三重県庁では、大学・短大・高卒・職務経験者・障がい者など、多様な学歴・経歴に応じた試験区分・試験科目を設けて職員を採用しており、その中でも論文・作文試験は、人物評価に直結する極めて重要な試験です。本記事では、三重県庁の論文・作文試験の概要、出題傾向、過去問などを網羅的にまとめた上で、効率的な対策方法を詳しく解説します。
論文・作文試験の概要
受験区分ごとの試験形式・文字数・試験時間
以下は、三重県庁で実施されている各区分における論文・作文試験の実施条件です。
| 試験区分 | 形式 | 試験時間 | 文字数 |
|---|
| A試験・B試験 | 論文 | 90分 | 1200字 |
| C試験 | 作文 | 60分 | 600字 |
| 社会人を対象とした三重県職員等採用候補者試験 | 作文 | 60分 | 600字 |
| 障がい者を対象とした三重県職員等採用選考 | 作文 | 60分 | 600字 |
論文・作文試験の過去問
以下に、三重県職員採用試験の論文・作文試験の過去問を年度・区分別に整理します。
A試験
- 問題形式:論文
- 試験時間:90分
- 文字数:1200字
一般行政分野(行政 Ⅰ )
過去問を表示
2024(令和6)年度
三重県では、県民の多様なニーズに対応した、持続可能な地域交通の実現をめざし、令和6(2024)年3月に「三重県地域公共交通計画」を策定したところです。
県内の地域公共交通が、県民の暮らしや観光振興、経済発展を支える安全、便利で快適な移動手段としていつまでも利用し続けることができるよう、今後三重県としてどのような取組を進めるべきか、本県における地域公共交通の現状や課題に言及したうえで、あなたの考えを論述してください。
2023(令和5)年度
超電導リニアによって東京・大阪間を結ぶ新たな新幹線「リニア中央新幹線」の整備が進められています。東京・名古屋間は令和9(2027)年、名古屋・大阪間は最短で令和19(2037)年に開業予定です。 三重県内では、亀山市への駅設置をめざしており、「リニア中央新幹線」の早期実現による新しい未来に大きな期待が寄せられています。 今後、「リニア中央新幹線」の開業と県内駅の設置により、本県にどのような効果がもたらされるか、またその効果を最大限に発揮し、本県の発展につなげていくためには、行政として限られた予算の中で、どのような点を考慮して取組を行えば良いか、あなたの考えを論述してください。
2022(令和4)年度
我が国は、令和2(2020)年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、令和12(2030)年度において、温室効果ガス46%削減(2013年度比)をめざすこと、さらに50%の高みに向けた挑戦を表明する等、国内外のカーボンニュートラルへの動きはますます加速しています。本県では、この動きをチャンスととらえ、カーボンニュートラルの実現に向けた取組を産業・経済の発展につなげていく視点から、令和8(2026)年度までの5年間において、優先的・先駆的に実施する取組の方向性を整理した「ゼロエミッションみえ」プロジェクトを進めています。そこで、本県においてカーボンニュートラルの施策を推進するにあたり生じる課題を述べ、行政としてどのような点を考慮して対策を行えば良いか、あなたの考えを論述してください。
2021(令和3)年度
三重県の総人口は、平成19年(2007)年の約187万人をピークに減少に転じ、現在まで減少傾向が続いています。平成27(2015)年に策定した「三重県人口ビジョン」の将来推計では、人口減少が進むと、2060年時点には県全体で約120万人まで落ち込むことが予想されています。人口減少に係る問題は、一朝一夕に解決できない構造的な問題であり、その課題解決に向けては多岐にわたる分野の取組を結びつけることが重要です。今後、人口減少に歯止めをかけ、地域の自立的かつ持続的な活性化を図るためには、行政として限られた予算の中で、どのような点を考慮して対策を行えばよいか、本県において人口減少が進む要因と人口減少が本県にもたらす影響に触れたうえで、あなたの考えを論述してください。
2020(令和2)年度
わが国では、男女共同参画社会基本法に基づき、男性中心型労働慣行等の変革、政策・方針決定過程への女性の参画拡大、さまざまな分野における女性の就業機会拡大等の取組が進められています。これらの取組による男女共同参画の推進によって、社会や家庭にどのような効果がもたらされるか、また男女共同参画の推進を困難にしている要因と、その要因に対して地方自治体として限られた予算の中でどのような点を考慮して対策を行えば効果的か、あなたの考えを論述してください。
2019(令和元)年度
別紙は現在の三重県における予算の状況を示した図であり、近年このような歳出構造が続いています。このような状況のもとで効果的な県政運営を実施するには、県職員として政策や施策をどのように展開するとよいか、あなたの考えを論述してください。
※ 別紙なし
2018(平成30)年度
三重県の持続的な活性化を図るうえで、県の財政状況が行政運営に与える影響を踏まえ、今後どのような点に着眼し政策を行うとよいか、あなたの考えを論述してください。
