見通しまで含めて答えを用意しておきます

使い方のコツは、5つ全部を覚えることではありません。自分の志望分野に近いテーマを1〜2つ選び、「事実 → 自分の問題意識 → 市職員としてやりたいこと」という一続きの話に編んでおくことです。

想定される評価の観点

杵築市の受験案内にも定型の人物像は示されていないため、一般的な視点で評価の観点を整理します。市役所の採用面接の基本にあるコンピテンシー評価という考え方は、答え方の上手さよりも話した経験を職場でも同じように繰り返せるかどうかを見ます。

評価の観点面接でどう確かめられるか準備のポイント
集団の中での協調性集団面接・集団討論で、他の受験者の意見を聞きながら自分の考えを示せるか部活動やグループワークで、意見が割れた場面をどうまとめたかを振り返る
一貫した人物像集団面接・集団討論を経たうえで、個人面接でも同じ軸で話せるか軸になる経験を一つ決め、どの試験種目でもその話に立ち返れるようにする
杵築に根を下ろす覚悟「なぜ杵築市か」を、城下町の景観や高齢化という条件まで踏まえて語れるか城下町の暮らしと自分の関心が交わる一点を、ひとことで言えるよう詰めておく

なお、公務員の個人面接では、ひとつの話題に対して「そのとき、あなたは具体的に何をしたのですか」と2回、3回と深掘りされることが多いです。杵築市は面接系だけで3種目ありますから、掘り下げの回数もそれだけ増えます。

自分の言葉で細部まで語れる実体験に根ざした答えを事前に用意しておきましょう。

本番までの準備6ステップ

ここまでの内容を、杵築市の面接に向けた準備の具体的な手順に落とし込みます。

  1. 志望する区分の実施要項を読み、教養試験の有無や配点の違いを確認する(一般事務と土木技師・建築技師では第1次の科目が異なるため、自分の区分を取り違えないよう注意する)
  2. 高校・大学生活の経験を棚卸しする。学業・課外活動・アルバイトから、話せる具体例を1つずつ用意する
  3. 7カテゴリーの代表質問に、それぞれ一言メモで答えを作る
  4. 自治体研究のインプットをする。この記事の前半部分を読み返し、志望分野に近い事実を2〜3個、自分の言葉で説明できるようにする
  5. 固有質問の材料を対応表から集め、「事実 → 自分の問題意識 → やりたいこと」の一続きの話に編む
  6. 集団面接・集団討論・個人面接のそれぞれについて声に出して練習し、面接系の配点が全体の6割以上を占めることを踏まえて、筆記対策より面接の練習に多くの時間を割く

優先順位に注意

ステップ4〜5の自治体研究は、あくまで他の受験生と差をつけるための工程です。時間がない場合は、ステップ2の経験の棚卸しと、その経験を市の仕事へどうつなぐかという自己分析を優先してください。自分のことを語れない状態で市の知識だけを増やしても、面接の評価にはつながりません。

なお、面接対策を独学かつ最短ルートで仕上げたい場合は、杵築市役所専用の面接想定問答集を使う選択肢もあります。

杵築市の採用面接で出題が想定される質問について、1問ごとに回答例・質問の意図・回答のコツまでをわかりやすく解説しているので、面接での受け答えをより具体的にイメージできるようになります。面接系の配点比率が高い試験だからこそ、時間をかけて準備したい方は必要に応じてご活用ください。

杵築市役所の想定問答集を見る

さいごに

杵築市の令和8年度(秋)試験は、一般事務なら配点の合計500点のうち面接系だけで300点、実に6割を占めます。しかも最終合格を決めるのは第3次の個人面接だけです。

サンドイッチ型城下町という全国でも珍しい景観を守りながら、そこに暮らす住民の生活も支えるという二面性を持つ杵築市だからこそ、面接では歴史的景観の紹介にとどまらない、暮らしに根ざした視点も欠かせません。筆記対策に偏らず、面接そのものへの準備に多くの時間を割いたうえで、この記事の内容をしっかりと役立ててください。