豊後大野市消防本部を受験する方に向けて、面接で問われる前提となる組織研究の材料(本部の特徴・基礎データ・管轄地域の特性・消防課題・重点方針)と、面接本番の流れ・想定される質問・評価の観点を、1ページに整理しました。

豊後大野市消防本部の面接試験では、「なぜ豊後大野市消防本部を志望したのか」「消防官として何に取り組みたいのか」「自分の強みや経験を消防の仕事でどう活かしたいか」といった、組織への理解を前提とする質問が想定されます。1市1消防本部としての歩みや管内の広がりを知っておくことで、どの消防本部にも当てはまる一般論を避け、豊後大野市消防本部に固有の事情を踏まえた説得力のある説明がしやすくなります。

本記事の掲載内容を参考に、自分の強みや関心と豊後大野市消防本部の仕事の接点を考え、面接での回答作りに役立ててください。

第1部|組織研究編

豊後大野市消防本部の特徴

本格的な面接対策をはじめる前に、まずは豊後大野市消防本部の全体像を把握しておきましょう。(時間のない方はここだけでもチェック)

  • 豊後大野市消防本部は豊後大野市のみを管轄する単独設置の消防本部であり、平成19年4月1日に「1市1消防本部体制が確立」している。
  • 沿革をたどると、昭和45年の大野郡東部消防組合設立から昭和47年の竹田直入大野西部消防組合設立を経て、平成17年3月31日に豊後大野市消防本部が誕生している。複数の組合が段階を踏んで1つの本部へまとまってきた歴史を持つ。
  • 消防吏員(消防士などの階級を持つ職員)は85人(うち女性5人)が在籍している(令和7年4月1日現在)。
  • 本署にあたる消防本部・消防署のほか、東分署(平成27年3月31日開庁)・南分署(令和5年7月1日開庁)・西分署の3つの分署を配置し、管内を分担している。
  • 令和6年中の出動件数は総務省消防庁の公表データで火災43件・救急2,235件・救助25件、市が公表する令和7年の集計(12月31日時点の累計)では火災56件・救急2,343件・救助43件・警戒145件となっている。
  • 職員採用試験は豊後大野市が単独で実施しており、令和8年度前期の消防士採用予定数は2人である。

豊後大野市消防本部の基礎データ

面接に向けた組織研究では、厳密な統計値等を大量に暗記する必要はありませんが、「豊後大野市消防本部の大体のスケール感」を知っておくことは重要です。

本署と3分署という署所の置き方、85人という職員体制、そして2つの資料が示す出動件数まで、豊後大野市消防本部の規模と体制を語るための材料を、次の表にまとめます。

項目内容
設置形態単独設置(構成1団体:豊後大野市)
管内人口31,193人(高齢化率45.8%・75歳以上率28.3%。住民基本台帳に基づく人口・令和8年1月1日現在)
署所消防本部・消防署(本署)に加え、東分署・南分署・西分署の3分署
消防吏員数85人(うち女性5人)※令和7年4月1日現在
出動件数(令和6年中)火災43件・救急2,235件・救助25件
出動件数(令和7年)火災56件・救急2,343件(搬送人員2,150人)・救助43件・警戒145件
所在地〒879-7125 大分県豊後大野市三重町内田2827番地1

消防吏員数と「出動件数(令和6年中)」は総務省消防庁が公表する全国消防本部のデータ(出典:豊後大野市消防本部|総務省消防庁が公表する全国消防本部のデータ。吏員数は令和7年4月1日現在、出動件数は令和6年中の値)、「出動件数(令和7年)」は豊後大野市公式が公表する集計値(出典:令和7年の出動状況|豊後大野市)によります。集計の時点や範囲が異なる2つの資料ですので、増減として比較するのではなく、本部の規模と仕事量をつかむ目安としてお使いください。管内人口は総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」令和8年1月1日現在によります。

数字から考えられる豊後大野市消防の課題

表を見てまず気づくのは、火災と救急の件数差です。令和6年中の火災43件に対し、救急は2,235件と件数のほとんどを救急が占めています。令和7年の市公式集計では搬送人員が2,150人に達しました。