2017(平成29)年度
三重県の財政状況が行政運営に与える影響を踏まえ、「みえ県民力ビジョン」による県政を、今後どのように展開していくとよいか、あなたの考えを論述してください。
2016(平成28)年度
- 三重県内の人口減少及び少子高齢化は深刻であり、地域の活力の低下が懸念されています。一方で、三重県の永住者として在留する外国人住民は増え続けており、外国人住民には「労働力」だけではなく、地域の担い手としての活躍が期待されています。文化的背景の異なる人々が一緒に地域社会を築くために、行政としてどのように取り組んでいく必要があるか、あなたの考えを論述してください。
- 地方自治体は、情報発信を様々な方法により行っているところです。今後、地方自治体が地域の魅力をより効果的に情報発信していくために、どのように取り組んでいくべきか、あなたの考えを論述してください。
2015(平成27)年度
- 2016年の主要国首脳会議(サミット)が三重県の伊勢志摩地域で開催されることとなりました。サミットという世界最高峰の国際会議の開催は、国内外に向けて三重県の知名度を向上させ、国際観光地としてのレベルアップを図る絶好の機会であるだけでなく、地域の総合力向上につなげる千載一遇のチャンスと考えられます。サミット開催による効果を伊勢志摩地域のみならず三重県全体に波及させるとともに、一過性に終わらせることなく開催後の地域の活性化につなげるためには、どのような取組を行っていくべきか、あなたの考えを論述してください。
- 大型の台風や豪雨、竜巻などによる風水害は、毎年全国のどこかで発生しており、三重県にいつ来てもおかしくない災害です。風水害を防ぎ、被害を最小限に抑えるためには、防災対策が特別なものではなく、県民の日々の生活の中に溶け込み、日常化していることが必要であると考えられます。このような「防災の日常化」を進めるために、具体的にどのような取組や工夫を行っていくべきか、あなたの考えを論述してください。
2014(平成26)年度
- 県民がふるさとである三重に幸福を実感して暮らし続けることができ、県外の人々を惹きつけられるような魅力ある県としていくためには、県はどのような取り組みを行っていくべきか、あなたの考えを論述してください。
- 少子化の進展は我が国の社会経済や地域のあり方に大きな影響を及ぼす社会的課題となっています。そこであなたの考える少子化による課題を一つ挙げたうえで、行政はどのような取り組みを行っていくべきか、あなたの考えを論述してください。
2013(平成25)年度
- 東海・東南海・南海地震等の大規模地震の近い将来の発生が懸念されており、これらの地震が発生した場合、三重県においては大きな被害が生じると考えられています。こうした状況のなか、地震による被害を最小限にするため、行政や地域等で必要と考えられる取組について、あなたの考えを論述してください。
- 本年、6月に閣議決定された国の新たな成長戦略である「日本再興戦略」において、「女性の活躍推進」が掲げである「日本再興戦略」において、「女性の活躍推進」が掲げられました。この背景には、出産・子育て等による離職や企業等における役員・管理職に占める女性の割合が低い水準にあるなど、女性の力が十分に活かされていない現状があると考えられます。そこで、働くことを希望する女性が活躍できる社会を推進していくために、行政や企業等を含む社会全体で必要と考えられる取組について、あなたの考えを論述してください。
2012(平成24)年度
- 厚生労働省が発表した人口動態総覧によると、日本における日本人の人口は、平成19年から23年まで5年連続で出生数が死亡数を下回る自然減となりました。このように人口減少が進んだ社会的な背景と影響についてまとめ、それらに対してどのように対応していけばよいか、あなたの考えを論述してください。
- 総務省が発表した労働力調査によると、15~24歳の若者の完全失業率は、平成21年以降9%を超える状態となっており、改善が進んでいません。また、フリーターや非正規雇用となる若者も多くなっています。このような状態に至った社会的背景をまとめ、改善策についてあなたの考えを論述してください。
2011(平成23)年度
経済成長や所得の増加よりも、家族や地域とのつながりを求め、趣味やボランティアで充実した生活を送りたいという人々が増えていると言われています。また、経済協力開発機構(OECD)は、国内総生産(GDP)等に代わる新たな指標として、各国の国民の幸福度を測定する指標を発表して注目を集めました。これらを踏まえ、県民の幸福度を高めるためには、三重県としてどのような取組を行えばよいか、あなたの考えを論述してください。
2010(平成22)年度
三重県は海や山の豊かな自然に恵まれ、人が暮らすのに理想的な地域として、古くからいわれてきましたが、多くの人々に、「三重県は住みやすい」と感じていただくようにするためには、三重県としてさらにどのような取組を重点的に行えばよいのか、あなたの考えを論述してください。
2009(平成21)年度
