本記事では、阿蘇市職員採用試験の面接対策で必要な、阿蘇市の特徴・基礎データ・行政課題・重点政策・面接の流れ・想定される質問・評価の観点についてまとめています。

阿蘇市役所の面接試験では、「なぜ阿蘇市を志望したのか」「市職員として何に取り組みたいのか」「自分の強みや経験を市政でどう活かしたいか」といった、自治体への理解を前提とする質問が想定されます。火山とともにある市だからこそ、地域への理解の深さがそのまま説得力につながります。

本記事の掲載内容を参考に、自分の強みや関心と阿蘇市政の接点を考え、面接での回答作りに役立ててください。なお、試験の枠組みに触れる部分は、令和8年度阿蘇市職員採用試験について阿蘇市が公表している情報にもとづきます。

第1部|自治体研究編

阿蘇市の特徴

本格的な面接対策をはじめる前に、まずは阿蘇市の全体像を把握しておきましょう。(時間のない方はここだけでもチェック)

  • 熊本県の北東部、阿蘇カルデラの中に広がる市。隣接自治体は菊池市・菊池郡大津町・阿蘇郡南小国町・高森町・南阿蘇村・産山村で、県境を挟んで大分県竹田市・日田市とも接する。
  • 市域の面積は376.30平方キロメートルで、市役所は一の宮町宮地に置かれている。
  • 人口は2万4千人ほど(令和8年1月1日現在の住民基本台帳)。
  • 阿蘇地域は平成25年(2013年)5月、世界農業遺産(GIAHS)「阿蘇の草原の維持と持続的農業」に認定された。野焼き・放牧・採草という人の手による管理が、日本最大級の草原を今も維持している。(出典:阿蘇の草原の維持と持続的農業|熊本県)
  • 市の花はリンドウ、市の木はミヤマキリシマ(ツツジ)。いずれも草原と高原に根づく植物である。
  • 阿蘇山は気象庁の常時観測火山で、中岳を対象に24時間体制で監視されている。令和8年6月21日には噴火警戒レベルが1から2(火口周辺規制)へ引き上げられ、火口から概ね1キロメートルの範囲で警戒が呼びかけられた。(出典:噴火警戒レベルの引き上げについて|気象庁)
  • 令和8年度の採用試験では、一般事務・一般事務(障がい者対象)・保健師・調理師・土木職の5職種で合計14人程度の採用が予定されている。

阿蘇市の基礎データ

面接に向けた自治体研究では、厳密な統計値等を大量に暗記する必要はありませんが、「阿蘇市の大体のスケール感」を知っておくことは重要です。

カルデラの内側に人が暮らすという地形の条件は、人口・年齢構成・面積という三つの数字に素直に表れます。順に並べていきます。

項目内容
総人口23,860人(住民基本台帳・令和8年1月1日現在)
65歳以上人口9,695人(40.6%、熊本県全体は32.5%)
75歳以上人口5,721人(24.0%、熊本県全体は18.5%)
総面積376.30km²
人口密度約63人/km²(上記の総人口と総面積から算出)
隣接自治体菊池市、菊池郡大津町、阿蘇郡南小国町・高森町、南阿蘇村、産山村、(大分県)竹田市・日田市

総人口・65歳以上人口・75歳以上人口は総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」令和8年1月1日現在の値です。熊本県の国勢調査にもとづく人口とは調査の基準が異なるため、両者をまたいだ増減の計算はできません。総面積・隣接自治体は当研究会が整理した基礎データによります。

4割を超える高齢化率が意味すること

阿蘇市の高齢化率40.6%は、熊本県全体の32.5%を8ポイント以上も上回ります。75歳以上に限っても24.0%と、住民のおよそ4人に1人を占めます。

人口密度は約63人/km²と、県全体の平均(約230人/km²)よりかなり低い水準です。

広いカルデラの中に集落が点在するという地形と、この年齢構成が重なると、通院や買い物のための移動そのものが市民生活の大きな課題になることがわかります。面接で高齢化を語るときは、数字を挙げたあとに、移動をどう支えるかという具体的な仕事の話まで続けられるかが問われます。

