本記事では、菊池市職員採用試験の面接対策で必要な、菊池市の特徴・基礎データ・行政課題・重点政策・面接の流れ・想定される質問・評価の観点についてまとめています。

菊池市役所の面接試験では、「なぜ菊池市を志望したのか」「市職員として何に取り組みたいのか」「自分の強みや経験を市政でどう活かしたいか」といった、自治体への理解を前提とする質問が想定されます。採用予定数が11人程度にとどまる年度では、一人ひとりの発言がそのぶん重みを持って受け止められます。

本記事の掲載内容を参考に、自分の強みや関心と菊池市政の接点を考え、面接での回答作りに役立ててください。なお、試験の枠組みに触れる部分は、令和8年度菊池市役所職員採用試験(秋試験)について菊池市が公表している情報にもとづきます。

第1部|自治体研究編

菊池市の特徴

本格的な面接対策をはじめる前に、まずは菊池市の全体像を把握しておきましょう。(時間のない方はここだけでもチェック)

  • 熊本県の北部、熊本市の北東に隣接する市。隣接自治体は熊本市・山鹿市・阿蘇市・合志市・菊池郡大津町で、県境を挟んで大分県日田市とも接する。
  • 市域の面積は276.85平方キロメートル。市の北東部は阿蘇外輪山の外側斜面にあたり、阿蘇くじゅう国立公園の一部を含む。
  • 人口は4万6千人ほど(令和8年1月1日現在の住民基本台帳)。
  • 市の北東部に広がる菊池渓谷は、標高500〜800メートルに位置する1,193ヘクタールの天然広葉樹の渓谷で、その源にあたる菊池水源は環境省の名水百選に選ばれている。(出典:菊池渓谷|菊池市公式サイト/名水百選|環境省)
  • 市の花はキク、市の木はサクラ。市役所は菊池市隈府に置かれており、中世に菊池一族が本拠を置いた土地としても知られる。
  • 隣り合う菊池郡大津町・菊陽町とは別の自治体である。半導体受託製造企業の工場が立地し話題になっているのは菊陽町であり、菊池市そのものに同工場が所在するわけではない。面接で地域産業を語る際は、この違いを取り違えないようにしたい。
  • 令和8年度秋試験では、大卒程度・高卒程度・障がい者対象・公務員経験者・社会人経験者の事務職5区分をあわせて11人程度の採用が予定されている。

菊池市の基礎データ

面接に向けた自治体研究では、厳密な統計値等を大量に暗記する必要はありませんが、「菊池市の大体のスケール感」を知っておくことは重要です。

ここでは、人口規模、年齢構成、市域の広さなど、市政の特徴を説明できる項目を優先的に整理しました。

項目内容
総人口46,490人(住民基本台帳・令和8年1月1日現在)
65歳以上人口16,126人(34.7%、熊本県全体は32.5%)
75歳以上人口9,060人(19.5%、熊本県全体は18.5%)
総面積276.85km²
人口密度約168人/km²(上記の総人口と総面積から算出)
隣接自治体熊本市、山鹿市、阿蘇市、合志市、菊池郡大津町、(大分県)日田市

総人口・65歳以上人口・75歳以上人口は総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」令和8年1月1日現在の値です。熊本県の国勢調査にもとづく人口とは調査の基準が異なるため、両者を直接比較しての増減計算はできません。総面積・隣接自治体は当研究会が整理した基礎データによります。

県平均を上回る高齢化率をどう読むか

菊池市の高齢化率34.7%は、同じ基準でみた熊本県全体の32.5%を上回ります。75歳以上の割合も19.5%と、県全体の18.5%より高い水準です。

人口密度は約168人/km²で、県全体の人口密度(総人口約170万人を面積7,409.19km²で割ると約230人/km²)を下回っています。

菊池市の採用予定数が11人程度という小さな規模にとどまるのは、この人口規模と無関係ではありません。限られた職員数で、高齢化が進む広い市域をどう支えるかという問いが、面接で問われる市政課題の土台になります。

「菊池市の人口は4万6千人ほどで、65歳以上の方が3割台半ばを占めていると聞きました。窓口に来られる方の年齢層を意識しながら、丁寧な説明を積み重ねる仕事をしていきたいです」