近年ワーク・ライフ・バランスの取り組みが注目されていますが、その社会的背景を踏まえたうえで、この取り組みを推進していく。ためには、どのような方策が効果的か、あなたの考えを論述してください。
2008(平成20)年度
日本社会において「格差」が拡大していると言われていますが、その背景と現状を踏まえたうえで、行政がその問題に今後どのように対応していくのが望ましいか、あなたの考えを論述してください。
一般行政分野(行政 Ⅱ )
過去問を表示
2024(令和6)年度
県の総合計画「強じんな美し国ビジョンみえ」及び「みえ元気プラン」の中から、自身で自由に設定したテーマについて、表題を記入し、論述してください。課題及び対策、調査内容と結果・考察といった論点については、自由とします。
2023(令和5)年度
県の総合計画「強じんな美し国ビジョンみえ」及び「みえ元気プラン」を踏まえて、自身で自由に設定したテーマについて、表題を記入し、論述してください。内容は、あなたが調べて得た知識やこれまでの経験等を生かしたものとし、課題及び対策、調査内容と結果・考察といった論点については、自由とします。
2022(令和4)年度
我が国は、令和2(2020)年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、令和12(2030)年度において、温室効果ガス46%削減(2013年度比)をめざすこと、さらに50%の高みに向けた挑戦を表明する等、国内外のカーボンニュートラルへの動きはますます加速しています。本県では、この動きをチャンスととらえ、カーボンニュートラルの実現に向けた取組を産業・経済の発展につなげていく視点から、令和8(2026)年度までの5年間において、優先的・先駆的に実施する取組の方向性を整理した「ゼロエミッションみえ」プロジェクトを進めています。そこで、本県においてカーボンニュートラルの施策を推進するにあたり生じる課題を述べ、行政としてどのような点を考慮して対策を行えば良いか、あなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2021(令和3)年度
三重県の総人口は、平成19年(2007)年の約187万人をピークに減少に転じ、現在まで減少傾向が続いています。平成27(2015)年に策定した「三重県人口ビジョン」の将来推計では、人口減少が進むと、2060年時点には県全体で約120万人まで落ち込むことが予想されています。人口減少に係る問題は、一朝一夕に解決できない構造的な問題であり、その課題解決に向けては多岐にわたる分野の取組を結びつけることが重要です。今後、人口減少に歯止めをかけ、地域の自立的かつ持続的な活性化を図るためには、行政として限られた予算の中で、どのような点を考慮して対策を行えばよいか、本県において人口減少が進む要因と人口減少が本県にもたらす影響に触れたうえで、あなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2020(令和2)年度
わが国では、男女共同参画社会基本法に基づき、男性中心型労働慣行等の変革、政策・方針決定過程への女性の参画拡大、さまざまな分野における女性の就業機会拡大等の取組が進められています。これらの取組による男女共同参画の推進によって、社会や家庭にどのような効果がもたらされるか、また男女共同参画の推進を困難にしている要因と、その要因に対して地方自治体として限られた予算の中でどのような点を考慮して対策を行えば効果的か、あなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2019(令和元)年度
別紙は現在の三重県における予算の状況を示した図であり、近年このような歳出構造が続いています。このような状況のもとで効果的な県政運営を実施するには、県職員として政策や施策をどのように展開するとよいか、あなたの考えを論述してください。
※ 別紙なし
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2018(平成30)年度
三重県の持続的な活性化を図るうえで、県の財政状況が行政運営に与える影響を踏まえ、今後どのような点に着眼し政策を行うとよいか、あなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2017(平成29)年度
三重県の財政状況が行政運営に与える影響を踏まえ、「みえ県民力ビジョン」による県政を、今後どのように展開していくとよいか、あなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2016(平成28)年度
- 三重県内の人口減少及び少子高齢化は深刻であり、地域の活力の低下が懸念されています。一方で、三重県の永住者として在留する外国人住民は増え続けており、外国人住民には「労働力」だけではなく、地域の担い手としての活躍が期待されています。文化的背景の異なる人々が一緒に地域社会を築くために、行政としてどのように取り組んでいく必要があるか、あなたの考えを論述してください。