「阿蘇市は人口が2万4千人ほどで、65歳以上の方が4割を超えていると聞きました。カルデラの中に集落が点在する地形なので、通院や買い物の移動をどう支えるかが大事な仕事になると考えています」

阿蘇市の経済・産業

草原が支える農業と畜産

熊本県は令和5年の農業産出額が3,757億円で全国5位、上位品目には肉用牛が含まれます。(出典:九州農政局農業産出額資料|令和5年)

阿蘇市を含む阿蘇地域では、野焼き・放牧・採草という管理を通じて草原が維持され、その草原そのものが放牧地として畜産を支える構造になっています。産業の話をするときは、草原と畜産が切り離せない関係にあることを押さえておきましょう。

観光と火山という表裏の関係

阿蘇山と草原の景観は阿蘇市の重要な観光資源ですが、その阿蘇山は現在も活動を続ける火山です。噴火警戒レベルが引き上げられれば、観光客の立入りが規制される区域が生じます。

観光資源と防災上の警戒対象が同じ山であるという点は、他の観光地にはない阿蘇市特有の構造です。観光振興を語るなら、この両面を踏まえておく必要があります。

草原を維持する担い手という課題

野焼き・放牧・採草は、機械化が難しく人手に頼る作業です。

世界農業遺産に認定された景観を維持し続けるには、この作業を担う人がいなければ成り立ちません。産業としての畜産だけでなく、景観と防災の両方を支える「担い手」という切り口でも、この地域の課題を語ることができます。

阿蘇市の主な行政課題

ここまでの数字と産業の姿を踏まえると、阿蘇市が今向き合っている課題が見えてきます。面接で「市の課題」を聞かれたときの引き出しとして、次の4つを押さえておきましょう。

火山とともに暮らすための備え

令和8年6月21日の噴火警戒レベル引き上げは、阿蘇山が今も生きた火山であることを示す出来事でした。阿蘇火山防災会議協議会の事務局は阿蘇市に置かれており、警戒レベルに応じた火口周辺の立入規制の運用や、現地災害対策連絡本部会議の開催といった実務を市が担っています。(出典:阿蘇山の火山防災体制|内閣府)

広いカルデラと進む高齢化

376.30平方キロメートルという市域に、高齢化率40.6%という構成が重なります。免許を返納した高齢者が孤立しないよう、移動手段や見守りの体制をどう整えるかは、この市の職員が避けて通れない課題です。

草原の担い手不足

野焼き・放牧・採草という人手に頼る作業は、担い手が減れば景観そのものが維持できなくなるおそれがあります。世界農業遺産という認定は、裏を返せば「守り続けなければ失われる」資源だということでもあります。

平成28年熊本地震の記憶

熊本県公表(令和7年4月11日時点)による市町村別死者数のうち、阿蘇市は20人とされています。(出典:熊本地震による被害状況について|熊本県)火山への備えと同時に、地震への備えも積み重ねてきた地域だという事実は、防災を語るうえで押さえておきたい前提です。

その後、令和8年(2026年)7月28日16時27分に、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、宇城市と氷川町で最大震度7が観測されました。

熊本県災害警戒本部の発表(令和8年9月7日14時00分現在・速報値)によれば、県全体の被害は死亡38名、住家被害65,551棟、避難所の開設37か所・避難者1,872名です。同じ発表の市町村別の集計では、阿蘇市の住家被害は0棟とされています。(出典:令和8年熊本地震の被害状況|熊本県災害警戒本部・令和8年9月7日14時00分現在)

この地震は平成28年の熊本地震とは別の地震ですので、二つの地震の数字を混ぜないよう注意してください。

災害が起きたとき、市町村には避難所の運営や罹災証明書の交付といった、住民に直接向き合う業務が生じます。上の数値は速報値ですから、熊本県が公表する最新の被害情報で確かめておいてください。

阿蘇市の重点政策|世界農業遺産と火山防災

阿蘇市の総合計画の名称と策定年までは、今回当研究会が読んだ令和8年度の受験案内と市公式サイトの公表ページからは押さえきれていません。

計画名は市公式サイトの最新の公表資料で確かめたうえで、ここで整理する内容と突き合わせてください。以下では、世界農業遺産の維持と火山防災という、阿蘇市に固有の二つの軸から市政の向きを見ていきます。