菊池市の経済・産業

農業と観光を両輪とする市の産業基盤

熊本県は令和5年の農業産出額が3,757億円で全国5位、肉用牛・トマト・米・生乳・豚が上位を占める農業県です。(出典:九州農政局農業産出額資料|令和5年)

菊池市は熊本平野の北端から阿蘇の外輪にかけて水田と畑地が広がる地域で、この県の農業構造のうえに市の産業が成り立っています。面接で農業振興を語るなら、県内順位の暗記より、どの品目にどう関わりたいかまで踏み込んでおきましょう。

菊池渓谷を核にした観光

市の観光は、菊池渓谷と菊池水源という名水百選に選ばれた自然資源を核にしています。

渓谷は阿蘇くじゅう国立公園内にあり、季節ごとの新緑・紅葉を目当てに訪れる人が多い場所です。名所の紹介にとどめず、来訪者の増加と、水源を守る環境保全の両立という視点まで持てると、観光振興を語る言葉に厚みが出ます。

近隣の産業集積との距離感

隣接する菊池郡菊陽町には、TSMCが出資する半導体受託製造企業の工場が立地しています。熊本県全体でも、令和5年度の企業立地件数が3年連続で過去最多を更新し、半導体関連企業の立地件数も過去最高を記録するなど、半導体産業の集積地としての性格が強まっています。(出典:くまもと新時代共創総合戦略|熊本県)

ただし、これは隣接する菊陽町の立地であって菊池市そのものの産業基盤ではありません。近隣の経済活況が市内の農業・観光にどう波及するのか、あるいはしないのかを冷静に見極める姿勢が、この地域を志望する際には求められます。

菊池市の主な行政課題

ここまでの数字と産業の姿を踏まえると、菊池市が今向き合っている課題が見えてきます。面接で「市の課題」を聞かれたときの引き出しとして、次の4つを押さえておきましょう。

高齢化が先に進む人口構成

高齢化率34.7%、75歳以上19.5%という数字は、県平均をそれぞれ上回ります。運転免許を返納した高齢者が窓口まで来ること自体が難しくなる場面や、地域の担い手が減っていく場面が、他の自治体より先に表れやすい構造です。

広い市域と限られた職員体制

276.85平方キロメートルという面積に対し、令和8年度秋試験の採用予定は事務職5区分あわせて11人程度にとどまります。一人の職員が担当する地域の範囲が広くなりやすいという前提は、防災・福祉・農業振興のどの分野を志望する場合でも共通する土台です。

近隣自治体との経済的な結びつき

菊池市は熊本市・大津町・菊陽町という熊本都市圏の外縁に位置し、通勤・通学で市外とつながる住民も少なくありません。半導体産業の集積が進む近隣の動きを、菊池市としてどう受け止め、どう活かすのかという視点は、産業振興・移住定住のどちらを語るうえでも欠かせません。

熊本地震の記憶と防災体制

平成28年熊本地震では、熊本県公表(令和7年4月11日時点)による市町村別死者数のうち菊池市は4人とされています。(出典:熊本地震による被害状況について|熊本県)震源域からやや離れた地域でも被害が生じたという記憶は、防災を担当する職員にとって、備えの手を緩めない理由になっています。

その後、令和8年(2026年)7月28日16時27分に、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、宇城市と氷川町で最大震度7が観測されました。

熊本県災害警戒本部の発表(令和8年9月7日14時00分現在・速報値)によれば、県全体の被害は死亡38名、住家被害65,551棟、避難所の開設37か所・避難者1,872名で、このうち菊池市の住家被害は121棟とされています。(出典:令和8年熊本地震の被害状況|熊本県災害警戒本部・令和8年9月7日14時00分現在)

この地震は平成28年の熊本地震とは別の地震ですので、二つの地震の数字を混ぜないよう注意してください。

災害が起きたとき、市町村には避難所の運営や罹災証明書の交付といった、住民に直接向き合う業務が生じます。上の数値は速報値ですから、熊本県が公表する最新の被害情報で確かめておいてください。

菊池市の重点政策|県の成長戦略と菊池市の位置づけ

菊池市の総合計画の名称と策定年は、当研究会が今回あたった令和8年度秋試験の受験案内と市公式サイトの公表資料の範囲では特定できませんでした。

計画名は面接で問われうる項目ですので、市公式サイトの最新の公表資料でご自身の目でも確かめておいてください。そのうえでここでは、熊本県が示す政策の方向性と、菊池市の地理的な立ち位置を重ね合わせて、市政の向きを整理します。