- 地方自治体は、情報発信を様々な方法により行っているところです。今後、地方自治体が地域の魅力をより効果的に情報発信していくために、どのように取り組んでいくべきか、あなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2015(平成27)年度
- 2016年の主要国首脳会議(サミット)が三重県の伊勢志摩地域で開催されることとなりました。サミットという世界最高峰の国際会議の開催は、国内外に向けて三重県の知名度を向上させ、国際観光地としてのレベルアップを図る絶好の機会であるだけでなく、地域の総合力向上につなげる千載一遇のチャンスと考えられます。サミット開催による効果を伊勢志摩地域のみならず三重県全体に波及させるとともに、一過性に終わらせることなく開催後の地域の活性化につなげるためには、どのような取組を行っていくべきか、あなたの考えを論述してください。
- 大型の台風や豪雨、竜巻などによる風水害は、毎年全国のどこかで発生しており、三重県にいつ来てもおかしくない災害です。風水害を防ぎ、被害を最小限に抑えるためには、防災対策が特別なものではなく、県民の日々の生活の中に溶け込み、日常化していることが必要であると考えられます。このような「防災の日常化」を進めるために、具体的にどのような取組や工夫を行っていくべきか、あなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2014(平成26)年度
- 県民がふるさとである三重に幸福を実感して暮らし続けることができ、県外の人々を惹きつけられるような魅力ある県としていくためには、県はどのような取り組みを行っていくべきか、あなたの考えを論述してください。
- 少子化の進展は我が国の社会経済や地域のあり方に大きな影響を及ぼす社会的課題となっています。そこであなたの考える少子化による課題を一つ挙げたうえで、行政はどのような取り組みを行っていくべきか、あなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2013(平成25)年度
- 東海・東南海・南海地震等の大規模地震の近い将来の発生が懸念されており、これらの地震が発生した場合、三重県においては大きな被害が生じると考えられています。こうした状況のなか、地震による被害を最小限にするため、行政や地域等で必要と考えられる取組について、あなたの考えを論述してください。
- 本年、6月に閣議決定された国の新たな成長戦略である「日本再興戦略」において、「女性の活躍推進」が掲げである「日本再興戦略」において、「女性の活躍推進」が掲げられました。この背景には、出産・子育て等による離職や企業等における役員・管理職に占める女性の割合が低い水準にあるなど、女性の力が十分に活かされていない現状があると考えられます。そこで、働くことを希望する女性が活躍できる社会を推進していくために、行政や企業等を含む社会全体で必要と考えられる取組について、あなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2012(平成24)年度
- 厚生労働省が発表した人口動態総覧によると、日本における日本人の人口は、平成19年から23年まで5年連続で出生数が死亡数を下回る自然減となりました。このように人口減少が進んだ社会的な背景と影響についてまとめ、それらに対してどのように対応していけばよいか、あなたの考えを論述してください。
- 総務省が発表した労働力調査によると、15~24歳の若者の完全失業率は、平成21年以降9%を超える状態となっており、改善が進んでいません。また、フリーターや非正規雇用となる若者も多くなっています。このような状態に至った社会的背景をまとめ、改善策についてあなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2011(平成23)年度
経済成長や所得の増加よりも、家族や地域とのつながりを求め、趣味やボランティアで充実した生活を送りたいという人々が増えていると言われています。また、経済協力開発機構(OECD)は、国内総生産(GDP)等に代わる新たな指標として、各国の国民の幸福度を測定する指標を発表して注目を集めました。これらを踏まえ、県民の幸福度を高めるためには、三重県としてどのような取組を行えばよいか、あなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2010(平成22)年度
三重県は海や山の豊かな自然に恵まれ、人が暮らすのに理想的な地域として、古くからいわれてきましたが、多くの人々に、「三重県は住みやすい」と感じていただくようにするためには、三重県としてさらにどのような取組を重点的に行えばよいのか、あなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2009(平成21)年度