景観を維持することが仕事になる自治体

多くの自治体にとって、地域の景観は「守られているもの」ですが、阿蘇市では景観そのものが人の手による作業の積み重ねで維持されているという点が特徴的です。野焼きの準備や指導、放牧地の管理といった業務に市がどう関わっているかを調べておくと、農業・環境分野を志望する際の材料になります。

観光客の安全と火山防災を両立させる仕組み

阿蘇火山防災会議協議会の事務局を担う阿蘇市は、噴火警戒レベルに応じた規制の運用を、観光客の安全確保という文脈でも実行しています。熊本県は熊本地震からの創造的復興として、2023年(令和5年)春に阿蘇くまもと空港の新旅客ターミナルビルの運営を開始するなど、阿蘇地域全体への交流人口拡大にも力を入れています。(出典:阿蘇くまもと空港の新旅客ターミナルビル|熊本県)

観光を呼び込む政策と、火山への警戒を怠らない防災行政は、阿蘇市では同じ職員が両立させなければならない課題です。

POINT|市の資料が少ない分野は県・国の一次資料から補って考える

阿蘇市単独の計画資料が手薄な分野では、気象庁や内閣府が出している火山・防災の一次資料まで降りて確かめると、話の裏づけが強くなります。国や県の資料で全体像をつかむ、阿蘇市ではそれがどう運用されているかを見る、自分は何を担えるかまで言葉にする。この三段で整理してみてください。

悪い例「阿蘇の自然を守る仕事に携わりたいです」

改善例「野焼きは人の手がなければ続けられないと知りました。担い手を支える立場から、この草原を次の世代に引き継ぐ仕事に関わっていきたいです」

あわせて確認したい公式資料

阿蘇市の公式サイトには、面接前に目を通しておきたい情報が分野ごとに掲載されています。関心の高い資料から先に目を通し、そこに出てくる数字や名称を自分の言葉に置き換えておきましょう。

  • 阿蘇市職員採用試験の最新の受験案内(所管は総務課人事係)
  • 阿蘇市の総合計画・予算に関する公表資料
  • 阿蘇の草原の維持と持続的農業(世界農業遺産)に関する紹介ページ
  • 阿蘇山の噴火警戒レベル・火山防災に関する県・気象庁の発表資料

なお、情報を知っていることと、面接でその情報を使って答えられることは、まったく別の能力です。数字を覚えただけの状態では、深掘りの一言で止まってしまいます。

当研究会では「答えられる形」まで仕上げるためのテキストとして、阿蘇市役所専用の面接想定問答集をご用意しています。阿蘇市の採用面接で問われる可能性がある質問について、「元公務員監修の回答例」「質問の意図」「回答のコツ」「想定される深掘り」などを収録しています。

阿蘇市役所の想定問答集を見る

第2部|面接対策編

阿蘇市役所の面接の概要

ここからは、阿蘇市役所の面接の形式と流れ、質問の全体像、合否を分ける質問への備え方を、公式資料と当研究会の分析に基づいて整理していきます。

令和8年度試験で確認できる枠組み

令和8年度阿蘇市職員採用試験は、第1次試験と第2次試験の2段階で実施されます。第1次試験は職種に応じた筆記(教養試験(高卒程度)・専門試験・事務能力基礎試験のいずれか)に、作文試験・性格特性検査を加えた構成です。

第2次試験は「人物試験」=人柄などについての個別面接等による試験とされています。

項目内容(令和8年度)
試験の段階第1次試験(筆記等)→第2次試験(人物試験)の2段階
第1次試験の内容職種別筆記(教養試験(高卒程度)・専門試験・事務能力基礎試験のいずれか)+作文試験+性格特性検査
第2次試験の内容人物試験=人柄などについての個別面接等による試験
受験票の採点欄「教養」「適性」「作文」「専門」の4欄が設けられています
募集職種一般事務、一般事務(障がい者対象)、保健師、調理師、土木職の5職種
配点各試験種目の配点について、記載のある資料は見当たりませんでした。最新の受験案内でご確認ください

上記は、阿蘇市が公表している令和8年度阿蘇市職員採用試験の受験案内にもとづく内容です。試験の構成・区分・配点等は年度や受験区分によって異なる可能性があります。受験の際は、必ずご自身の区分の最新の試験情報をご確認ください。

