本記事では、対馬市職員採用試験の面接対策で必要な、対馬市の特徴・基礎データ・行政課題・重点政策・面接の流れ・想定される質問・評価の観点についてまとめています。

対馬市役所の面接では、「なぜ対馬市を志望したのですか」「市職員としてどんな仕事をしたいですか」「国境の島で働き続けられますか」といった質問が想定されます。国境の島という立地をどう理解し、そこでの暮らしをどう自分の言葉で語れるかが問われます。

本文で挙げた対馬市の事実は、当研究会が公式資料で確認できた範囲のものです。自分の経験と結びつけて話せそうな事実を2つか3つに絞り込んでから、面接の練習に入ってください。

第1部|自治体研究編

対馬市の特徴

面接対策に入る前に、対馬市がどういう市なのかを押さえておきましょう。(時間が足りない方は、この箇条書きだけでも頭に入れてください)

  • 南北82キロメートル・東西18キロメートルの細長い島で、大韓民国・釜山広域市までわずか49.5キロメートルという、九州最北端に位置する国境の島。(出典:対馬市のプロフィール)
  • 長崎県内で隣り合うのは壱岐市のみ(海上で隣接)。国外との隣接は釜山広域市(海上で隣接)で、県内の他の市とは異なる位置関係にある。
  • 総面積70,742ヘクタールのうち89パーセント(63,105ヘクタール)を森林が占める島。
  • 対馬にしか生息しないツシマヤマネコは推定生息数100頭弱。平成6年1月に国内希少野生動植物種に指定され、環境省の対馬野生生物保護センターが保護増殖事業の拠点になっている。(出典:ツシマヤマネコ(環境省))
  • 市役所は厳原町に置かれている。市の花はゲンカイツツジ、市の木はひとつばたご。
  • 令和8年1月1日現在の人口は26,430人で、65歳以上が41.3パーセントを占める。

対馬市の基礎データ

対馬市は面積が大きい一方で人口は少なく、規模感がつかみにくい市です。広い面積と低い人口密度の組み合わせを、まず数字で頭に入れておきましょう。

項目内容
総人口26,430人(住民基本台帳・令和8年1月1日現在)
65歳以上人口10,924人(高齢化率41.3%)
75歳以上人口5,983人(総人口の22.6%)
総面積707.42km²(長崎県総面積4,131.22km²の約17.1%)
人口密度約37人/km²(上記の総人口と総面積から算出)
隣接自治体壱岐市(長崎県内。海上で隣接)、釜山広域市(大韓民国。海上で隣接)
市の花・木ゲンカイツツジ(花)・ひとつばたご(木)
市役所の所在地対馬市厳原町国分1441番地

総人口・65歳以上人口・75歳以上人口は、総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」令和8年1月1日現在の数値です。国勢調査をもとにした長崎県の公表統計とは基準が異なります。系列をまたいだ比較や増減の計算は避けてください。面積は対馬市が公表している値です。隣接自治体・市の花と木・所在地は、当研究会の基礎データによります。

707平方キロメートルという面積の大きさ

対馬市の面積707.42平方キロメートルは、長崎県内13市の中で最も広い面積です。それでいて人口密度は約37人という、13市の中で最も低い水準にとどまります。

理由は形にあります。南北82キロメートル・東西18キロメートルという細長い島の形は、市役所からもっとも遠い集落までの距離が、面積の割にコンパクトな島とは比べものにならないほど長くなることを意味します。

行政サービスを届ける側からすると、同じ「1つの市」でも、移動と時間の使い方はまったく違う条件になります。

年齢構成は高齢化率41.3パーセント、75歳以上22.6パーセント。同じ住民基本台帳の基準でみた長崎県全体の34.8パーセント・19.6パーセントを、それぞれ6.5ポイント・3.0ポイント上回ります。

同じ基準で市町別に見ると、北松浦郡小値賀町の52.8パーセントを筆頭に県内でも開きが大きく、対馬市は4割を超える市町のひとつに数えられます。

「対馬市は南北に細長い島の形をしていて、面積は長崎県の市の中で一番広いそうです。人口は2万6千人ほどで、65歳以上の方が4割を超えていると聞きました。広さと高齢化の両方を意識した仕事の進め方が要るのだと感じています」

