警視庁|論文・作文|過去問まとめ【頻出テーマ・傾向分析つき】

最終更新: · 警察本部 · 過去問収録年度:2023–2025年度

警視庁では、Ⅰ類・Ⅲ類の区分で、論文・作文試験が実施されています。苦労や失敗から学んだ経験や目指す警察官像、自分の強みや魅力の活かし方などのテーマが出題されています。

本記事では、警視庁・警察官採用試験の論文・作文試験について、試験概要、過去問、出題傾向、対策方法をまとめています。まずは自分が受験する区分の過去問を確認し、自分の経験や個性を警察官の仕事にどうつなげるかという視点をつかんでください。


論文・作文試験の概要

受験区分ごとの試験形式・文字数・試験時間

以下は、警視庁で実施されている主な論文・作文試験の実施条件です。年度により変更される可能性があるため、出願時には必ず最新の受験案内を確認してください。

区分形式試験時間文字数
Ⅰ類論文80分1000字程度
Ⅲ類作文80分1000字程度

論文・作文試験の過去問

以下に、警視庁・警察官採用試験の論文・作文試験の過去問のうち、直近の出題分を、年度・区分別に整理します。まずは受験予定の区分を確認してください。

Ⅰ類の過去問

  • 問題形式:論文
  • 試験時間:80分
  • 文字数:1000字程度

Ⅲ類の過去問

  • 問題形式:作文
  • 試験時間:80分
  • 文字数:1000字程度

2022年度以前の過去問について

当研究会では、Ⅰ類・Ⅲ類ともに2010年度以降の過去問を保有しており、本記事の傾向分析はそのすべてにもとづいています。直近の出題分より前の過去問は、各区分の対策テキストに収録しています。必要に応じてご活用ください。

さらに過去問を入手する(Ⅰ類)

さらに過去問を入手する(Ⅲ類)


出題傾向と頻出テーマの分析

警視庁の論文・作文試験では、一般的な社会課題をそのまま論じるのではなく、自分の経験や個性を警察官の仕事に結びつけて考える力が重要です。過去問を確認すると、経験や強みに触れたうえで、どのような警察官になりたいか、仕事にどう活かすかを問う形式が多く見られます。

Ⅰ類の出題傾向

  • 頻出テーマ
    苦労や失敗を乗り越えた経験、警察官を目指したきっかけ、理想とする警察官像、自分の個性や成長に必要なもの
  • 設問の特徴
    苦労した経験や志望のきっかけ、自分の個性などに触れさせたうえで、その学びや個性を土台に、目指す警察官像や今後の取組を論じさせる二部構成が定番
  • 答案のポイント
    経験を一つに絞って自分の行動と学びを具体的に示し、首都東京の安全・安心を守る警察官としての将来像まで筋道立てて論じる

Ⅰ類の予想テーマ解答例

Ⅲ類の出題傾向

  • 頻出テーマ
    自分を高めるための取組、自分自身の魅力や強み、警察官として大切にしたいこと、規則を守る大切さ、都民が望む警察官像
  • 設問の特徴
    自分の取組や魅力、強みなどを挙げさせ、それを警察官の仕事にどう活かすかを述べさせる設問が中心で、大切にしたいことを複数挙げて理由を述べる形式も見られる
  • 答案のポイント
    挙げる内容を具体的なエピソードで裏付け、理由を明確にしたうえで、警察官としてどの場面でどう活かすのかを自分の言葉で述べる

Ⅲ類の予想テーマ解答例


対策と勉強法のポイント

論点整理・文章構成のコツ

  1. 警視庁の役割に引き寄せる
    経験や個性を書くだけでなく、基本方針に示された首都東京の安全・安心を守る役割と結びつけ、警視庁の警察官として何をしたいかを示します。
  2. 取組は具体的な行動で書く
    「努力したい」で終わらせず、重点目標に並ぶ特殊詐欺対策や交通事故防止対策など、関心のある分野で自分の強みをどう発揮するかを具体的に示します。
  3. 80分・1000字程度で構成する:序論で結論を示し、本論で経験と学びを、結論で目指す警察官像と決意を書く流れを先に決め、見直しの時間も残しておきます。
  4. Ⅰ類とⅢ類の違いを意識する
    Ⅰ類は論文として経験と警察官像のつながりを論じ、Ⅲ類は作文として自分の取組や魅力、大切にしたいことを理由とともに述べる設問が多く見られます。

情報収集と組織研究のポイント

警視庁の論文・作文対策では、警視庁公式HPに加えて、『令和8年警視庁重点目標』を確認しておくことが大切です。基本方針には首都東京の安全・安心を守ることが掲げられ、重点目標には匿名・流動型犯罪グループ対策の推進、サイバー空間の脅威に対する諸対策の推進、大規模災害への的確な備えと対応などが並びます。過去問は自分の経験や警察官像を問う設問が中心ですが、こうした課題を知っておくと、なりたい警察官像や取り組みたいことを具体的に書けるようになります。

本番までの対策フロー

  1. Ⅰ類・Ⅲ類の過去問を読み、問われ方と頻出テーマを確認する
  2. 重点目標や都内の治安情勢を調べ、目指す警察官像と関わる課題を整理する
  3. 苦労した経験や強みなどを書き出し、経験・学び・活かし方を短くメモする
  4. 80分・1000字程度で実際に書き、序論・本論・結論の構成を確認する
  5. 最後に、首都東京の安全・安心を守る決意が伝わる表現に整える

論文・作文試験を通じて問われるのは、知識だけでなく、自分自身を見つめ、考えを整理する力です。これまでの経験を振り返り、東京という地域で警察官として何を大切にしたいのかを言葉にしておくと、本番でも落ち着いて書き進められます。焦らず、自分のペースで、丁寧に準備を進めていってください。


(過去問引用:警視庁公式HP)

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