高齢化率45.8%という管内の年齢構成は、この救急需要の高さと切り離して考えられません。

「豊後大野市消防本部では、令和7年の救急出動が2,300件を超え、搬送人員も2,000人を超えたと聞きました。高齢化率も5割近いということですので、救急への対応力が今後さらに重要になる仕事なのではと感じています」

管轄地域の特性と災害リスク

管轄地域の全体像

  • 豊後大野市は本署のほか3分署を管内各所に配置し、消防吏員85人で管轄全域をカバーしている(前章参照)。
  • 市内にはおおいた豊後大野ジオパークが広がり、約9万年前の阿蘇の大火砕流がつくった地形が特徴で、原尻の滝(幅120m・高さ20m)が代表的なジオサイトとなっている(2013年9月24日認定)。

つまり豊後大野市消防本部は、阿蘇の大規模な火山活動がつくった広い地形を、本署と3分署の体制で分担する単独消防本部だと整理できます。複数の消防組合が段階を経て1つの本部にまとまってきた沿革を踏まえると、管内を分担する分署の役割はいっそう重みを持って理解できます。

大規模災害への備え|南海トラフ地震

大分県の被害想定では、南海トラフの巨大地震により大分市・佐伯市・臼杵市・津久見市・豊後大野市などで最大震度6強、建物の全壊・焼失は最大29,704棟(冬18時)に達するとされています(出典:大分県地震被害想定調査|平成31年3月)。県内の広い範囲が同時に大きな揺れに見舞われる想定である以上、豊後大野市消防本部にとっても、単独の本部だけで抱え込まない広域の応援体制が欠かせません。

豊後大野市の主な消防課題

ここまでの数字と地域の姿を踏まえると、豊後大野市消防本部が今向き合っている課題が見えてきます。面接で「消防の課題」を聞かれたときの引き出しとして、次の4つを押さえておきましょう。

救急需要への対応

令和7年に救急出動2,343件・搬送人員2,150人という数字が並んだ背景には、全国的な救急需要の伸びがあります。国の集計では、令和6年中の救急出動が771万8,380件に達し、昭和38年に統計をとりはじめて以来で最も多くなりました(出典:令和7年版 救急・救助の現況)。

高齢化率45.8%という管内の年齢構成を踏まえると、85人という人員でこの需要にどう対応し続けるかが課題であり続けます。

大規模災害への備え

前章で見たとおり、南海トラフの巨大地震では豊後大野市を含む県内の広い範囲で最大震度6強が想定されています(平成31年3月・大分県地震被害想定調査)。豊後大野市は、大分県内14消防局・本部の119番通報を大分市が一元的に受信する「おおいた消防指令センター」の体制について、「市民の皆さんの生命、財産を守るために、本市においても『おおいた消防指令センターの業務を支援してまいります』」としています。

大規模災害時には、こうした広域の指令体制のもとで応援を受けたり応援に出たりする動きが想定されます。

分署体制の維持

豊後大野市消防本部は、本署に加えて東分署(平成27年開庁)・南分署(令和5年開庁)・西分署という3つの分署で管内を分担しています。

合併を重ねて1つの本部にまとまった経緯を持つ広い管轄を、限られた人員でどう分担し続けるかは、この本部にとって恒常的なテーマです。3つの分署に人員を配置し続けるためには、日々の採用と人材育成の積み重ねが欠かせません。

人材確保と女性吏員の活躍

豊後大野市消防本部の消防吏員85人のうち、女性は5人です(令和7年4月1日現在)。全国の消防吏員に占める女性の割合は約3.8%(168,230人中6,386人・令和7年4月1日現在)で、国は「令和8年度当初までに5%」という目標を掲げています(出典:女性消防吏員の活躍推進|総務省消防庁)。

豊後大野市消防本部の女性比率はこの全国平均を上回る水準にあり、多様な人材が活躍できる体制づくりは、これから入る受験者自身にも関わるテーマです。

重点方針|広域指令の支援と1市1消防本部体制の歩み

豊後大野市消防本部の名義で公表された運営方針や重点計画は、確認できていません(2026年9月時点・当研究会調べ)。方針の代わりに読み込む価値があるのが、複数の消防組合が段階的に統合されてきた沿革と、大分市が一元運用する広域指令体制に対する市自身の姿勢です。