人口減少への向き合い方という共通の軸

熊本県は「人口減少が地域経済の縮小を呼び、地域経済の縮小が人口減少を加速させる」という悪循環に陥らないよう、人口・経済・地域社会の課題に一体的に取り組む姿勢を掲げています。(出典:くまもと新時代共創総合戦略|熊本県)県は平成10年ごろから全国より約10年早く人口減少局面に入ったとされており、菊池市の高齢化率が県平均を上回っている現状は、この流れが一足早く表れている姿だと読み取れます。

渓谷とくらしをどう両立させるか

菊池市にとって菊池渓谷は、観光資源であると同時に、水源として市民の生活を支える存在でもあります。

訪れる人を増やす取組と、水源そのものを守る取組は、時に相反する方向を向くこともあります。市の仕事を志望する際は、この両立をどう図るかという視点を持っておくと、志望動機に具体性が生まれます。

POINT|市の資料が少ない分野は県の方針から補って考える

菊池市単独の計画資料が手薄な分野は、①何が課題か → ②県はどんな方向を示しているか → ③市の実情にどう当てはまるか → ④自分がどう関わりたいか、の順に整理すると、志望理由に筋道が通ります。

悪い例「菊池市の自然を守る仕事に携わりたいです」

改善例「菊池渓谷のような水源を訪れる人が増えるほど、保全の手間も増えると聞いています。窓口業務で市民の声を聞きながら、観光と環境保全のバランスを考える仕事に関わっていきたいです」

あわせて確認したい公式資料

菊池市の公式サイトには、面接前に目を通しておきたい情報が分野ごとに掲載されています。

気になる項目から順に開き、そこに出てくる数字と固有名詞を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。なお、募集が終わると受験案内のページが取り下げられることがありますので、案内は公開されているうちに保存しておくと安心です。

  • 菊池市職員採用試験の最新の受験案内(所管は総務部総務課職員係)
  • 菊池市の総合計画・予算に関する公表資料
  • 菊池渓谷・菊池水源の紹介ページと関連する市の取組
  • くまもと新時代共創総合戦略(県全体の人口減少対策の考え方)

なお、情報を知っていることと、面接でその情報を使って答えられることは、まったく別の能力です。数字を覚えただけの状態では、深掘りの一言で止まってしまいます。

当研究会では「答えられる形」まで仕上げるためのテキストとして、菊池市役所専用の面接想定問答集をご用意しています。菊池市の採用面接で問われる可能性がある質問について、「元公務員監修の回答例」「質問の意図」「回答のコツ」「想定される深掘り」などを収録しています。

菊池市役所の想定問答集を見る

第2部|面接対策編

菊池市役所の面接の概要

ここからは、菊池市役所の面接の形式と流れ、質問の全体像、合否を分ける質問への備え方を、公式資料と当研究会の分析に基づいて整理していきます。

令和8年度秋試験で確認できる枠組み

令和8年度菊池市役所職員採用試験(秋試験)は、第1次試験(筆記)と第2次試験(個別面接)の2段階で実施されます。

第2次試験は「人物試験」という名称で、人柄などについての面接等による試験と説明されています。区分ごとの筆記内容には差がありますが、面接そのものは全区分とも個別面接という点は共通です。

項目内容(令和8年度秋試験)
試験の段階第1次試験(筆記)→第2次試験(個別面接)の2段階
第2次試験の内容人物試験=人柄などについての面接等による試験。日程表に「個別面接」と明記され、集団討論・集団面接の記載はありません
作文試験「昨年度からの主な変更点」として、令和8年度秋試験では作文試験を実施しないことが明記されています
面接カード受験票・写真票と同一のPDFファイルで交付され、第1次試験の際に記入のうえ持参する様式です
募集区分事務職の大卒程度・高卒程度・障がい者対象・公務員経験者・社会人経験者の5区分(技術職・消防職の募集はありません)
配点各試験種目の配点について、記載のある資料は見当たりませんでした。最新の受験案内でご確認ください

