千葉県庁|論文・作文|過去問まとめ【頻出テーマ・傾向分析つき】
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· 都道府県庁
· 過去問収録年度:2008–2025年度
千葉県庁では、上級・中級・初級・障害者選考考査の区分で、論文・作文試験が実施されています。近年は、若者の移住定住、多様性、防災、子育て、100年後の千葉県、職員としての成長など、自治体の重点施策や職員としての姿勢と結びついたテーマが出題されています。
本記事では、千葉県職員採用試験の論文・作文試験について、試験概要、過去問、出題傾向、対策方法をまとめています。まずは自分が受験する区分の過去問を確認し、設問で問われている視点をつかんでください。
論文・作文試験の概要
受験区分ごとの試験形式・文字数・試験時間
以下は、千葉県庁で実施されている主な論文・作文試験の実施条件です。年度により変更される可能性があるため、出願時には必ず最新の受験案内も確認してください。
| 区分 | 形式 | 試験時間 | 文字数 |
|---|
| 上級 | 論文 | 90分 | 不明 |
| 中級 | 論文 | 80分 | 不明 |
| 初級 | 作文 | 60分 | 不明 |
| 障害者選考考査 | 作文 | 60分 | 不明 |
論文・作文試験の過去問
以下に、千葉県職員採用試験の論文・作文試験の過去問を、年度・区分別に整理します。まずは受験予定の区分を確認してください。
上級の過去問
一般行政A・一般行政B
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2025(令和7)年度
近年、 多くの自治体は、 「若い世代」 の移住・定住を狙いとした諸政策に取り組んでいる。そこでは、人口の維持、まちづくりの担い手及び税収の確保、地域経済の活性化、新たな発想や行動力の活用など、若者たちが創出しうる力が期待されている。しかし、人口の維持が見込める自治体とそうではない自治体との格差は広がる一方であり、また長期的には人口全体の減少がさらに顕著になっていくことが予想されている。 そうした中で、これからの行政は、 「若い世代」をめぐってどのように考え、いかなる役割を果たしていくべきか、具体的に論じなさい。
2024(令和6)年度
近年、価値観の多様性を尊重する動きが国内外で加速している。性、家族、居住、学び方、働き方、支え合い、地域像など、様々な事柄を巡って価値観が多様化しており、そのような多様性の尊重に配慮した環境づくりが各方面で模索されている。そうした動きの中で、行政はいかなる役割を果たすべきか、具体的なテーマと事例を検討しながら、その在り方について論じなさい。
2023(令和5)年度
2023 年は千葉県が誕生して150周年を迎える。これまで、県内各地域では各分野において様々な地域資源に光をあてて、歴史的に評価される活動も数多く展開されてきた。それらの中には、発展的に継承していくことによって、これからの千葉県の魅力創造や課題解決にさらに活かせる可能性があるものも少なくない。 そこで今後、どのような地域資源が、いかなる魅力の創造や課題の解決において活かされうると考えるか、その方法とあわせて具体的に論じなさい。
2022(令和4)年度
人口減少・少子高齢社会が本格化し、課題の複雑化と財政状況の悪化が懸念される状況下において、自治体が単独で対応することには限界が出てきている。そうした限界を克服する方法の一つとして注目されているのが、自治体が様々な目的・規模・手法において相互に協力し合う広域連携である。そこで今後、どのような政策課題について、いかなる広域連携が効果的か、具体的な事例を挙げながら論じなさい。
2021(令和3)年度
新型コロナウイルスの感染拡大は、様々な分野に影響を及ぼしている。そうした状況下において、自治体行政は、どのような新しい課題を抱えることになったと考えるか。その課題について具体例を挙げながら説明するとともに、これから自治体が取り組むべき対応策について論じなさい。
2020(令和2)年度
人口減少や少子高齢社会を背景に、税収の減少などにより、行政コストが削減され、公共サービスが縮減していくことが懸念されている。そうした中で、行政はいかなる発想と工夫を施していくべきか、具体的な政策課題を挙げて論じなさい。
2019(令和元)年度
次の3つの主張のうち1つを選び、その理由づけを書きなさい(どの主張を選んでもかまわない)。
1. 公務員の数は多くなることが求められる
2. 公務員の数は少なくなることが求められる
3. 公務員の数は現状維持が求められる
2018(平成30)年度
