本記事では、壱岐市職員採用試験の面接対策で必要な、壱岐市の特徴・基礎データ・行政課題・重点政策・面接の流れ・想定される質問・評価の観点についてまとめています。

壱岐市役所の面接では、「なぜ壱岐市を志望したのですか」「市職員としてどんな仕事をしたいですか」「島で働き続けられますか」といった質問が想定されます。島で暮らし働くという選択について、自分の言葉をどれだけ持っているかが問われます。

なお、本記事の試験に関する記述は、令和8年度壱岐市職員採用試験について市が公表していた範囲にもとづきます。本文で挙げた事実のうち、自分が語れそうなものを2つか3つ選んでから面接に臨んでください。

第1部|自治体研究編

壱岐市の特徴

面接対策に入る前に、壱岐市がどういう市なのかを押さえておきましょう。(時間が足りない方は、この箇条書きだけでも頭に入れてください)

  • 平成16年3月1日に4つの町が合併して誕生した、島がそのままひとつの市になっている自治体。総面積は139.42平方キロメートル。(出典:壱岐市の紹介)
  • 長崎県内で隣り合うのは対馬市のみ。佐賀県唐津市とは海上で隣接しており、県境が海の上にある。
  • 市内の原の辻遺跡は国内最大級の弥生時代の環濠集落で、弥生集落としては国内3例目の国特別史跡。『魏志』倭人伝に登場する「一支国」の王都に比定されている。
  • 市内には約280基の古墳がある。
  • 長崎県には無人島を含めて1,479の島があり、離島振興対策実施地域の指定を受けた有人島は51島。あわせて約11万人が暮らしている。(出典:ながさきの離島)
  • 市役所は郷ノ浦町本村触に置かれている。市の花は水仙、市の木はマキ。
  • 令和8年1月1日現在の人口は23,222人で、65歳以上がちょうど40.0%を占める。

壱岐市の基礎データ

壱岐市の規模は、一度つかんでしまえば説明に迷いません。2万3千人の島という規模感を体に入れておくことが、面接では効いてきます。

島の規模がつかめる項目だけを、表にまとめました。

項目内容
総人口23,222人(住民基本台帳・令和8年1月1日現在)
65歳以上人口9,283人(高齢化率40.0%)
75歳以上人口5,446人(総人口の23.5%)
総面積139.42km²(長崎県総面積4,131.22km²の約3.4%)
人口密度約167人/km²(上記の総人口と総面積から算出)
隣接自治体対馬市(長崎県内)、唐津市(佐賀県。海上で隣接)
市の花・木水仙(花)・マキ(木)
市役所の所在地壱岐市郷ノ浦町本村触562

総人口・65歳以上人口・75歳以上人口は、総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」令和8年1月1日現在の数値です。国勢調査をもとにした長崎県の公表統計とは基準が異なります。系列をまたいだ比較や増減の計算は避けてください。面積は壱岐市が公表している値です。隣接自治体・市の花と木・所在地は、当研究会の基礎データによります。

市域の外側がすべて海だという構造

139.42平方キロメートルに23,222人、人口密度は約167人です。数字そのものより効いてくるのは、市域の輪郭が島の海岸線とそのまま一致しているという点です。

隣の自治体へ陸路で移動することができず、市の外へ出るには必ず船か飛行機を使います。行政の側から見れば、応援も物資も人の異動も、天候と便に左右されるということになります。

年齢構成は高齢化率40.0%、75歳以上23.5%。同じ住民基本台帳の基準でみた長崎県全体の34.8%・19.6%を、それぞれ5.2ポイント・3.9ポイント上回ります。

5人に2人が65歳以上という構成です。なお長崎県が国勢調査をもとに公表している別の系列の調査では、令和6年10月1日現在の市町別の高齢化率は小値賀町の53.2%が最も高く、大村市の26.3%が最も低いとされています。

基準が違うため直接は比べられませんが、県内の市町のあいだに大きな開きがあることは押さえておきましょう。(出典:長崎県年齢別推計人口調査結果|令和6年)

「壱岐市は島がそのままひとつの市になっていて、人口は2万3千人ほどだそうです。5人に2人が65歳以上ですので、市の外に頼れない場面をどう乗り切るかが仕事の前提になるのだと感じています」