1市1消防本部体制が確立するまで

豊後大野市消防本部の沿革は、昭和45年の大野郡東部消防組合設立、昭和47年の竹田直入大野西部消防組合設立、昭和48年の大野町加入という組合の時代を経て、平成17年3月31日の豊後大野市消防本部誕生、平成19年4月1日の「1市1消防本部体制」の確立へと進んできました(出典:消防本部の概要|豊後大野市消防本部)。

平成24年の新庁舎開庁、平成27年の東分署開庁、令和5年の南分署開庁と、その後も体制の整備が続いています。

おおいた消防指令センターへの支援表明

大分県内14の消防局・本部の119番通報は、大分市に設置された「おおいた消防指令センター」で一元的に受信されており、令和6年10月1日から本格運用が始まりました。豊後大野市は「市民の皆さんの生命、財産を守るために、本市においても『おおいた消防指令センターの業務を支援してまいります』」と表明しています。

受信は大分市が担い、出動は豊後大野市消防本部が担うという役割分担のもとで、広域の体制を支える姿勢が読み取れます。

POINT|組織の歩みを自分の言葉で説明できるようにする

豊後大野市消防本部は、複数の消防組合が統合を重ねて今の1つの本部に至った歴史を持ちます。志望動機を語る際は、この歩みと、3つの分署を維持する現在の体制、広域指令への支援という姿勢のいずれかに接続できると、他の受験生と差がつきます。

悪い例「人の役に立つ仕事がしたいので、消防を志望しました」

改善例「豊後大野市消防本部が複数の組合を経て1市1消防本部体制に至ったと知り、地域全体を1つの組織で支える役割の大きさに関心を持ちました。高齢化率が高く救急需要も大きい地域ですので、救急への対応力を身につけて力になりたいと考えています」

あわせて確認したい公式資料

受験資格や手続きを確かめるための資料と、志望動機を組み立てるための材料を、あわせて3点挙げておきます。1点目は申込前に必ず、残る2点は面接前にも読み返しておきましょう。

  • 豊後大野市職員採用試験(前期試験・消防士区分)の実施要領
  • 豊後大野市消防本部の沿革・組織概要(消防本部公式ページ)
  • 総務省消防庁が公表する全国消防本部のデータ(吏員数や出動件数を全国の中で位置づけるため)

ただし、情報を知っていることと、面接でその情報を使って答えられることは、まったく別の能力です。数字を覚えただけの状態では、深掘りの一言で止まってしまいます。

当研究会では「答えられる形」まで仕上げるためのテキストとして、豊後大野市消防本部専用の面接想定問答集をご用意しています。豊後大野市消防本部の採用面接で問われる可能性がある約60問の質問について、「元公務員監修の回答例」「質問の意図」「回答のコツ」「想定される深掘り」などを収録しています。

豊後大野市消防本部の想定問答集を見る

第2部|面接対策編

豊後大野市消防本部の面接の概要

ここからは、豊後大野市消防本部の面接の形式と流れ、質問の全体像、合否を分ける質問への備え方を、公式資料と当研究会の分析に基づいて整理していきます。

豊後大野市消防本部の面接の流れ

消防吏員の採用は、豊後大野市職員採用試験(前期試験)の消防士区分として行われます。第1次はテストセンター方式のSCOA総合適性検査、第2次は作文・個人面接・体力試験という2段階の試験です。

項目内容(令和8年度前期・消防士区分)
第1次試験SCOA総合適性検査(基礎・事務能力検査)。全区分共通でテストセンター方式により実施
第1次合格者への追加検査SCOA総合適性検査の追加検査(web方式のパーソナリティ検査)。「実施がない場合は、第2次試験の受験ができません」
第2次試験作文試験・個人面接(午前)・体力試験(午後)を実施予定
面接の種類個人面接(実施要領に集団討論・集団面接の記載はなし)
結果の開示各試験の順位・総合得点・種目別得点を、最終合格発表の翌日から3か月間、本人に口頭で情報提供

