東京消防庁|論文・作文|過去問まとめ【頻出テーマ・傾向分析つき】

最終更新: · 消防本部 · 過去問収録年度:2024–2025年度

東京消防庁では、Ⅰ類(消防官)・Ⅲ類(消防官)の区分で、論文・作文試験が実施されています。都民の信頼と消防職員の倫理観、東京の地域特性を踏まえた安心な都市づくり、東京消防庁の魅力と職員としての成長などのテーマが出題されています。

本記事では、東京消防庁・消防官採用試験の論文・作文試験について、試験概要、過去問、出題傾向、対策方法をまとめています。まずは自分が受験する区分の過去問を確認し、設問が求めている東京消防庁の職員としての視点をつかんでください。


論文・作文試験の概要

受験区分ごとの試験形式・文字数・試験時間

以下は、東京消防庁で実施されている主な論文・作文試験の実施条件です。年度により変更される可能性があるため、出願時には必ず最新の受験案内を確認してください。

区分形式試験時間文字数
Ⅰ類(消防官)論文60分600字以上 800字程度
Ⅲ類(消防官)作文60分600字以上 800字程度

論文・作文試験の過去問

以下に、東京消防庁・消防官採用試験の論文・作文試験の過去問のうち、直近の出題分を、年度・区分別に整理します。まずは受験予定の区分を確認してください。

Ⅰ類(消防官)の過去問

  • 問題形式:論文
  • 試験時間:60分
  • 文字数:600字以上 800字程度

Ⅲ類(消防官)の過去問

  • 問題形式:作文
  • 試験時間:60分
  • 文字数:600字以上 800字程度

2023年度以前の過去問について

当研究会では、Ⅰ類(消防官)は2007年度以降、Ⅲ類(消防官)は2019年度以降の過去問を保有しており、本記事の傾向分析はそのすべてにもとづいています。直近の出題分より前の過去問は、各区分の対策テキストに収録しています。必要に応じてご活用ください。

さらに過去問を入手する(Ⅰ類(消防官))

さらに過去問を入手する(Ⅲ類(消防官))


出題傾向と頻出テーマの分析

東京消防庁の論文・作文試験では、一般的な社会課題をそのまま論じるのではなく、都民の期待や東京の地域特性を、消防職員として何に取り組むかという視点で考える力が重要です。過去問を確認すると、課題や理由をあげたうえで、自分の取組や成長の姿を具体的に述べさせる形式が多く見られます。

Ⅰ類(消防官)の出題傾向

  • 頻出テーマ
    都民の信頼と倫理観、都民の期待に応える施策、多様性を尊重する組織づくり、社会情勢の変化と行政サービス、防災意識の向上
  • 設問の特徴
    課題や理由、都民の期待をあげたうえで、東京消防庁が行うべき施策や自分が取り組むことを問う二部構成が中心で、過去には資料の読み取り型も出題されている
  • 答案のポイント
    現状や理由の分析で終わらせず、重点施策の視点を取り入れた具体的な取組と、消防職員としての自分の行動をセットで論じる

Ⅰ類(消防官)の予想テーマ解答例

Ⅲ類(消防官)の出題傾向

  • 頻出テーマ
    東京消防庁の魅力と志望理由、消防職員としての成長、困難や失敗から学んだこと、都民に信頼される消防官
  • 設問の特徴
    東京消防庁の魅力や自分の経験をあげたうえで、職員としてどう成長し、活躍したいかを述べさせる形式が多い
  • 答案のポイント
    志望理由や経験を具体的なエピソードで示し、それが東京消防庁での仕事や将来の成長の姿にどうつながるかを一貫して述べる

Ⅲ類(消防官)の予想テーマ解答例


対策と勉強法のポイント

論点整理・文章構成のコツ

  1. 東京の実情に引き寄せる
    都民の期待や地域特性が問われるため、震災への備えや救急活動体制など、東京消防庁が重点とする課題に結び付けて論点を立てます。
  2. 取組は具体的に書く
    防火防災訓練の推進や消防団の充実強化、伝わる広報など、重点施策の項目を手がかりに、誰に何をするのかまで具体化します。
  3. 構成と60分の時間配分
    60分で600字以上800字程度を書くため、課題や理由、取組、自分の決意の三段構成を先に決め、構成メモを作ってから書き始めます。
  4. Ⅰ類とⅢ類の違いを意識
    Ⅰ類の論文は組織や社会の課題に対する施策を論じる設問が多く、Ⅲ類の作文は志望理由や経験、成長の姿を自分の言葉で述べる設問が中心です。

情報収集と組織研究のポイント

東京消防庁の論文・作文対策では、東京消防庁公式HPに加えて、『東京消防庁重点施策』を確認しておくことが大切です。特に、震災等あらゆる災害への消防活動能力の向上や救急活動体制の強化、自助・共助・公助の連携強化による地域防災力の向上は、都民の期待や東京の地域特性を問う設問と結び付けやすい内容です。また、DX等による業務改革や人材の確保・育成、「伝わる」広報の推進は、組織運営や倫理観を問う設問を考える手がかりになります。

本番までの対策フロー

  1. 受験する区分の過去問を読み、論文・作文の形式と頻出テーマを確認する
  2. 『東京消防庁重点施策』を読み、頻出テーマと関連する課題を整理する
  3. テーマごとに、現状・東京消防庁の取組・自分の考えを短くメモする
  4. 60分で600字以上800字程度を書き、構成と論理のつながりを確認する
  5. 最後に、都民の信頼に応える消防職員としての決意が伝わる表現に整える

論文・作文試験を通じて問われるのは、知識だけでなく、都民の安全を支える使命感と自らの考えを整理する力です。東京という地域の実情や東京消防庁の取組に目を向けながら、自分の経験と言葉で答案を組み立てていきましょう。焦らず、自分のペースで、丁寧に準備を進めていってください。


(過去問引用:東京消防庁公式HP)

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