壱岐市の経済・産業

海の上に県境がある島

壱岐市の位置を語るとき、対馬市と佐賀県唐津市に海上で隣接しているという事実は外せません。県境が陸ではなく海の上にあり、生活圏や物流の向きは必ずしも県内だけを向いていません。

人の行き来と物の流れがどちらを向いているかは、産業振興や観光の施策を考えるときの前提になります。

一支国の記憶という資源

原の辻遺跡が国内3例目の弥生集落の国特別史跡であり、『魏志』倭人伝の「一支国」の王都に比定されているという事実は、この島が古代から海の道の結節点だったことの証拠です。約280基の古墳とあわせて、他の市が持ちようのない資源が集まっています。

県全体の観光は伸びています。令和6年の長崎県観光統計によれば、延べ宿泊客数は7,483,382人で4年連続の増加、観光消費額は4,587億円と前年から15.5%伸びました。

外国人の延べ宿泊客数は732,186人で、こちらは34.5%の増加です。この流れを島にどう引き込むかが、観光を志望する人の考えどころになります。(出典:長崎県観光統計|令和6年)

航路と空路が経済の前提になる

島の経済は、輸送の手立てに大きく規定されます。同じ商品を作っても本土へ運ぶ費用がかかり、人を呼ぼうにも便の数が上限になります。

長崎県が有人島51島に約11万人が暮らす県であるという事実は、この条件を抱えた地域が県内に広く存在するということでもあります。壱岐市で産業や観光を語るなら、「何を売るか」の前に「どう運ぶか」「どう来てもらうか」があると意識しておきましょう。

壱岐市の主な行政課題

ここまでの数字と位置を重ねると、壱岐市が向き合っている課題が見えてきます。課題について問われたら、この4つのどれかに寄せて答えると筋が通ります。

5人に2人が65歳以上という構成

高齢化率40.0%、75歳以上23.5%という年齢構成は、医療・介護・移動・見守りの需要を同時に押し上げます。しかも本土の大きな病院へは船か飛行機で向かうことになるため、島の中でどこまで対応できるかが暮らしの安心を左右します。

福祉分野を志望するなら、制度の話に入る前に、この移動の条件を頭に置いておきましょう。

島を出ていく世代をどう引き止めるか

長崎県の第3期総合戦略は、離島・半島地域で全国に先駆けて少子高齢化が進行していると認識し、自然減・社会減の改善、関係人口・交流人口の受け入れと活用、生活インフラの維持・向上を主要な課題に挙げています。

壱岐市はこの認識がそのまま当てはまる地域です。進学や就職で島を離れた人が戻れる仕事をどう用意するかは、産業振興であると同時に人口政策でもあります。(出典:第3期長崎県まち・ひと・しごと創生総合戦略|令和8〜12年度)

遺跡と景観を守り続ける負担

国特別史跡という指定は誇りであると同時に、保存の責任を伴います。調査・整備・公開・維持のいずれにも人と費用が要り、その多くは市の仕事です。

文化財を観光の資源として生かしたいという話をするなら、生かす側の費用と手間にも触れられるようにしておくと、話に厚みが出ます。

孤立への備え

内閣府が令和7年3月31日に公表した南海トラフ巨大地震の被害想定では、市町村別のケース別最大津波高が一覧にまとめられており、長崎県からは最大値が4メートル級の市町が掲載されています。壱岐市は、この一覧で数値化された市町村には含まれていません。(出典:南海トラフ巨大地震の市町村別最大津波高一覧(内閣府)|令和7年)

ただし、津波以外の場面では島であることの重さが出ます。台風や大雨で航路と空路が止まれば、外からの応援も物資も届きません。

防災を語るなら、被害の規模を競うのではなく、援助が来るまでの数日を島の中でどうしのぐかという話に寄せるほうが、この市の実情に合っています。

壱岐市の重点政策|一支国の島を次の世代へ

壱岐市がいまどの計画で動いているかは、市の公式サイトにある現行版で確かめてください。ここで扱うのは、当研究会が公式資料で確認できた範囲、つまり島とひとつの市が重なるという行政の形と、長崎県が掲げている方向です。