幸福度や、孤独のもたらす社会の損失など、従来とは異なる視点を用いて政策を考える試みがある。そのような新しい政策的視点の有効性と課題となる点について論じなさい(幸福度、孤独のもたらす社会の損失は例示であり、その他の政策的視点について論じてもよい)。
2017(平成29)年度
高齢化時代における千葉県の課題を示し、それに対する政策を論じなさい。
2016(平成28)年度
今まで以上に地方分権を進めていくべきなのかどうか、あなたの考えを述べなさい。
2015(平成27)年度
国際化の持つ影響、可能性、課題を示し、自治体としてどのような取組を行うべきか、論じなさい。
2014(平成26)年度
説明責任を高めることは、自治体の行政および住民にとって、どのような効果をもたらすか。具体的な施策を取り上げて論じなさい。
2013(平成25)年度
あらゆる世代が文化を楽しみ、文化を創り出すことのできる県を実現するために、どのようなアイデアや施策が有効であるか、論じなさい。
2012(平成24)年度
「熟議」とは、多様な当事者や、一般市民、専門家などによる討議と考慮を通じて政策形成をしていくことであるとされる。ただし、参加する人々の範囲、最終的な決定方法といった点については様々な考え方がある。そこで、自治体の特定の施策を取り上げ、「熟議」を取り入れることが有効であるかどうか、論じなさい。
2011(平成23)年度
現代の行政と市民の関係においては、情報・コミュニケーションの重要性が高まっているが、様々な課題も指摘されている。そこで、情報社会の抱える行政と市民の関係における具体的な課題を挙げ、情報・コミュニケーションを適切に生かすために自治体が進めるべき施策について論じなさい。
2010(平成22)年度
最近「若者の地元志向が高まっている」といわれている。これについて、(1)何がその背景になっているかを考えて書きなさい。さらに、(1)で書いたことにもとづいて、(2)自治体がどのような対応をすることがよいかを考え論じなさい。
2009(平成21)年度
20年後の千葉県について、「望ましくない姿」と、「望ましい姿」の二つを想定し、「望ましくない姿」ではなくできるだけ「望ましい姿」に近づけるためには、どのような施策が有用であるか、論じなさい。
2008(平成20)年度
心と体の健康はいまや個人や家族だけでなく、職場や自治体においても共に考えるべき課題となっている。自治体がさまざまなレベルでの健康への取り組みを支援していくためには、どのような視点や方法が有効であると考えるか、論じなさい。
中級の過去問
一般行政・市町村立学校事務中級・警察事務
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2025(令和7)年度
災害に強い地域づくりの実現に向けて、行政はどのような取組をすべきか、あなたの考えを述べなさい。
2024(令和6)年度
子どもを安心して生み育てやすい千葉県にするために、県としてどのような取組が必要か、あなたの考えを述べなさい。
2023(令和5)年度
近年、生成AI(あらかじめ学習したデータを基に新たなデータを生み出すAI)の利用が広がる一方、普及に向けた課題も指摘されている。 行政における生成AIの効果的な活用方法や、活用するに当たっての課題について、あなたの考えを述べなさい。
2022(令和4)年度
持続可能な循環型社会を構築するためには、行政はどのような取組をすべきか、あなたの考えを述べなさい。
2021(令和3)年度
行政における ICT の活用について、あなたの考えを述べなさい。
2020(令和2)年度
近年増加する自然災害に対し、行政はどのような取り組みをすべきか、あなたの考えを述べなさい。
2019(令和元)年度
行政においては、SNS をどのように活用すれば効果的と考えるか述べなさい。
2018(平成30)年度
今の日本における働き方に関する課題と、その課題に対してどのように取り組むべきか、あなたの考えを述べなさい。
2017(平成29)年度
安全・安心な社会を作るために、千葉県としてどのような取組を行うべきか、あなたの考えを述べなさい。
初級の過去問
一般行政・県立病院事務・市町村立学校事務初級・警察事務
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解答例を読む
2025(令和7)年度
千葉県職員として、どのように成長し、どのように活躍したいか、あなたの考えを述べなさい。
2024(令和6)年度
あなたは100年後の千葉県をどのようにしていきたいと考えるか。
2023(令和5)年度
県職員が県民から求められていることは何か。
2022(令和4)年度
私が目指す公務員像
2021(令和3)年度
組織の一員として働く上で大切だと考えること
2020(令和2)年度
これまで経験した困難な出来事と、そこから学んだこと