対馬市の経済・産業

森と海に支えられる島の産業

総面積の89パーセントを森林が占めるという事実は、平地の少なさと表裏一体です。農地として使える土地が限られる分、対馬市の産業は森林と、島を囲む海の水産資源に重心を置いてきました。

長崎県は全国屈指の水産県で、人口千人あたりの漁業就業者数は全国1位、漁業産出額と海面漁業漁獲量は全国2位です。平成30年の海面漁業・養殖業産出額は996億円で、北海道に次ぐ全国2位でした。(出典:長崎県水産業振興基本計画|資料)

国境という立地が生む観光の可能性

釜山までの距離が49.5キロメートルという近さは、対馬市にとって観光面での大きな条件です。県全体では、令和6年の延べ宿泊客数が7,483,382人と4年連続で増加し、外国人延べ宿泊客数も732,186人(前年比34.5パーセント増)まで伸びています。

国境に最も近い自治体という立地は、他の市にはない対馬市固有の観光資源になり得ます。(出典:長崎県観光統計|令和6年)

離島経済に共通する輸送の条件

長崎県には有人島だけで51島があり、あわせて約11万人が暮らしています。対馬市の産業も、この離島経済に共通する条件から自由ではありません。

ものを運ぶにも人を呼ぶにも、船と飛行機の便数が上限になります。産業や観光を志望するなら、何を作り何を売るかの前に、どう運びどう来てもらうかという条件があることを意識しておきましょう。

対馬市の主な行政課題

ここまでの数字と位置関係を重ねると、対馬市が向き合っている課題が見えてきます。課題を問われたら、この4つのどれかに寄せて答えると筋が通ります。

広い面積を少ない人口で支える構造

707.42平方キロメートルという面積を、人口密度約37人という薄い人口で支えているのが対馬市です。学校、医療、道路の維持、いずれも「面積のわりに使う人が少ない」という条件のもとで判断が求められます。

加えて高齢化率41.3パーセントという年齢構成が、この条件にさらに重なります。福祉や交通を志望するなら、制度の名前を覚える前に、この広さと薄さの組み合わせを頭に置いておきましょう。

森林と希少種をどう守り続けるか

ツシマヤマネコが対馬にしか生息せず、推定生息数が100頭弱にとどまるという事実は、開発と自然保護をどう両立させるかという課題を島全体に突きつけます。道路の整備や森林の管理は暮らしと産業に欠かせない一方で、生息環境を脅かす要因にもなり得ます。

環境や農林分野を志望するなら、この両立の難しさに触れられると、話に厚みが出ます。

島を離れる世代をどう引き止めるか

長崎県の第3期総合戦略は、離島・半島地域で全国に先駆けて少子高齢化が進行していると認識し、自然減・社会減の改善、関係人口・交流人口の受け入れと活用、生活インフラの維持・向上を主要な課題に挙げています。

対馬市はこの認識がそのまま重なる地域です。進学や就職で島を離れた人が戻れる仕事をどう用意するかは、産業振興であると同時に人口政策でもあります。(出典:第3期長崎県まち・ひと・しごと創生総合戦略|令和8〜12年度)

本土から離れているという条件への備え

内閣府が令和7年3月31日に公表した南海トラフ巨大地震の被害想定の市町村別最大津波高一覧に、対馬市は含まれていません。(出典:南海トラフ巨大地震の市町村別最大津波高一覧(内閣府)|令和7年)ただし、対馬市が備えるべき条件はこの想定の外側にあります。

台風や大雨で船や飛行機の便が止まれば、本土からの応援も物資も届きにくくなります。防災を語るなら、揺れや津波の規模ではなく、便が止まった数日間を島の中でどうしのぐかという話に寄せるほうが、対馬市の実情に合っています。

対馬市の重点政策|国境の島の暮らしを次につなぐ

対馬市がいまどの計画で動いているかは、市の公式サイトにある現行版で確かめてください。ここで扱うのは、当研究会が公式資料で確認できた範囲、つまり広い面積を1つの市が担うという行政の形と、長崎県が掲げている方向です。

