神戸市消防局|論文・作文|過去問まとめ【頻出テーマ・傾向分析つき】
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· 消防本部 · 過去問収録年度:2022–2025年度
神戸市消防局では、大学卒程度、高専・短大卒程度、高校卒程度の区分で、論文試験が実施されています。人口減少と空き家や地域コミュニティのあり方、行政のデジタル化などのテーマが出題されています。
本記事では、神戸市消防局・消防官採用試験の論文試験について、試験概要、過去問、出題傾向、対策方法をまとめています。まずは自分が受験する区分の過去問を確認し、前提文に示された神戸市の状況と、設問で問われている視点をつかんでください。
論文試験の概要
受験区分ごとの試験形式・文字数・試験時間
以下は、神戸市消防局で実施されている主な論文試験の実施条件です。年度により変更される可能性があるため、出願時には必ず最新の受験案内を確認してください。
| 区分 | 形式 | 試験時間 | 文字数 |
|---|
| 大学卒程度 | 論文 | 不明 | 不明 |
| 高専・短大卒程度 | 論文 | 不明 | 不明 |
| 高校卒程度 | 論文 | 不明 | 不明 |
論文試験の過去問
以下に、神戸市消防局・消防官採用試験の論文試験の過去問のうち、直近の出題分を、年度・区分別に整理します。まずは受験予定の区分を確認してください。
大学卒程度の過去問
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2025(令和7)年度
都心部へのタワーマンション建設は短期的な人口を増やすことができますが、持続可能なまちを目指す神戸市では、タワーマンションが林立することには市全体にとってデメリットがあると考え、三宮周辺の商業エリアを「都心機能誘導地区」と指定し、2020 年7 月からタワーマンションなど大規模な住宅の建築を一定制限しています。市場原理に任せてタワーマンションが増加するとどのようなデメリットがあると考えられるかについて述べ、タワーマンションの建設に頼らない、これからの神戸市が目指すべき住居エリアや地域コミュニティのあり方について、あなたの考えを具体的に述べなさい。
2024(令和6)年度
神戸市の農村地域の人口は減少傾向にありますが、テレワークなどの働き方や暮らし方が大きく変化した現代において、都市部から里山エリアへの移住が注目されていることを踏まえ、移住を積極的に受け入れる取り組みを進めています。こうした取り組みを進めている背景には、農村地域の人口減少による空家の増加や、耕作放棄地の発生等があります。このような課題を放置することによって、市民の暮らしにはどのような問題が起きるか、またその問題への対策のアイディアについて、あなたの考えを述べなさい。
2023(令和5)年度
生物多様性は、人間社会の持続可能性の維持に欠かせないものですが、人々の経済活動による開発に伴う植物の伐採や、気候変動、外来種の侵入等で生態系バランスが壊れ、本来の豊かさが失われてしまう例も少なくありません。このうち、外来種(外来生物)の問題について、あなたの考えを述べてください。
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高専・短大卒程度の過去問
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2025(令和7)年度
神戸市では、2021 年4 月に、 「働き方改革(業務改革)ロードマップ 2.0」を策定し、デジタル技術を積極的に活用しながら、行政のデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組むこととしています。具体的には、2025 年度までに、7 割の行政手続きをオンラインや郵送で行えることを目指しており、神戸市への電子申請や届出は、神戸市が運営するWEBサイト「e-KOBE」を利用して、証明書や児童手当などの申請をオンラインで行うことができます。また、業務に当たっては、2024 年2 月より、市職員全員を対象に生成AI の本格利用を開始し、業務効率の改善や新しいアイデア出し等に活用するなどしています。このようなデジタルを活用した業務改革におけるメリットやデメリットにはどのようなものがあるか、利用者としての市民側と、業務改革を行っている行政側のそれぞれの視点から具体的に述べなさい。
2024(令和6)年度
神戸市の農村地域の人口は減少傾向にありますが、テレワークなどの働き方や暮らし方が大きく変化した現代において、都市部から里山エリアへの移住が注目されていることを踏まえ、移住を積極的に受け入れる取り組みを進めています。こうした取り組みを進めている背景には、農村地域の人口減少による空家の増加や、耕作放棄地の発生等があります。このような課題を放置することによって、市民の暮らしにはどのような問題が起きるか、またその問題への対策のアイディアについて、あなたの考えを述べなさい。 ※ 大学卒(基礎的能力・専門試験方式)と同一問題
2023(令和5)年度
生物多様性は、人間社会の持続可能性の維持に欠かせないものですが、人々の経済活動による開発に伴う植物の伐採や、気候変動、外来種の侵入等で生態系バランスが壊れ、本来の豊かさが失われてしまう例も少なくありません。このうち、外来種(外来生物)の問題について、あなたの考えを述べてください。 ※ 大学卒(基礎的能力・専門試験方式)と同一問題
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高校卒程度の過去問
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2025(令和7)年度