島と市が重なるという行政の形

平成16年3月1日の4町合併によって、壱岐市は島の範囲と行政区域が一致する市になりました。これは、島全体の課題を一つの意思決定で扱えるということでもあり、逆に言えば、隣の自治体と分担して補い合う余地が小さいということでもあります。

道路も港も学校も医療も、優先順位をつけるのは市自身です。限られた財源の中で何を先に手当てするかという判断が、日常的に求められる構造だといえます。

県の総合戦略が示す方向

県の第3期総合戦略が挙げる3つの主要課題のうち、壱岐市にとくに効いてくるのが関係人口・交流人口の受け入れと活用です。

定住人口をすぐに増やすことが難しい地域では、島に関わり続ける人をどれだけ増やせるかが、産業にも文化財の維持にも効いてきます。志望動機を作るときは、住む人の数だけを指標にしない発想を持っておくと、話が現実的になります。

一支国の遺産を守り、伝える

原の辻遺跡と約280基の古墳は、観光資源であると同時に教育の資源でもあります。島の子どもたちが自分の土地の歴史を学ぶ機会をどう作るかは、文化財の部署だけの仕事ではありません。

学校教育、生涯学習、観光、そして景観の保全がつながる領域です。関心のある分野がどこであれ、この島ではこの資源と接点を持つ可能性があります。

POINT|事業名より、島の条件から考える

公表資料が限られる市では、事業名を集めることに時間を使わないでください。関心のある分野を1つ選び、①島でいま何が起きているか → ②本土なら簡単でも島では難しいことは何か → ③市はそこに何ができるか → ④足りないものは何か → ⑤自分にできることはどこから始まるか、の順に考えると、話がつながります。

悪い例「壱岐市の観光振興に携わりたいです」

改善例「弥生時代の王都だった場所が島にあると知りました。ただ来てもらうだけでなく、島の子どもが自分の土地の歴史を学べる場として整えていく仕事に関わりたいです」

あわせて確認したい公式資料

島のことを語る材料は、次の資料から拾えます。読んで終わりにせず、志望分野に関係する部分は自分で要約して手元に置いてください。

  • 壱岐市の「市の採用試験」のページと、募集期間中の受験案内
  • 壱岐市の総合計画(市公式サイトの現行版)
  • 壱岐市の市の紹介・統計に関するページ
  • 第3期長崎県まち・ひと・しごと創生総合戦略(令和8〜12年度)
  • 長崎県が公表している離島関係の施策ページ

なお、情報を知っていることと、面接でその情報を使って答えられることは、まったく別の能力です。数字を覚えただけの状態では、深掘りの一言で止まってしまいます。

当研究会では「答えられる形」まで仕上げるためのテキストとして、壱岐市役所専用の面接想定問答集をご用意しています。壱岐市の採用面接で問われる可能性がある約60問の質問について、「元公務員監修の回答例」「質問の意図」「回答のコツ」「想定される深掘り」などを収録しています。

壱岐市役所の想定問答集を見る

第2部|面接対策編

壱岐市役所の面接の概要

壱岐市の試験について公表されている範囲をまず確かめ、そのうえで案内が出るまでに何を進めておくかを考えます。

壱岐市役所の面接の流れ

壱岐市の採用試験の情報は、市政情報の人事・採用の下にある「市の採用試験」のページに集約されています。そこに掲示されているのは、令和8年度壱岐市職員採用試験の第一次試験合格者のお知らせです。

ここから動かないと言えるのは、令和8年度の採用試験が第一次試験と第二次試験の段階構成で行われているということです。

項目内容(令和8年度について公表されている範囲)
試験の段階第一次試験 → 第二次試験の段階構成
採用情報の入口市政情報>人事・採用>募集・採用・その他の案内>市の採用試験のページに集約されています
試験種目公表されていません。最新の受験案内でご確認ください
面接の形式・回数公表されていません。最新の受験案内でご確認ください
配点公表されていません。最新の受験案内でご確認ください
提出書類公表されていません。最新の受験案内でご確認ください

上記は、令和8年度壱岐市職員採用試験について壱岐市が公表していた範囲の内容です。試験種目・面接の形式や回数・配点・提出書類は、募集時に公開される受験案内でご確認ください。試験の構成・日程・配点等は、年度や受験区分によって異なる可能性があります。(出典:市の採用試験(壱岐市))

