福岡市役所|論文・作文|過去問まとめ【頻出テーマ・傾向分析つき】
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· 市役所
· 過去問収録年度:2008–2025年度
福岡市役所では、上級・中級・初級などの区分で、論文・作文試験が実施されています。近年は、観光・MICE、オーバーツーリズム、孤独・孤立、DX、女性活躍、住民サービス、住みやすいまちなど、成長都市としての福岡市の課題が多く出題されています。
本記事では、福岡市職員採用試験の論文・作文試験について、試験概要、過去問、出題傾向、対策方法をまとめています。まずは自分が受験する区分の過去問を確認し、設問で問われている視点をつかんでください。
論文・作文試験の概要
受験区分ごとの試験形式・文字数・試験時間
以下は、福岡市役所で実施されている主な論文・作文試験の実施条件です。年度により変更される可能性があるため、出願時には必ず最新の受験案内も確認してください。
| 区分 | 形式 | 試験時間 | 文字数 |
|---|
| 上級 | 論文 | 75分 | 1000字程度 |
| 中級 | 論文 | 75分 | 1000字程度 |
| 初級 | 作文 | 60分 | 800字程度 |
論文・作文試験の過去問
以下に、福岡市職員採用試験の論文・作文試験の過去問を、年度・区分別に整理します。まずは受験予定の区分を確認してください。
上級の過去問
- 問題形式:論文
- 試験時間:75分
- 文字数:1000字程度
行政事務(行政・一般)
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2025(令和7)年度
福岡市では、国際的な観光・MICE都市を目指して都市のプレゼンス向上を図っています。一方で、近年の観光需要の急速な回復、とりわけ訪日外国人旅行者の急増により、地域によってはオーバーツーリズムの問題も深刻化しています。福岡市として、取り巻く状況やニーズに対して、持続可能な観光地域づくりにどのように取り組んでいけばよいか、あなたの考えを述べなさい。
2024(令和6)年度
令和 6 年 4 月に孤独・孤立対策推進法が施行されました。同法では、「孤独・孤立の状態は人生のあらゆる段階において何人にも生じ得るものであり、社会のあらゆる分野において孤独・孤立対策の推進を図ることが重要である」とされています。このような立法が行われた背景、また、行政としてどのように取り組んでいけばよいか、あなたの考えを述べなさい。
2023(令和5)年度
近年、ChatGPT など、文章や画像を自動的に作成する生成 AI は進化を続け、自治体においても、その活用やルールづくりについて検討されています。生成 AI の可能性とリスクを踏まえ、行政における活用について、あなたの考えを述べなさい。
2022(令和4)年度
政府は、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロとするカーボンニュートラルを目指すと宣言しました。福岡市も令和2年2月にゼロカーボンシティを表明し、温室効果ガス排出量実質ゼロを目指して、脱炭素社会の実現に向けてチャレンジしています。脱炭素社会への取組みが求められている背景・課題を述べるとともに、行政としてどのように取り組めばよいか、あなたの考えを述べなさい。
2021(令和3)年度
環境省は、2019年度から2020年度にわたり16の実証事業(※)を実施し、その優れた取り組み事例を紹介した「熱中症予防ガイダンス」を策定しました。また、これを活用し、地方自治体、施設管理者、企業などが連携して地域の熱中症予防対策を推進することを呼びかけています。地域の熱中症予防対策の推進について、今後、福岡市はどのように取り組んでいけばよいか、あなたの考えを述べなさい。
※ 実証事業の一例
自治体と通信系民間企業が連携し、IoTを活用して学校環境における暑さ指数データをリアルタイムに取得・蓄積し、学校現場における熱中症対策に活用した。
2020(令和2)年度
福岡市では、令和2年度から宿泊税※が新たな市の財源となります。これを活用し、福岡市地下鉄空港線全駅において、公衆無線LANサービスの通信環境の充実を図るなど、観光振興事業を実施していきます。あなたの考える福岡市の観光振興事業等における課題を挙げ、宿泊税などの財源をどのように活用すればよいか、あなたの考えを述べなさい。
※ 宿泊税 … 市内のホテルや旅館、民泊などに宿泊する場合に、宿泊者に対して課税される税で、条例に基づき使途や税率が定められる法定外目的税。
2019(令和元)年度