受験票にあらかじめ「教養」「適性」「作文」「専門」という4つの採点欄が用意されていることから、阿蘇市は筆記・作文・人物のいずれも欠かさず見ようとしていることがうかがえます。一つの科目だけに偏った対策では不十分だと考えておきましょう。

職種の並べ方から見えてくるもの

阿蘇市の受験案内本文に、求める職員像を掲げた一文は見当たりません。

代わりに手がかりになるのが、一般事務から保健師・調理師・土木職までを同じ日程で募集するという職種の並べ方です。ここから二段落は市の公表内容を離れ、その並べ方を当研究会がどう読んだかを述べます。

一般事務6人程度、保健師や調理師、土木職を含めても計14人程度という採用規模の試験では、職種を超えて連携できるかどうかが重く見られやすいでしょう。噴火警戒レベルが引き上げられた際に、事務職も保健師も土木職も、それぞれの立場から同じ危機に向き合う場面が想定されるからです。

ここで述べた内容は市が公式に認めているものではなく、判断材料の一つとして受け止めてください。

想定される質問

面接で聞かれることは7つのカテゴリーに分かれる

当研究会では、全国の自治体・官公庁の面接想定問答を分析し、聞かれる質問を7つのカテゴリーに体系化しています。阿蘇市役所の面接も、この見取り図の上で準備すれば、基本的な抜け漏れは防げます。

カテゴリー代表質問ここで見られていること
① 導入・アイスブレイク今日は阿蘇までどうやって来ましたか?移動そのものに時間がかかる土地です。緊張がほぐれた自然な受け答えができるか
② 動機・志望数ある自治体の中で、なぜ阿蘇市を選んだのですか?景観や火山という言葉だけで終わらず、自分の経験と結びついた理由になっているか
③ 自己理解ご自身の短所を教えてください短所を認めたうえで、日々どう向き合っているかまで話せるか
④ 経験・行動これまでで最も苦労した経験と、そこでとった行動を教えてください苦労の大きさより、そのときに何を考え、どう動いたかという中身
⑤ 学業・経歴学校で力を入れて取り組んだことを説明してください専門外の相手にも伝わる言葉に置き換えられるか
⑥ 適性・将来希望と違う職種の担当になったら、どう働きますか?一般事務・保健師・土木職などが同じ試験で募集される市です。職種を超えた協力への理解
⑦ 公共性・社会性最近気になったニュースを一つ教えてください身の回りの出来事を、自分の言葉で短くまとめられるか

この7つは、阿蘇市の第2次試験でも土台になります。

もっとも、7つを埋めただけでは横並びから抜け出せません。差がつくのは、次に挙げる「阿蘇市ならでは」の質問です。

合否を分けるのは「阿蘇市役所ならでは」の質問

「なぜ熊本県庁ではなく、阿蘇市役所なのですか?」
「阿蘇市の魅力と課題を、それぞれ挙げてください」

阿蘇市について公表されている選考の情報は、試験の段階と採点欄の構成にとどまり、配点の詳細までは示されていません。

火山という土地の条件をどれだけ自分の言葉で語れるかが、そのまま準備量の差になります。こうした質問に答えるための「阿蘇市の事実」を、面接で使いやすいものに絞り、答え方とセットで整理しました。

質問テーマ知っておきたい阿蘇市の事実答え方のヒント
人口と高齢化住民基本台帳で2万4千人ほど。65歳以上が40.6%、75歳以上が24.0%(令和8年1月1日現在)数字だけで終わらせず、移動や見守りの支援がどう必要になるかまで一言つなげます
なぜ県庁ではなく市役所か令和8年度の採用予定は一般事務・保健師・調理師・土木職など5職種あわせて14人程度制度の説明で終わらず、住民の暮らしに近い距離で働きたい理由を自分の言葉にします
世界農業遺産の草原平成25年5月に世界農業遺産に認定。野焼き・放牧・採草という人の手による管理で草原が維持されている景観の紹介で終わらせず、担い手をどう支えるかという行政の役割まで踏み込みます
阿蘇山の噴火警戒レベル令和8年6月21日にレベル1から2へ引き上げ。火口から概ね1キロメートルで警戒が呼びかけられた数字を挙げたうえで、観光客の安全と住民の暮らしをどう両立させるかまで話します
熊本地震の記憶熊本県公表(令和7年4月11日時点)による市町村別死者数で阿蘇市は20人。令和8年7月には令和8年熊本地震も発生している(被害は速報値)火山だけでなく地震にも備えてきた地域だという事実に、自分の防災意識をつなげます