広い面積を1つの意思決定で担うという形

対馬市は長崎県内13市で最も広い面積を、1つの市役所が担っています。道路も港も学校も医療も、優先順位をつけるのは市自身です。

限られた財源の中で何を先に手当てするかという判断が、日常的に求められる構造だといえます。加えて、南北に長い島の形は、同じ市内でも地域ごとに事情が違うことを意味します。

北部と南部で抱える課題が同じとは限らないという前提を持っておくと、話に具体性が出ます。

県の総合戦略が示す方向

県の第3期総合戦略が挙げる3つの主要課題のうち、対馬市にとくに効いてくるのが関係人口・交流人口の受け入れと活用です。

国境に最も近い自治体という立地は、定住人口をすぐに増やすことが難しくても、島に関わり続ける人を増やす力を持っています。志望動機を作るときは、住む人の数だけを指標にしない発想を持っておくと、話が現実的になります。

森と希少種を次の世代へ引き継ぐ

ツシマヤマネコの保護は、対馬市だけが担える仕事です。環境省の保護増殖事業と連携しながら、道路整備や地域おこしとどう折り合いをつけるかは、環境部局だけの仕事ではありません。

農林、土木、観光にまたがる領域です。関心のある分野がどこであれ、この島ではこの課題と接点を持つ可能性があります。

POINT|事業名より、島の条件から考える

公表資料が限られる市では、事業名を集めることに時間を使わないでください。関心のある分野を1つ選び、①島でいま何が起きているか → ②本土なら簡単でも島では難しいことは何か → ③市はそこに何ができるか → ④足りないものは何か → ⑤自分にできることはどこから始まるか、の順に考えると、話がつながります。

悪い例「対馬市の観光振興に携わりたいです」

改善例「釜山まで50キロほどという距離を知りました。訪れる人を増やすだけでなく、島の暮らしや自然を守りながら受け入れる仕組みづくりに関わりたいです」

あわせて確認したい公式資料

島のことを語る材料は、次の資料から拾えます。目を通すだけで終わらせず、自分の志望分野に関わる部分は要約してノートに残しておきましょう。

  • 対馬市の「採用・募集情報」のページと、募集期間中の受験案内
  • 対馬市のプロフィール・市の概要に関するページ
  • 第3期長崎県まち・ひと・しごと創生総合戦略(令和8〜12年度)
  • 環境省・対馬野生生物保護センターの公表資料
  • 長崎県が公表している離島関係の施策ページ

なお、情報を知っていることと、面接でその情報を使って答えられることは、まったく別の能力です。数字を覚えただけの状態では、深掘りの一言で止まってしまいます。

当研究会では「答えられる形」まで仕上げるためのテキストとして、対馬市役所専用の面接想定問答集をご用意しています。対馬市の採用面接で問われる可能性がある約60問の質問について、「元公務員監修の回答例」「質問の意図」「回答のコツ」「想定される深掘り」などを収録しています。

対馬市役所の想定問答集を見る

第2部|面接対策編

対馬市役所の面接の概要

対馬市の試験について公表されている範囲をまず確かめ、そのうえで案内が出るまでに何を進めておくかを考えます。

対馬市役所の面接の流れ

対馬市の採用情報は「市政情報>採用・募集情報>市職員」と、組織から探す側の「総務部>人事課>採用・募集情報」の2つの入口に置かれています。令和8年8月25日時点でいずれの配下にも残っているのは、採用試験結果の開示に関する案内だけです。

試験は第一次試験・第二次試験の段階構成で実施されており、結果開示の対象科目に性格特性検査と職務適応性検査が含まれることから、複数の試験科目で構成されていることが読み取れます。

項目内容(公表されている範囲)
試験の段階第一次試験 → 第二次試験の段階構成
試験科目性格特性検査・職務適応性検査を含む複数の科目で構成(結果開示の対象科目から判明)
面接の形式・回数公表されていません。最新の受験案内でご確認ください
配点公表されていません。最新の受験案内でご確認ください
提出書類公表されていません。最新の受験案内でご確認ください

上記は、対馬市が公表していた範囲の内容です。面接の形式や回数・配点・提出書類は、募集時に公開される受験案内でご確認ください。試験の構成・配点等は、年度や受験区分によって異なる可能性があります。(出典:採用試験結果の開示(対馬市))