福岡市では、「人生100年時代」の到来を見据えて、保健医療という分野から、誰もが健康で自分らしく生き続けられる持続可能な社会システムをつくる100のアクション「福岡100」に取り組んでいます。そこで、あなたの考える「福岡100」のアイデアを1つ挙げ、それを実現するための具体的な取り組みとその効果について述べなさい。
(これまでの取り組み事例)
- アクティブなシニアライフを実現していただくきっかけづくりとしての「創業・就業支援セミナー」の開催
- 認知症の人やその家族、地域住民、介護や福祉等の専門家が気軽に集い情報交換やお互いを理解する場所「認知症カフェ」開設・運営費用の補助
2018(平成30)年度
福岡市では、IoTやAI等の先端技術に関する民間事業者の提案等を受け入れ、支援するワンストップ窓口「mirai@」(ミライアット)を設置しました。このようなICTの分野に限らず、先進的な民間のノウハウの提案や支援の申し入れがしやすい環境を行政が整備することで、どのような効果が期待されるか、あなたの考えを述べなさい。
2017(平成29)年度
商店街は、商品やサービスの提供だけでなく、地域の交流やにぎわいの場としての役割もあるが、近年、郊外大型店の進出や人口減少による市場の縮小などさまざまな要因により、全国的に衰退が進んでいる。商店街のあり方について、あなたが考える課題をあげ、その具体的な対策を述べなさい。
2016(平成28)年度
福岡市においては、平成28年4月から第3次男女共同参画基本計画をスタートさせ、性別にかかわりなく、個性と能力を発揮できる男女共同参画社会の実現に向けた取組みを進めています。そこで、男女共同参画社会の実現に向けて、どのような課題があり、そのためにどのような解決を図っていくべきか、あなたの考えを述べなさい。
2015(平成27)年度
福岡市は、政令指定都市となって今年で43年目を迎えます。現在、政令指定都市は20都市ありますが、福岡市が政令指定都市であることのメリットと、そのメリットを生かし、今後、福岡市はどのように発展していくべきか、あなたの考えを述べなさい。
2014(平成26)年度
政府の成長戦略には、女性が安心して仕事にも子育てにも取り組める「女性が輝く日本」が掲げられています。女性が活躍できる社会を実現するための課題と、福岡市ができる取組みについて、あなたの考えを述べなさい。
2013(平成25)年度
福岡市の人口は、今年5月1日現在の推計人口が150万人を超え、平成22年国勢調査から平成25年4月1日現在までの人口増加率・増加数がともに政令指定都市で最大となっています。人口の増加により、まちが活気づくなどよい面がありますが、一方では、急激な増加によりさまざまな課題が生じます。そこで人口の増加による功罪と、本市が取り組むべき課題についてあなたの考えを述べなさい。
2012(平成24)年度
行政機関による情報発信の重要性について、あなたの考えを述べなさい。
2011(平成23)年度
身体に障がいのある人が、健やかに、生活しやすい社会とはどのような社会であり、その実現に向けて行政が取り組むべきことについて、あなたの考えを述べなさい。
2010(平成22)年度
保育所の待機児童について、なぜこのような問題が起こっているのか、また、待機児童の解消に向けて取り組むべきことについて、行政の立場に立ってあなたの考えを述べなさい。
2009(平成21)年度
2005年3月に福岡西方沖地震が起こり、また、近年は集中豪雨(ゲリラ豪雨)などの自然災害が相次いで発生していることを踏まえ、このような災害から市民生活の安全を守り、安心して暮らせるまちづくりのために取り組むべきことについて、行政及び市民の立場から論じなさい。
2008(平成20)年度
「循環型社会の実現」についてあなたの考えを論じなさい。
中級の過去問
- 問題形式:論文
- 試験時間:75分
- 文字数:1000字程度
行政事務・学校事務
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2025(令和7)年度
現在福岡市では、デジタル社会の実現に向け、官民を挙げ様々な分野でDXの取組が進められています。このようにDXの推進が求められる背景には、直面するどのような社会・経済課題があるか、また、DXの取組により、こうした課題にどのように対応するかについて、あなたの考えを述べなさい。
2024(令和6)年度
政府は、男女共同参画・女性活躍に関して、指導的地位に占める女性の割合を 2020 年代の可能な限り早期に 30%程度となるよう目指しています。このような目標が掲げられた背景と、目標を達成するに当たっての課題及び必要な取組みについて、あなたの考えを述べなさい。
2023(令和5)年度