情報が少ない試験ほど、受験者どうしの差は自治体研究と自己分析でつきます。

形式に合わせた練習は案内が出てからでも間に合いますが、経験の整理と島の理解は、いまから積み上げないと厚みが出ません。時間の配分をそこに寄せておきましょう。

壱岐市役所が求める人物像

壱岐市の「市の採用試験」のページには、求める人物像にあたる公表文言は見当たりませんでした。掲載されているのは各試験の合否に関する記事です。

募集期間中の受験案内に記載がある可能性はありますので、案内が出たら真っ先に確かめてください。

島全体がひとつの市であるという構造を、そのまま職場の条件に言い換えてみます。人口2万3千人の市では、部署の数も職員の数も限られます。

しかも市外の相手とのやりとりには、航路や便の時間という制約がついて回り、打ち合わせ一つが天候で流れることもあります。だとすれば、その場で判断し、限られた時間の中で段取りを組み直せる人が重宝されるはずです。

加えて、2万3千人の島では市役所の対応が口伝えで広く行き渡ります。言葉を選ぶ慎重さと公私のけじめが、他の市より重く扱われても不思議はありません。

想定される質問

面接で聞かれることは7つのカテゴリーに分かれる

当研究会では、全国の自治体・官公庁の面接想定問答を分析し、聞かれる質問を7つのカテゴリーに体系化しています。形式が公表されていない壱岐市でも、この見取り図の上で準備しておけば大きな抜け漏れは防げます。

カテゴリー代表質問ここで見られていること
① 導入・アイスブレイク壱岐へはどうやって来られましたか?会話のきっかけに素直に乗れるか。表情と声の出方
② 動機・志望なぜ公務員を目指したのですか?企業に勤めても果たせる理由になっていないか。志望の動機が自分の経験と地続きか
③ 自己理解自分の強みはどこにあると思いますか?強みの言い切りではなく、それが表れた場面を挙げられるか
④ 経験・行動予定どおりに進まなかった経験を教えてください崩れた状況をどう組み直したか。判断の順序
⑤ 学業・経歴学んだことの中で印象に残っているものは何ですか?島の外の人にも分かる言い方へ直せるか。学びと仕事のつなぎ方
⑥ 適性・将来配属先が決まったら、まず何から覚えたいですか?市の仕事の想像の細かさ。少人数の職場で働く現実感があるか
⑦ 公共性・社会性気になっている社会の話題を1つ挙げてください世の中の出来事に関心を向けているか。それを島の話と結べるか

この表の7つは、どこを受けても準備の仕方が変わりません。壱岐市の受験で上積みが要るのは、島で暮らし働くという選択について、自分の言葉をどれだけ持っているかという一点です。

合否を分けるのは「壱岐市役所ならでは」の質問

「なぜ長崎県庁ではなく、壱岐市役所なのですか?」
「壱岐市の魅力と課題を、それぞれ教えてください」

壱岐市を受けるなら、この2問は形式が分からないうちから作り始めて構いません。答えの中に島で暮らすことへの現実感があるかどうかで、志望の本気度は測られます。

当研究会では、壱岐市の事実のうち面接で使いやすいものに絞り、答え方とセットで整理しました。

質問テーマ知っておきたい壱岐市の事実答え方のヒント
市の成り立ち平成16年3月1日に4つの町が合併して誕生。島の範囲と市域が一致している合併の年を言うだけで終わらせず、4つの地域がひとつの行政になったあとに何が残ったかへ話を進めます
なぜ県庁ではなく市役所か長崎県内で隣り合うのは対馬市のみ。佐賀県唐津市とは海上で隣接し、県境が海の上にある県の出先ではなく、島に常にいる行政としての市役所という立場から答えます
人口と高齢化令和8年1月1日現在の人口23,222人、高齢化率40.0%、75歳以上23.5%。同じ基準の長崎県全体は34.8%・19.6%5人に2人が65歳以上という言い方に直すと伝わりやすくなります。そのうえで通院や移動の場面へ下ろします
歴史資源原の辻遺跡は国内最大級の弥生時代の環濠集落で、弥生集落として国内3例目の国特別史跡。『魏志』倭人伝の「一支国」の王都に比定され、市内には約280基の古墳がある観光の目玉として紹介するのではなく、保存と活用を両立させる行政の仕事として語ります
壱岐市の課題県は離島・半島地域で全国に先駆けて少子高齢化が進行していると認識し、自然減・社会減の改善、関係人口・交流人口の受け入れ、生活インフラの維持を主要課題に挙げている県の課題認識を借りたうえで、それが壱岐市ではどの場面に現れるかを一つ具体化して述べます