公表が少ない試験では、受験者の差は形式への習熟ではなく、島をどこまで具体的に理解しているかで開きます。面接の作法は案内が出てからでも仕上がりますが、自分の経験を語れる形に整えることと、対馬という土地の条件を腹に落とすことは、今日から手をつけないと間に合いません。

対馬市役所が求める人物像

対馬市の採用・募集情報のページには、求める人物像にあたる公表文言は見当たりませんでした。掲載されているのは試験結果の開示に関する案内です。

募集時の受験案内に記載される可能性はあるため、案内が公開され次第、真っ先に目を通してください。

面積707.42平方キロメートルに対して人口密度が約37人という条件を、そのまま職場の条件に言い換えてみます。広い区域を少ない職員で担う以上、担当外の仕事にも自分から踏み込み、周囲に聞きながら形にできる人が重宝されるはずです。

加えて、釜山まで49.5キロメートルという距離は、行政の窓口でも国境を越えたやりとりが日常の一部になり得ることを示しています。未経験の相手や状況にも臆せず向き合える姿勢が、この市ではとりわけ意味を持つと考えられます。

想定される質問

面接で聞かれることは7つのカテゴリーに分かれる

当研究会では、全国の自治体・官公庁の面接想定問答を分析し、聞かれる質問を7つのカテゴリーに体系化しています。形式が公表されていない対馬市でも、この見取り図の上で準備しておけば大きな抜け漏れは防げます。

カテゴリー代表質問ここで見られていること
① 導入・アイスブレイク対馬へはどうやって来られましたか?第一声の落ち着きと、自然な表情
② 動機・志望なぜ公務員を目指したのですか?民間企業ではなく公務員を選んだ理由が、自分の経験に根ざしているか
③ 自己理解自分の強みはどこにあると思いますか?強みを言い切るだけでなく、それが発揮された具体的な場面を語れるか
④ 経験・行動初めて取り組む役割を任された経験はありますか?手探りの状況をどう進めたか。周囲への働きかけ方
⑤ 学業・経歴学んだことの中で印象に残っているものは何ですか?専門の話を島の外の人にも通じる言い方へ置き換え、仕事への接続まで示せるか
⑥ 適性・将来対馬市に配属されたら、まず何を知りたいですか?広い区域を担う市の仕事を、具体的にイメージできているか
⑦ 公共性・社会性気になっている社会の話題を1つ挙げてください世の中の出来事への関心を、島の課題と結びつけられるか

この7つのカテゴリーは、受験先が変わっても共通して使えます。対馬市の場合、ここに一段積み増しておきたいのが、国境の島という立地の理解と、そこで暮らすことについて自分の言葉を持っているかどうかです。

合否を分けるのは「対馬市役所ならでは」の質問

「なぜ長崎県庁ではなく、対馬市役所なのですか?」
「対馬市の魅力と課題を、それぞれ教えてください」

対馬市を受けるなら、この2問は形式が分からないうちから作り始めて構いません。島で働き続けることをどこまで具体的に思い描けているかが、答えの厚みに表れます。

当研究会では、対馬市の事実のうち面接で使いやすいものに絞り、答え方とセットで整理しました。

質問テーマ知っておきたい対馬市の事実答え方のヒント
市の位置と形南北82キロメートル・東西18キロメートルの細長い島で、釜山広域市まで49.5キロメートル。九州最北端の国境の島方角や距離を数字で押さえたうえで、この形が行政サービスにどう影響するかへ話を進めます
なぜ県庁ではなく市役所か長崎県内で隣り合うのは壱岐市のみ。県庁所在地の長崎市からも海と距離を隔てている島にいて動かない行政という市役所の立ち位置から、県の出先との違いを述べます
人口と高齢化令和8年1月1日現在の人口26,430人、高齢化率41.3%、75歳以上22.6%。同じ基準の長崎県全体は34.8%・19.6%4割を超える高齢化率を具体的な暮らしの場面、通院や見守りへ下ろして話します
森と希少種面積の89%を森林が占め、対馬にしか生息しないツシマヤマネコの推定生息数は100頭弱観光資源としてだけでなく、開発と保護の両立という行政課題として語ります
対馬市の課題県は離島・半島地域で全国に先駆けて少子高齢化が進行していると認識し、自然減・社会減の改善、関係人口・交流人口の受け入れ、生活インフラの維持を主要課題に挙げている県が挙げる課題を出発点に、それが対馬市ではどの場面に姿を変えて現れるかを一つ挙げます