福岡市は、様々な事情により義務教育を修了できなかった人や、不登校などの事情により義務教育が十分に受けられなかった人などを対象とする「公立夜間中学校」を設置しました。このような取組みを行っている背景と、市民の就学の機会を確保するために福岡市が今後どのように取り組んでいけばよいかについて、あなたの考えを述べなさい。
2022(令和4)年度
福岡市は、高齢者の多様な雇用・就業機会の確保を目指して、福岡労働局と連携し、高齢者の就業を重点的に支援する窓口「シニア・ハローワークふくおか」を開設しました。 このような取組みを行っている背景と、高齢者が活躍できる社会の実現に向けて、福岡市は今後どのように取り組んでいけばよいか、あなたの考えを述べなさい。
2021(令和3)年度
近年、子どもの貧困問題が社会的に注目されており、福岡市においても「すべての子どもたちが夢を描けるまち」を目指し、様々な施策を展開しています。貧困問題を踏まえ、子どもたちが心身ともに健やかに育っていくために、市民や団体などとの連携も含めて福岡市はどのように取り組んでいけばよいか、あなたの考えを述べなさい。
初級の過去問
- 問題形式:作文
- 試験時間:60分
- 文字数:800字程度
行政事務・学校事務
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解答例を読む
2025(令和7)年度
福岡市職員として、住民サービスの向上のため、あなたがチャレンジしたいことを挙げ、その理由を述べなさい。
2024(令和6)年度
福岡市がより「住みやすいまち」となるために必要なことは何ですか。あなたの考えを述べなさい。
2023(令和5)年度
災害に備えて、日頃からあなたは何をしておくべきであると考えますか。
2022(令和4)年度
チームで新しい事にチャレンジする時に大切だと考えること
2021(令和3)年度
福岡市役所に入庁したあなたの10年後の姿について
出題傾向と頻出テーマの分析
福岡市役所の論文・作文試験では、一般的な社会課題をそのまま論じるのではなく、福岡市の行政課題に引き寄せて考える力が重要です。過去問を確認すると、自治体の重点施策や地域課題を踏まえたうえで、具体的な取組を述べる問題が多く見られます。
上級の出題傾向
- 頻出テーマ
観光・MICE、オーバーツーリズム、孤独・孤立、都市課題、行政の役割など
- 設問の特徴
成長都市としての福岡市の課題を踏まえ、持続可能なまちづくりを問う問題が多い
- 答案のポイント
経済成長と市民生活の両立を意識し、対象者と施策効果を具体化する
上級の予想テーマ解答例
中級の出題傾向
- 頻出テーマ
DX、女性活躍、社会・経済課題、行政サービス改善など
- 設問の特徴
社会変化を背景に、市としての対応を論じる問題が中心
- 答案のポイント
市民の利便性、業務効率化、公平性を分けて整理する
中級の予想テーマ解答例
初級の出題傾向
- 頻出テーマ
住民サービス向上、住みやすいまち、チャレンジしたいことなど
- 設問の特徴
身近な市民目線と職員としての意欲を問う作文が中心
- 答案のポイント
具体的な市民対応場面を想定し、行動の形で述べる
初級の予想テーマ解答例
対策と勉強法のポイント
論点整理・文章構成のコツ
- 福岡市の課題に引き寄せる
出題テーマを全国的な一般論で終わらせず、自治体の施策や地域特性と結びつける
- 施策は具体的に書く
対象者、実施主体、支援方法、連携先、期待される効果まで整理する
- 制限時間内の構成を固定する
現状、課題、具体策、効果、職員としての姿勢の順にまとめる
- 受験区分ごとの役割を意識する
大卒・高卒・社会人・障害者対象など、区分ごとに求められる視点を答案に反映する
情報収集と自治体研究のポイント
福岡市役所の論文・作文対策では、福岡市公式HPに加えて、観光・MICE、DX、子育て、孤独・孤立、交通、地域コミュニティ、住民サービス、都市の成長と生活環境の両立などの施策を確認しておくことが大切です。福岡市は成長性が高い都市であるため、都市の魅力向上と市民生活の安心を両立させる視点が重要です。
本番までの対策フロー
- 受験区分の過去問を読み、出題形式と頻出テーマを確認する
- 福岡市の施策を調べ、頻出テーマと関連する行政課題を整理する
- 各テーマについて、現状・課題・具体策・期待される効果を短くメモする
- 制限時間内に答案を書き、抽象論で終わっていないかを確認する
- 最後に、福岡市職員としてどのように貢献したいかが伝わる表現に整える
論文・作文試験を通じて問われるのは、知識だけでなく、社会を見つめる目と自らの考えを整理する力です。福岡市の未来を支える公務員としての第一歩に向けて、日々の努力がきっと実を結ぶことを願っています。焦らず、自分のペースで、丁寧に準備を進めていってください。
(過去問引用:福岡市公式HP)
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