使い方のコツは、5つ全部を覚えることではありません。自分の志望分野に近いテーマを1〜2つ選び、「事実 → 自分の問題意識 → 市職員としてやりたいこと」という一続きの話に編んでおくことです。

想定される評価の観点

採用情報がひとつのページに集約され、そこに載るのが合否の記事だけだという運用は、選考の中身を事前に読み解く余地が小さいことを意味します。だからこそ準備は、形式が変わっても揺るがない部分に寄せることになります。

面接で確かめられるのは、いわゆるコンピテンシー評価が基本にあり、答えの美しさではなく、経験の中身と行動の再現性です。

評価の観点面接でどう確かめられるか準備のポイント
その場で段取りを組み直せるか予定が崩れた場面で、何を残し何を後ろへ回して間に合わせたか航路や天候に左右される島では、計画どおりに進まないことが前提です。予定変更に対応した経験を1つ用意しておきます
言葉を選んで話せるか相手や場面に応じて言い方を変えた経験があるか職員と市民が仕事の外でも顔を合わせる島では、一言の受け取られ方が長く残ります。慎重に言葉を選んだ場面を思い出しておきます
島の暮らしを具体的に想像できているか壱岐で働くことを、勤務地の選択ではなく生活の設計として話せるか住まい、買い物、通院といった条件を自分で調べたうえで、それでもここを選ぶ理由を述べられるようにします

なお、公務員の個人面接では、ひとつの話題に対して「そのとき、あなたは具体的に何をしたのですか」と2回、3回と深掘りされることが多いです。少人数の職場では、入ったその年から自分の判断で動く場面が来ます。自分の言葉で細部まで語れる実体験に根ざした答えを用意しておきましょう。

本番までの準備6ステップ

ここまでの内容を、準備の手順に落とし込みます。

  1. 壱岐市の「市の採用試験」のページを定期的に確認し、募集が始まったら受験案内で試験種目と提出書類を書き出す
  2. 自分の経験を、続けたこと・変えたこと・任されたことの3つに分けて並べ、それぞれ1件ずつ具体例を決める
  3. 7カテゴリーの代表質問に、それぞれ一言メモで答えを作る
  4. 対応表のうち、島の条件に関わるテーマを2つ選び、自分の関心と重なる点を書き添える
  5. その2つについて「事実 → 自分の問題意識 → やりたいこと」と並べたうえで、島で働くという選択の理由まで一続きにする
  6. 実際に声に出して録音し、話す速さと長さを確かめる。島での暮らしについて聞かれたときに詰まらないかを重点的に見直す

優先順位に注意

ステップ4と5は、あくまで他の受験生と差をつけるための工程です。時間がないときは、ステップ2の経験の整理と、その経験を壱岐市の仕事へどうつなぐかという自己分析を先に片づけてください。自分のことを語れない状態で市の知識だけを増やしても、面接の評価にはつながりません。

なお、面接対策を独学かつ最短ルートで仕上げたい場合は、壱岐市役所専用の面接想定問答集を使う選択肢もあります。

壱岐市の採用面接で出題が想定される質問について、1問ごとに回答例・質問の意図・NG回答まで解説しているので、面接当日の受け答えを一つひとつ思い描けるようになります。試験まで日がない方は、必要に応じてご活用ください。

壱岐市役所の想定問答集を見る

さいごに

壱岐市の令和8年度の採用試験は、第一次試験と第二次試験の段階構成で行われています。試験種目や配点は公表されていませんので、案内が出るまでは形式に振り回されず、中身の準備に時間を使ってください。

島がそのままひとつの市になっているこの土地には、2万3千人の暮らしを支える仕事があります。ここまでに挙げた事実のうち、自分の経験と手ごたえよく結びつくものを選び、話せる形へ整えていってください。