注目してほしいのは、追加検査を受けないと第2次試験に進めないという要件です。第1次試験に合格しただけでは終わりません。

案内をよく読み、必要な検査を漏れなく受けることが、まず最初の関門になります。

上記の試験構成は、豊後大野市が公表する令和8年度前期の職員採用試験実施要領(消防士区分)にもとづくものです。配点の内訳や満点は公表資料に記載がなく、当研究会も確認できていません。試験の構成は年度によって変わることがありますので、受験の際は必ず最新の実施要領でご確認ください。

豊後大野市消防本部が求める人材

豊後大野市は、消防士区分について求める人材像をまとまった形では示していません(2026年9月時点・当研究会調べ)。実施要領の冒頭には「『豊後大野市の魅力を発信したい』、『まちづくりに活躍したい』など、豊後大野市で働くことを希望する多くの方の応募をお待ちしています」という呼びかけがあり、これが人物像に最も近い公表文言です。

もう一つの読み解きどころが、吏員85人を本署と3分署に配置しているという体制です。豊後大野市消防本部のように分署が本署と近い距離で連携する本部では、経験を重ねるほど消火・救急・予防・総務といった幅広い職務に関わりやすい構造になりやすいといわれます。

3つの分署を含む体制でどの持ち場も引き受ける柔軟性が評価されやすいのは、こうした構造上の理由からだと考えられます。

想定される質問

面接で聞かれることは7つのカテゴリーに分かれる

当研究会では、全国の自治体・官公庁の面接想定問答を分析し、聞かれる質問を7つのカテゴリーに体系化しています。豊後大野市消防本部の面接も、この見取り図の上で準備すれば、基本的な抜け漏れは防げます。

カテゴリー代表質問ここで見られていること
① 導入・アイスブレイク試験会場までは、どうやって来ましたか?緊張をほぐす何気ない雑談に、素の受け答えと会話の自然さが表れます
② 動機・志望なぜ豊後大野市消防本部を志望するのですか?消防官という仕事と豊後大野市を、自分の言葉で選べているか
③ 自己理解あなたの短所(弱み)は何ですか?自分を客観視できているか。弱みへの向き合い方に人柄が出ます
④ 経験・行動これまでで最も困難だった経験と、どう乗り越えたかを教えてください過去の行動の事実。壁にぶつかったときの対処が現場の仕事に通じるか
⑤ 学業・経歴これまでの学業や仕事で力を入れたことを教えてください取り組みの姿勢。自分の経験を順序立てて説明できるか
⑥ 適性・将来体力試験に向けて、日ごろどのような準備をしていますか?午後の体力試験まで見据えた生活習慣と自己管理への意識
⑦ 公共性・社会性消防官(公務員)に最も必要な資質は何だと思いますか?仕事の公共性への理解と、社会の出来事への当事者意識

7つの枠組みは基本的な準備の見取り図として役立ちますが、⑥のように第2次試験で体力試験まで課される豊後大野市ならではの質問も想定しておく必要があります。ここから先、豊後大野市を受ける理由まで踏み込めるかどうかは、次の固有質問で決まります。

合否を分けるのは豊後大野市消防本部に固有の質問

「消防官という進路を選んだ理由を、警察官や自衛官という選択肢と比べて聞かせてください」
「豊後大野市消防本部を選んだ理由を、管内や地域への思いも含めて教えてください」

1問目が聞いているのは公安職の中から消防を選んだ理由の具体性、2問目が聞いているのは豊後大野市という管内への理解です。

複数の消防組合を経て1つの本部にまとまってきたという成り立ちまで踏まえて答えられるかどうかで、他の受験者との差がつきやすくなります。面接で使いやすい「豊後大野市消防本部の事実」を絞り、答え方とセットで整理しました。

質問テーマ知っておきたい豊後大野市消防本部の事実答え方のヒント
想定される災害(南海トラフ地震)南海トラフの巨大地震で最大震度6強が想定されている(第1部3章)数字だけで終えず、広域の応援体制のもとで備えていることまで触れると理解の深さが伝わる
1市1消防本部体制の成り立ち複数の消防組合を経て平成19年に1市1消防本部体制が確立した(第1部5章)成り立ちを正確に説明したうえで、今の3分署体制への関心を語れると印象に残る
救急需要と管内人口令和7年の救急出動は2,343件・搬送人員2,150人にのぼる(第1部2章)件数の大きさに触れたうえで、高齢化率の高さと結び付けて説明できるようにしておく
広域体制(おおいた消防指令センター)大分県内14本部の119番受信を大分市が受託し、豊後大野市も業務を支援している(第1部5章)受信と出動の役割分担を正しく説明できると、組織理解の正確さが伝わる