上記は、菊池市が公表している令和8年度菊池市役所職員採用試験(秋試験)の受験案内にもとづく内容です。試験の構成・区分・配点等は年度や受験区分によって異なる可能性があります。受験の際は、必ずご自身の区分の最新の試験情報をご確認ください。

作文試験を取りやめて面接に絞る変更が令和8年度秋試験で行われたことは、菊池市が人物試験の比重を相対的に高めている可能性を示す材料です。書く力より話す力に時間を割いて準備する価値がある試験だといえます。

採用の設計から読める、求められていそうな構え

求める職員像にあたる文言は、当研究会が読んだ令和8年度秋試験の受験案内には置かれていませんでした。

手がかりになるのは、事務職だけを5つの区分に分けて11人程度を採るという採用の設計そのものです。以下の二段落は市の公表内容ではなく、その設計から当研究会が導いた見方として読んでください。

採用予定数が11人程度、そのうち大卒程度の事務職はわずか3人程度という規模の試験では、配属先を問わず幅広い業務に対応できるかどうかが重く見られやすいでしょう。窓口対応から地域行事の運営まで、一人が受け持つ範囲が自然と広がる職場だからです。

公務員経験者・社会人経験者という区分がわざわざ用意されていることも、即戦力としての対応力を意識している表れだと当研究会では捉えています。同じ趣旨を市が公表しているわけではありませんので、対策を組むときの一案として扱ってください。

想定される質問

面接で聞かれることは7つのカテゴリーに分かれる

当研究会では、全国の自治体・官公庁の面接想定問答を分析し、聞かれる質問を7つのカテゴリーに体系化しています。菊池市役所の面接も、この見取り図の上で準備すれば、基本的な抜け漏れは防げます。

カテゴリー代表質問ここで見られていること
① 導入・アイスブレイク今日はどうやって菊池市まで来ましたか?肩の力が抜けた状態で、自然に言葉が出てくるか
② 動機・志望数ある自治体の中で、なぜ菊池市を選んだのですか?「地元だから」だけで終わらず、選んだ理由が自分の経験に結びついているか
③ 自己理解ご自身の短所を教えてください短所を認めたうえで、日々どう向き合っているかまで話せるか
④ 経験・行動これまでで最も苦労した経験と、そこでとった行動を教えてください苦労の大きさより、そのときに何を考え、どう動いたかという中身
⑤ 学業・経歴学校で力を入れて取り組んだことを説明してください専門外の相手にも伝わる言葉に置き換えられるか
⑥ 適性・将来希望と違う部署に配属されたら、どう働きますか?採用予定数が限られる市です。配属の幅を受け止める柔軟さ
⑦ 公共性・社会性最近気になったニュースを一つ教えてください身の回りの出来事を、自分の言葉で短くまとめられるか

この7項目は、菊池市の第2次試験でも土台として問われます。ただ、これだけを準備しても他の受験者との差は生まれにくく、合否を分けるのは次に挙げる「菊池市ならでは」の質問への備えです。

合否を分けるのは「菊池市役所ならでは」の質問

「なぜ熊本県庁ではなく、菊池市役所なのですか?」
「菊池市の魅力と課題を、それぞれ挙げてください」

菊池市について公表されている選考の情報は、試験の段階と区分にとどまり、配点や人物像の詳細までは示されていません。

情報が少ないぶん、市そのものを語る質問にどれだけ具体的に答えられるかで準備量の差が出ます。こうした質問に答えるための「菊池市の事実」を、面接で使いやすいものに絞り、答え方とセットで整理しました。

質問テーマ知っておきたい菊池市の事実答え方のヒント
人口と高齢化住民基本台帳で4万6千人ほど。65歳以上が34.7%、75歳以上が19.5%(令和8年1月1日現在)と、いずれも熊本県平均を上回る数字だけで終わらせず、窓口対応や地域行事がどう変わっていくかまで一言つなげます
なぜ県庁ではなく市役所か令和8年度秋試験の採用予定数は事務職5区分あわせて11人程度。小さな職員体制で276.85平方キロメートルの市域を支える制度の説明で終わらず、住民に近い距離で仕事をしたい理由を自分の言葉にします
菊池渓谷と水源菊池渓谷は阿蘇くじゅう国立公園内にある1,193ヘクタールの渓谷で、菊池水源は環境省の名水百選に選ばれている観光名所の紹介で終わらせず、来訪者の受け入れと水源保全の両立という視点を添えます
菊陽町との違い隣接する菊陽町には半導体受託製造企業の工場が立地するが、菊池市そのものの施設ではない近隣の経済活況を自分の言葉で正確に説明できると、地域理解の深さが伝わります
熊本地震の記憶熊本県公表(令和7年4月11日時点)による市町村別死者数で菊池市は4人。令和8年7月には令和8年熊本地震も発生している(被害は速報値)数字を挙げたうえで、震源から離れた地域でも備えが必要だという教訓に接続します