2019(令和元)年度
千葉県職員として、挑戦してみたいことは何か
2018(平成30)年度
県民と関わるうえで大切にしたいこと
2017(平成29)年度
私が考える「千葉県職員として働く魅力」
障害者選考考査の過去問
一般行政・警察事務
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解答例を読む
2025(令和7)年度
千葉県職員として働く上で活かせると思うあなたの長所や経験について
2024(令和6)年度
千葉県職員として取り組んでいきたいこと
2023(令和5)年度
チームとして仕事をするに当たって、大切だと思うこと
2022(令和4)年度
県職員として心掛けていきたいこと
2021(令和3)年度
公務員として県民と接する上で大切なこと
2020(令和2)年度
私が考える千葉県の魅力
2019(令和元)年度
あなたがこれまで最も努力したことについて述べなさい。
出題傾向と頻出テーマの分析
千葉県庁の論文・作文試験では、一般的な社会課題をそのまま論じるのではなく、千葉県の行政課題に引き寄せて考える力が重要です。過去問を確認すると、自治体の重点施策や地域課題を踏まえたうえで、具体的な取組を述べる問題が多く見られます。
上級の出題傾向
- 頻出テーマ
子育て・教育・若者支援、人口減少・移住定住・地域活性化、多様性・共生・包摂
- 設問の特徴
2025(令和7)年度の問題を見ても、自治体の具体的な政策課題を題材に、課題整理と取組提案を求める形式が目立つ
- 答案のポイント
全国的な一般論に寄せすぎず、地域特性、対象者、行政が取り組む理由、期待される効果をセットで示す
上級の予想テーマ解答例
中級の出題傾向
- 頻出テーマ
防災・減災・安全安心、人口減少・移住定住・地域活性化、県民の安全を支える警察事務の役割
- 設問の特徴
2025(令和7)年度の問題を見ても、自治体の具体的な政策課題を題材に、課題整理と取組提案を求める形式が目立つ
- 答案のポイント
全国的な一般論に寄せすぎず、地域特性、対象者、行政が取り組む理由、期待される効果をセットで示す
中級の予想テーマ解答例
初級の出題傾向
- 頻出テーマ
自己経験・協働・成長、県民の安全を支える警察事務の役割
- 設問の特徴
自分の経験を挙げたうえで、そこから得た学びや強みを職員としてどう活かすかまで述べる形式が中心
- 答案のポイント
経験の説明だけで終わらせず、課題への向き合い方、周囲との関わり、入庁後の行動に接続する
初級の予想テーマ解答例
障害者選考考査の出題傾向
- 頻出テーマ
自己経験・協働・成長、県民の安全を支える警察事務の役割
- 設問の特徴
自分の経験を挙げたうえで、そこから得た学びや強みを職員としてどう活かすかまで述べる形式が中心
- 答案のポイント
経験の説明だけで終わらせず、課題への向き合い方、周囲との関わり、入庁後の行動に接続する
障害者選考考査の予想テーマ解答例
対策と勉強法のポイント
論点整理・文章構成のコツ
- 千葉県の課題に引き寄せる
出題テーマを全国的な一般論で終わらせず、自治体の施策や地域特性と結びつける
- 施策は具体的に書く
対象者、実施主体、支援方法、連携先、期待される効果まで整理する
- 制限時間内の構成を固定する
現状、課題、具体策、効果、職員としての姿勢の順にまとめる
- 受験区分ごとの役割を意識する
大卒・高卒・社会人・障害者対象など、区分ごとに求められる視点を答案に反映する
情報収集と自治体研究のポイント
千葉県庁の論文・作文対策では、千葉県公式HPに加えて、総合計画、防災、子育て、人口減少、移住定住、多様性、県立病院・学校事務などの施策を確認しておくことが大切です。特に、過去問で繰り返し問われているテーマについては、現状・課題・具体策・期待される効果を短く整理し、答案の中で自治体職員としての視点を示せるようにしておきましょう。
本番までの対策フロー
- 受験区分の過去問を読み、出題形式と頻出テーマを確認する
- 千葉県の施策を調べ、頻出テーマと関連する行政課題を整理する
- 各テーマについて、現状・課題・具体策・期待される効果を短くメモする
- 制限時間内に答案を書き、抽象論で終わっていないかを確認する
- 最後に、千葉県職員としてどのように貢献したいかが伝わる表現に整える
論文・作文試験を通じて問われるのは、知識だけでなく、社会を見つめる目と自らの考えを整理する力です。千葉県の未来を支える公務員としての第一歩に向けて、日々の努力がきっと実を結ぶことを願っています。焦らず、自分のペースで、丁寧に準備を進めていってください。
(過去問引用:千葉県公式HP)
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