使い方のコツは、4つ全部を覚えることではありません。自分の志望分野に近いテーマを1〜2つ選び、〈事実 → 自分の問題意識 → 消防吏員としてやりたいこと〉という一続きの話に編んでおくことです。

想定される評価の観点

豊後大野市が公表しているのは試験の段階と種目までで、配点の内訳や求める人材の文言は明らかにされていません。そこで、一般的な面接評価の枠組みであるコンピテンシー評価をもとに、観点を組み立てていきます。

評価の観点面接でどう確かめられるか準備のポイント
経験のない業務にも自分から学び直す姿勢初めて担当する持ち場や役割を任されたとき、どのように準備し対応したか学業やアルバイトで、未経験の作業を任された場面と、その時にとった工夫を語れるようにしておく
分署をまたぐ組織で働く協調性限られたメンバーで長い時間を共にした経験や、その中での立ち振る舞い当直や交替勤務のような働き方を意識し、少人数の集団での役割の果たし方を用意しておく
地域の成り立ちへの理解組織の歴史や地域の事情をどこまで調べ、自分の言葉で語れるか複数の組合を経て今の体制に至った沿革を踏まえ、地域への関心を具体的に伝えられるようにする

なお、公務員の個人面接では、ひとつの話題に対して「そのとき、あなたは具体的に何をしたのですか」と2回、3回と深掘りされることが多いです。自分の言葉で細部まで語れる実体験に根ざした答えを事前に用意しておきましょう。

本番までの準備6ステップ

ここまでの内容を、準備の手順に落とし込みます。

  1. 令和8年度前期の実施要領を読み、SCOA総合適性検査・追加検査(web方式)・作文・個人面接・体力試験の全体像と提出書類を確認する
  2. これまでの経験を棚卸しする。学業やアルバイト、地域活動などから、自分から動いた具体例を1つずつ用意する
  3. 7カテゴリーの代表質問に、それぞれ一言メモで答えを作る
  4. 組織研究のインプットをする。この記事の前半部分を読み返し、豊後大野市消防本部の成り立ちや管内の事情について、自分の言葉で説明できるようにする
  5. 固有質問の材料を対応表から集め、〈事実 → 自分の問題意識 → やりたいこと〉の一続きの話に編む
  6. 実際に口に出してリハーサルし、答えるたびに「ここを掘られたら何と返すか」を書き足していく。体力試験に向けた準備も並行して進める

優先順位に注意

ステップ4〜5の組織研究は、あくまで他の受験生と差をつけるための工程です。時間がない場合は、ステップ2の経験の棚卸しと、その経験を消防の仕事へどうつなぐかという自己分析を優先してください。自分のことを語れない状態で豊後大野市の知識だけを増やしても、面接の評価にはつながりません。

なお、面接対策を独学かつ最短ルートで仕上げたい場合は、豊後大野市消防本部専用の面接想定問答集を使う選択肢もあります。

豊後大野市消防本部の採用面接で出題が想定される質問について、1問ごとに回答例・質問の意図・NG回答までをわかりやすく解説しているので、面接での受け答えをより具体的にイメージできるようになります。追加検査まで含めた段階の多い試験だからこそ、面接の準備を後回しにしない進め方が大切です。

豊後大野市消防本部の想定問答集を見る

さいごに

豊後大野市消防本部は、複数の消防組合の統合を経て平成19年に1市1消防本部体制を確立し、本署と3つの分署で管内全域を支えている組織です。吏員85人のうち出動の大半を救急が占める実態は、45.8%という高い高齢化率と重なっており、南海トラフ地震への備えは大分県内の広域指令体制のもとで進められています。

SCOA総合適性検査と追加検査、作文・個人面接・体力試験という段階を経る試験だからこそ、この本部の成り立ちと現在の課題を自分の言葉で説明できるように、準備を重ねていきましょう。