使い方のコツは、5つ全部を覚えることではありません。自分の志望分野に近いテーマを1〜2つ選び、「事実 → 自分の問題意識 → 市職員としてやりたいこと」という一続きの話に編んでおくことです。

想定される評価の観点

菊池市が公表しているのは、第2次試験が「人柄などについての面接等による試験」であること、令和8年度秋試験から作文試験をやめたこと、面接カードを第1次試験の当日に提出させること、そして科目別の得点を本人に開示することです。重視する観点を項目立てて示した記載はありませんので、ここではこの選考の設計そのものから観点を読み解きます。

補いとして、市役所の採用面接で広く使われている考え方であるコンピテンシー評価にも触れます。この考え方では、答えの美しさよりも経験の中身と行動の再現性が重視されます。

評価の観点面接でどう確かめられるか準備のポイント
面接カードに書いた内容の裏づけ第1次試験の当日に提出した面接カードの記載が、第2次試験の問いの出発点になる書いた一文ずつに「そのとき自分は何をしたか」を足せるか、提出前に確かめておきます
話して伝える力作文試験を取りやめ、人物試験を個別面接に一本化した設計になっている書いて整えた文章ではなく、声に出して説明し直せるところまで練習します
幅広い業務への対応力希望と異なる部署に配属された場合、どう働く意欲を保てるか部活動やアルバイトで、自分の得意分野以外の役割を引き受けた経験を思い出しておきます

なお、公務員の個人面接では、ひとつの話題に対して「そのとき、あなたは具体的に何をしたのですか」と2回、3回と深掘りされることが多いです。自分の言葉で細部まで語れる実体験に根ざした答えを事前に用意しておきましょう。

本番までの準備6ステップ

ここまでの内容を、準備の手順に落とし込みます。

  1. 菊池市が公表する最新の受験案内を読み、自分が受ける区分の試験種目と面接カードの記入項目を確認する
  2. これまでの経験を棚卸しする。学業・部活動・アルバイトから、自分で動いた場面をそれぞれ一つずつ書き出す
  3. 7カテゴリーの代表質問に、それぞれ一言メモで答えを作る
  4. 自治体研究のインプットをする。この記事の前半部分を読み返し、志望分野に近い事実を2〜3個、自分の言葉で説明できるようにする
  5. 固有質問の材料を対応表から集め、「事実 → 自分の問題意識 → やりたいこと」の一続きの話に編む
  6. 声に出して練習し、答えるたびに「ここを掘られたら何と返すか」を書き足していく

優先順位に注意

ステップ4と5の自治体研究は、あくまで他の受験生と差をつけるための工程です。時間がない場合は、ステップ2の経験の棚卸しと、その経験を市の仕事へどうつなぐかという自己分析を優先してください。自分のことを語れない状態で市の知識だけを増やしても、面接の評価にはつながりません。

なお、面接対策を独学かつ最短ルートで仕上げたい場合は、菊池市役所専用の面接想定問答集を使う選択肢もあります。

菊池市の採用面接で出題が想定される質問について、1問ごとに回答例・質問の意図・NG回答までをわかりやすく解説しているので、面接での受け答えをより具体的にイメージできるようになります。特に試験本番までに時間がない方は、必要に応じてご活用ください。

菊池市役所の想定問答集を見る

さいごに

令和8年度秋試験の菊池市役所は、作文試験を取りやめて第2次試験の個別面接に重心を移しました。

採用予定数が11人程度と限られる分、一人の発言が結果に響きやすい試験でもあります。菊池渓谷や菊陽町との位置関係など、この記事で整理した事実のうち自分の関心と重なるものを2つか3つ選び、書いても話しても筋が通る形に仕上げてから本番に臨んでください。