名古屋市消防局|論文・作文|過去問まとめ【頻出テーマ・傾向分析つき】

最終更新: · 消防本部 · 過去問収録年度:2023–2025年度

名古屋市消防局では、第1類(大学卒業程度)・第2類(高校卒業程度)の区分で、論文・作文試験が実施されています。「多様性を尊重するまちづくり」「デジタル社会の実現」「仲間と協力して達成した経験」などのテーマが出題されています。

本記事では、名古屋市消防局・消防官採用試験の論文・作文試験について、試験概要、過去問、出題傾向、対策方法をまとめています。まずは自分が受験する区分の過去問を確認し、市の施策と自分自身の経験のどちらが問われているのかをつかんでください。


論文・作文試験の概要

受験区分ごとの試験形式・文字数・試験時間

以下は、名古屋市消防局で実施されている主な論文・作文試験の実施条件です。年度により変更される可能性があるため、出願時には必ず最新の受験案内を確認してください。

区分形式試験時間文字数
第1類(大学卒業程度)論文60分字数制限なし(ただし論作文用紙1枚両面におさまる範囲、目安800字程度)
第2類(高校卒業程度)作文60分字数制限なし(ただし論作文用紙1枚両面におさまる範囲、目安800字程度)

論文・作文試験の過去問

以下に、名古屋市消防局・消防官採用試験の論文・作文試験の過去問のうち、直近の出題分を、年度・区分別に整理します。まずは受験予定の区分を確認してください。

第1類(大学卒業程度)の過去問

  • 問題形式
    論文
  • 試験時間
    60分
  • 文字数
    字数制限なし(ただし論作文用紙1枚両面におさまる範囲、目安800字程度)

第2類(高校卒業程度)の過去問

  • 問題形式
    作文
  • 試験時間
    60分
  • 文字数
    字数制限なし(ただし論作文用紙1枚両面におさまる範囲、目安800字程度)

2022年度以前の過去問について

当研究会では、第1類(大学卒業程度)は2007年度以降、第2類(高校卒業程度)は2020年度以降の過去問を保有しており、本記事の傾向分析はそのすべてにもとづいています。直近の出題分より前の過去問は、各区分の対策テキストに収録しています。必要に応じてご活用ください。

さらに過去問を入手する(第1類(大学卒業程度))

さらに過去問を入手する(第2類(高校卒業程度))


出題傾向と頻出テーマの分析

名古屋市消防局の論文・作文試験では、消防の仕事だけに視野を限らず、名古屋市全体のまちづくりや自分の経験を、市の職員としての視点で考える力が重要です。過去問を確認すると、第1類では市の方針や現状を示したうえで課題と施策を論じさせる形式、第2類では集団での経験を述べさせる形式が多く見られます。

第1類(大学卒業程度)の出題傾向

  • 頻出テーマ
    都市の魅力向上と発信、多様性の尊重、行政のデジタル化、自然災害に強いまち、子育てと高齢者の暮らし
  • 設問の特徴
    市の方針や計画、統計などを示し、本市の現状と課題を分析させてから、取り組むべき施策を具体的に述べさせる二段構成が定番
  • 答案のポイント
    消防分野に限らず市全体の課題として捉え、現状・課題・施策の順に論じる。施策には対象者や進め方を示し、市民の視点を入れる

第1類(大学卒業程度)の予想テーマ解答例

第2類(高校卒業程度)の出題傾向

  • 頻出テーマ
    集団での協働、達成感を得た経験、自ら工夫した行動、経験から学んだこと
  • 設問の特徴
    仲間と協力して達成感を得た出来事を10行程度で示させ、工夫したことと学んだことの2点を問う形式がほぼ同じ形で続いている
  • 答案のポイント
    出来事の説明を10行程度に収め、自分が工夫した具体的な行動と、そこから学んだことを消防の仕事につなげて述べる

第2類(高校卒業程度)の予想テーマ解答例


対策と勉強法のポイント

論点整理・文章構成のコツ

  1. 市全体の課題に引き寄せる
    第1類は消防に限らず、多様性や子育て、災害への備えなど名古屋市全体の課題が問われます。市の現状を踏まえて論点を定めます。
  2. 施策は対象と手段を具体的に
    施策を挙げる際は、誰を対象に、どのような手段で進め、市民にどう浸透させるかまで示すと説得力が増します。
  3. 60分・用紙両面で構成する
    60分で論作文用紙1枚両面、目安800字程度に収めるため、現状・課題・施策の配分を先に決めてから書き始めます。
  4. 第1類と第2類で準備を分ける
    第1類は市の施策を論じる論文、第2類は集団での経験を述べる作文です。第2類は出来事の選び方と工夫の書き方を重点的に準備します。

情報収集と組織研究のポイント

名古屋市消防局の論文・作文対策では、名古屋市消防局公式HPに加えて、『名古屋消防10年戦略』や名古屋市消防局フィロソフィーを確認しておくことが大切です。特に、戦略の柱に掲げられた南海トラフ地震対策は、地域防災力と災害対応力の向上を重視しており、自然災害に強いまちを問う過去問とも重なります。また、市民や消防団、自主防災組織、地元企業と連携するというフィロソフィーの考え方は、多様な市民に寄り添う施策を書く際の手がかりになります。第1類では、設問で示される市の計画や方針にも目を通しておくと安心です。

本番までの対策フロー

  1. 受験区分の過去問を読み、論文か作文かの形式と頻出テーマを確認する
  2. 10年戦略や市の計画を調べ、多様性や防災など頻出テーマに関わる課題を整理する
  3. 第1類は現状・課題・施策を、第2類は経験・工夫・学びを短くメモする
  4. 60分で用紙両面に書き切り、問われた点にすべて答えているか構成を確認する
  5. 最後に、市民の安心安全を守る消防官としての姿勢が伝わる表現に整える

論文・作文試験を通じて問われるのは、知識だけでなく、まちの課題を見つめ、自らの考えを筋道立てて伝える力です。名古屋という地域で暮らす人々の安心安全をどう支えるかを考える時間は、消防官としての土台にもなります。焦らず、自分のペースで、丁寧に準備を進めていってください。


(過去問引用:名古屋市消防局公式HP)

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