使い方のコツは、5つ全部を覚えることではありません。自分の志望分野に近いテーマを1〜2つ選び、「事実 → 自分の問題意識 → 市職員としてやりたいこと」という一続きの話に編んでおくことです。

想定される評価の観点

阿蘇市が公表している選考の設計は、第1次試験に職種別の筆記と作文試験・性格特性検査を置き、受験票にあらかじめ「教養」「適性」「作文」「専門」の採点欄を設け、第2次試験を個別面接等の人物試験とする、というものです。重視する観点を項目立てて示した記載はありませんので、ここではこの設計から観点を組み立てます。

加えて、市役所の採用面接で広く用いられる考え方としてコンピテンシー評価にも触れておきます。この考え方では、答えの巧拙よりも経験の中身と行動の再現性が重視されます。

評価の観点面接でどう確かめられるか準備のポイント
作文で書いた筋を口頭でも通せるか第1次試験で作文を書き、第2次試験で個別面接に臨むという順序になっている作文で主張しそうな結論を、声に出しても矛盾なく説明できるか確かめておきます
いざというときに冷静に動けるか火山活動の警戒レベルが変わる状況で、落ち着いて行動できる人物かどうか予定外の出来事に直面し、慌てず対処した経験を具体的に思い出しておきます
職種を超えて協力する姿勢一般事務・保健師・土木職などが同じ試験で採用される市で、他分野の担当者とどう連携できるか部活動やアルバイトで、自分の専門外の人と力を合わせた場面を用意します

なお、公務員の個人面接では、ひとつの話題に対して「そのとき、あなたは具体的に何をしたのですか」と2回、3回と深掘りされることが多いです。自分の言葉で細部まで語れる実体験に根ざした答えを事前に用意しておきましょう。

本番までの準備6ステップ

ここまでの内容を、準備の手順に落とし込みます。

  1. 阿蘇市が公表する最新の受験案内を読み、自分が受ける職種の試験種目と提出書類を確認する
  2. これまでの経験を棚卸しする。学業・部活動・アルバイトから、自分で動いた場面をそれぞれ一つずつ書き出す
  3. 7カテゴリーの代表質問に、それぞれ一言メモで答えを作る
  4. 自治体研究のインプットをする。この記事の前半部分を読み返し、志望分野に近い事実を2〜3個、自分の言葉で説明できるようにする
  5. 固有質問の材料を対応表から集め、「事実 → 自分の問題意識 → やりたいこと」の一続きの話に編む
  6. 声に出して練習し、答えるたびに「ここを掘られたら何と返すか」を書き足していく

優先順位に注意

ステップ4と5の自治体研究は、あくまで他の受験生と差をつけるための工程です。時間がない場合は、ステップ2の経験の棚卸しと、その経験を市の仕事へどうつなぐかという自己分析を優先してください。自分のことを語れない状態で市の知識だけを増やしても、面接の評価にはつながりません。

なお、面接対策を独学かつ最短ルートで仕上げたい場合は、阿蘇市役所専用の面接想定問答集を使う選択肢もあります。

阿蘇市の採用面接で出題が想定される質問について、1問ごとに回答例・質問の意図・NG回答までをわかりやすく解説しているので、面接での受け答えをより具体的にイメージできるようになります。特に試験本番までに時間がない方は、必要に応じてご活用ください。

阿蘇市役所の想定問答集を見る

さいごに

令和8年度の阿蘇市職員採用試験は、教養・適性・作文・専門という4つの採点欄を備えた第1次試験と、個別面接による第2次試験の2段階で行われます。配点は公表されていませんが、受験票の作りからも、どの科目も手を抜けない試験だとわかります。

世界農業遺産の草原と、今も活動を続ける阿蘇山。この二つと向き合いながら暮らす市の職員として、自分に何ができるのかを、本番までに具体的な言葉にしておいてください。