少子化が進む中で、部活動の休部・廃部が相次ぎ、学校単位での活動の維持が難しくなっています。 また全国的に教員不足も深刻になっており、 教員が顧問を担う仕組みは限界に近づいています。そこで、 神戸市では2026年度中に中学校の部活動を終了し、 生徒が地域の方々とともに活動する「KOBE◆KATSU(コベカツ) 」を開始します。 「コベカツ」の活動内容はいわゆる運動競技に限らず、料理や e スポーツなども含まれ、活動主体としては、スポーツ・文化芸術団体、大学、民間企業、NPOなど、地域で活動されている団体を想定しています。保護者や部活動OBの方などが複数名で協力して活動団体を立ち上げて活動することも可能です。この「コベカツ」の導入は、中学生や子どもを持つ市民にとって、どのようなメリットがあると考えられるか、また、想定される課題はなにか、あなたの考えを述べなさい。
2023(令和5)年度
市役所の仕事のほとんどは、一人で課題に取り組むものではなく、チームで協力して課題に取り組み、解決していく仕事です。チームで仕事をするにあたって必要なものがなにか、またあなたの考えとは対立する意見が出た場合には、どのように振る舞うべきか、その行動や心掛けについて、これまでの経験を踏まえ、あなたの考えを具体的に述べなさい。
2022(令和4)年度
市役所は、市民に最も身近な存在であり、色々な背景を持った市民の方が、様々な相談や手続きのために訪れます。来庁される方は、困りごとや心配ごとをお持ちの方も多く、相手の立場に寄り添った姿勢を意識することが大切です。そこで、①子育て世帯・②高齢者・③外国人の方が相談に来られた場合に、それぞれ、職員としてどのような点に留意しながら対応するべきか、あなたの考えを述べなさい。
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2021年度以前の過去問について
当研究会では、大学卒程度は2008年度以降、高専・短大卒程度は2021年度以降、高校卒程度は2021年度以降の過去問を保有しており、本記事の傾向分析はそのすべてにもとづいています。直近の出題分より前の過去問は、各区分の対策テキストに収録しています。必要に応じてご活用ください。
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出題傾向と頻出テーマの分析
神戸市消防局の論文試験では、一般的な社会課題をそのまま論じるのではなく、神戸市の現状や施策を踏まえ、市全体の行政課題として考える力が重要です。過去問を確認すると、市の取組や現状を説明する前提文を示したうえで、課題の分析と行政としての対策を問う形式が多く見られます。
大学卒程度の出題傾向
- 頻出テーマ
人口減少と空き家、まちづくりと地域コミュニティ、防災と震災の教訓、生物多様性などの環境問題
- 設問の特徴
神戸市の施策や現状を示す長めの前提文を土台に、課題が及ぼす影響や問題点を分析させたうえで、行政として取り組むべき対策を問う構成が多い
- 答案のポイント
消防の業務に限らず市政全体の課題として捉え、問題点の分析と、市民の暮らしに届く具体的な対策を筋道立てて論じる
大学卒程度の予想テーマ解答例
高専・短大卒程度の出題傾向
- 頻出テーマ
行政のデジタル化と業務改革、農村地域の人口減少、外来種と生物多様性、多文化共生、子育て支援
- 設問の特徴
大学卒程度と同じ設問が出る年度が多く、市民側と行政側のように複数の立場からメリットや課題を検討させる設問も出題される
- 答案のポイント
メリットと課題を立場ごとに整理し、一方に偏らずに比較したうえで、神戸市として進めるべき方向を自分の言葉で論じる
高専・短大卒程度の予想テーマ解答例
高校卒程度の出題傾向
- 頻出テーマ
部活動に代わる地域活動、チームワークと意見の対立、多様な市民への対応、若者に選ばれるまちづくり
- 設問の特徴
市の新しい取組のメリットと課題、チームでの振る舞い、相談に来た市民への対応など、身近な場面に即して考えを問う設問が多い
- 答案のポイント
自分の経験や生活者の視点を手がかりに、相手の立場に立った具体的な行動や配慮を示し、その理由とあわせて論じる
高校卒程度の予想テーマ解答例
対策と勉強法のポイント
論点整理・文章構成のコツ
- 神戸市の課題に引き寄せる
人口減少や震災の教訓など、前提文に示された神戸市の状況を読み取り、一般論ではなく市の実情に結びつけて論じる
- 取組は対象と方法まで具体的に
防災ジュニアチームの育成支援や高齢者・外国人への火災予防啓発のように、誰に何をするのかが分かる形で取組を書く
- 前提文を読んでから構成を決める:長い前提文から問われている点を整理し、現状分析・課題・取組・結論の順に構成を決めてから、時間内に書き切る
- 区分ごとの問われ方の違い
大学卒程度と高専・短大卒程度は市政課題の分析と対策、高校卒程度は市民対応やチームでの振る舞いなど身近な場面が中心となる
情報収集と組織研究のポイント
神戸市消防局の論文対策では、神戸市消防局公式HPに加えて、『令和8年度 神戸市消防局事業概要』を確認しておくことが大切です。特に、幅広い世代の参加による地域防災力の向上や、高齢者・外国人への火災予防啓発、マイナンバーカードを活用した救急活動などの主要事業は、過去問で問われてきた地域コミュニティ、多様な市民への対応、行政のデジタル化といったテーマとつながります。設問は市政全般から出題されるため、消防の取組を市全体の課題と結びつけて整理しておくと、答案の具体性が増します。
本番までの対策フロー
- 受験区分の過去問を読み、論文の形式と頻出テーマを確認する
- 事業概要や神戸市の現状を調べ、人口減少や防災など頻出テーマと関わる課題を整理する
- テーマごとに、現状・課題・行政としての取組・自分の考えを短くメモする
- 時間を区切って書き、前提文を踏まえた構成になっているかを確認する
- 最後に、神戸のまちと人を守る消防官としての姿勢が伝わる表現に整える
論文試験を通じて問われるのは、知識だけでなく、まちの課題を見つめ、自らの考えを筋道立てて示す力です。神戸という地域の現状や消防の取組を知り、市全体の視点から書く練習を重ねることで、どの区分の設問にも落ち着いて向き合えるようになります。焦らず、自分のペースで、丁寧に準備を進めていってください。
(過去問引用:神戸市消防局公式HP)
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