使い方のコツは、5つ全部を覚えることではありません。自分の志望分野に近いテーマを1〜2つ選び、「事実 → 自分の問題意識 → 市職員としてやりたいこと」という一続きの話に編んでおくことです。

想定される評価の観点

対馬市が公表しているのは試験結果の開示に関する案内だけで、選考の中身を事前に読み解く材料はほとんどありません。人物像の文言も示されていないため、ここから先は公表資料の外側を当研究会が補う話になります。

過去の行動を掘り下げて適性をみる、いわゆるコンピテンシー評価は多くの市役所面接に共通する土台とされており、対馬市もその例外ではないと考えて準備するのが現実的です。答えの美しさではなく、経験の具体性と行動の一貫性が見られています。

評価の観点面接でどう確かめられるか準備のポイント
担当外の仕事にも自分から踏み込めるか初めての役割や慣れない状況で、誰にどう聞きながら進めたか広い区域を少ない職員で担う対馬市では、担当が固定されない場面が想像されます。手探りで進めた経験を1つ用意しておきます
異なる背景の相手にも臆せず向き合えるか初対面の相手や、価値観の違う相手とどう関わったか釜山までの近さは、窓口でも国境を越えたやりとりが起こり得ることを意味します。異なる立場の相手と接した経験を思い出しておきます
国境の島で腰を据えて働けるか本土から離れた土地での勤務を、一時の配属ではなく長い時間軸で語れるか島外へ出る手段や日々の買い物、医療機関までの距離を自分で調べたうえで、それを承知で対馬市を選ぶ理由を組み立てておきます

なお、公務員の個人面接では、ひとつの話題に対して「そのとき、あなたは具体的に何をしたのですか」と2回、3回と深掘りされることが多いです。広い区域を少ない職員で担う現場では、入ったその年から自分の判断で動く場面が来ます。自分の言葉で細部まで語れる実体験に根ざした答えを事前に用意しておきましょう。

本番までの準備6ステップ

ここまでの内容を、準備の手順に落とし込みます。

  1. 対馬市の「採用・募集情報」のページを定期的に確認し、募集が始まったら受験案内で試験種目と提出書類を書き出す
  2. 自分の経験を、続けたこと・変えたこと・任されたことの3つに分けて並べ、それぞれ1件ずつ具体例を決める
  3. 7カテゴリーの代表質問に、それぞれ一言メモで答えを作る
  4. 対応表から、広さ・高齢化・自然環境のうち自分の関心に近いテーマを2つ選び、重なる点を書き添える
  5. その2つについて「事実 → 自分の問題意識 → やりたいこと」と並べたうえで、対馬で長く働こうと考えた理由まで一本につなげる
  6. 実際に声に出して録音し、話す速さと長さを確かめる。島での生活条件を尋ねられたときに答えが止まらないかを重ねて確認する

優先順位に注意

ステップ4と5は、あくまで他の受験生と差をつけるための工程です。時間がないときは、ステップ2の経験の整理と、その経験を対馬市の仕事へどうつなぐかという自己分析を先に片づけてください。自分のことを語れない状態で市の知識だけを増やしても、面接の評価にはつながりません。

なお、面接対策を独学かつ最短ルートで仕上げたい場合は、対馬市役所専用の面接想定問答集を使う選択肢もあります。

対馬市の採用面接で出題が想定される質問について、1問ごとに回答例・質問の意図・NG回答まで解説しているので、面接当日の受け答えを一つひとつ思い描けるようになります。試験まで日がない方は、必要に応じてご活用ください。

対馬市役所の想定問答集を見る

さいごに

対馬市の職員採用試験は、第一次試験と第二次試験の段階構成で行われています。面接の形式や配点は公表されていませんので、案内が出るまでは形式に振り回されず、中身の準備に時間を使ってください。

南北に長い島の形と、釜山まで49.5キロメートルという距離を抱えるこの土地には、2万6千人の暮らしを支える仕事があります。ここで挙げた事実の中から、自分の言葉で語れそうなものを選び、面接本番までに磨き上げていってください。