近年ワーク・ライフ・バランスの取り組みが注目されていますが、その社会的背景を踏まえたうえで、この取り組みを推進していく。ためには、どのような方策が効果的か、あなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
2008(平成20)年度
日本社会において「格差」が拡大していると言われていますが、その背景と現状を踏まえたうえで、行政がその問題に今後どのように対応していくのが望ましいか、あなたの考えを論述してください。
※ 一般行政分野(行政 Ⅰ )と同一問題
一般行政分野(行政・秋季)
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2024(令和6)年度
近年、顧客や取引先からの暴力や悪質なクレーム等の著しい迷惑行為、いわゆるカスタマーハラスメント(以下「カスハラ」という。)による被害が社会において問題化しています。カスハラが社会にもたらす影響について言及したうえで、カスハラを防止するためにどのような取組を進めることが必要か、あなたの考えを論述してください。
2023(令和5)年度
近年、AI(人工知能)やIoTなどのデジタル技術の進展およびスマートフォンの普及や5Gの供用開始などの情報通信ネットワークの整備等により、生活や産業のさまざまな分野においてデジタル技術の活用が進んでいます。 我が国を取り巻くさまざまな地域課題や社会課題の解決につなげていくためには、今後さらに社会全体のデジタル化を推進していく必要があります。 そこで、デジタル化の進展によって生じる課題を挙げたうえで、その課題に対して、行政としてどのような点を考慮して対策を行えば良いか、あなたの考えを論述してください。
B試験
- 問題形式:論文
- 試験時間:90分
- 文字数:1200字
警察事務・市町立小中学校職員B試験(学校事務)
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2024(令和6)年度
三重県は、古くから自然が豊かで美しい地域「美し国」として発展し、現在も、世界に誇れる歴史・文化、自然、伝統、食などの地域資源が数多く存在しています。一方、人口減少や高齢化の急速な進行とそれらに伴う地域経済の縮小など、自治体を取り巻く環境は厳しさを増しており、地域間の競争も一層激しくなることが予想されます。このような中、観光、県産品振興、移住促進、企業誘致などあらゆる場面において、本県が選ばれ、多くの人々をひきつけるために、三重県としてどのような取組を進めることが必要か、あなたの考えを論述してください。
2023(令和5)年度
三重県では、「誰一人取り残さない」地域共生社会の実現に向けて、ひきこもり支援を総合的に推進するため、令和4年3月に「三重県ひきこもり支援推進計画」を策定しました。 ひきこもりは、「特別なものではなく、誰にでも起こりうるもの」であり、あらゆる世代に関わる大きな社会問題となっています。ひきこもり当事者やその家族は、家族以外の第三者に支援を求めることができず、生きづらさを抱え、社会から孤立している状況にある方が多いと考えられます。 そこで、ひきこもり当事者やその家族に寄り添った支援を進めるにあたり、あなたが重要だと考えることを述べてください。そのうえで、行政としてどのような点を考慮して対策を行えば良いか、あなたの考えを論述してください。
2022(令和4)年度
今後30年以内に高確率で発生が予想される南海トラフ地震や、毎年のように全国で発生している台風や豪雨による水害や土砂災害など、県内でもいつ大規模な災害が発生してもおかしくない状況にあります。「発災前」、「発災時」、「発災後」のそれぞれの段階における課題を挙げ、災害の被害を最小限に抑え、復旧を進めるためには、行政としてこれらの課題に対しどのような点を考慮して対策を行えばよいか、あなたの考えを論述してください。
2021(令和3)年度
三重県の高齢化率(老年人口割合)は、全国平均よりも高く、令和元(2019)年10月1日現在で約29.7%となっており、令和17(2035)年には約34.2%になると推計され、県民の約3人に1人が65歳以上の高齢者となることが見込まれています。高齢化率の上昇により、私たちの生活にさまざまな影響を与えることが考えられます。今後、さらなる高齢化率の上昇に伴い発生すると考えられる課題を挙げ、これらの課題に対して、行政として限られた予算の中で、どのような点を考慮して対策を行えばよいか、あなたの考えを論述してください。
※ 高齢化率(老年人口割合)とは、総人口に占める65歳以上人口の割合である。
2020(令和2)年度
三重県では、子どもの将来が、生まれ育った環境に左右されたり、貧困の連鎖によって閉ざされたりすることのないよう、自分の将来に夢と希望を持てる社会を実現するための取組を進めています。このような社会を実現するにあたり、課題として考えられることを挙げ、その課題に対して、行政として限られた予算の中でどのような点を考慮して対策を行えば効果的か、あなたの考えを論述してください。
2019(令和元)年度
人口減少及び少子高齢化等により、労働力の不足が懸念されています。労働力を確保するためには、行政としてどのような点を考慮して取組を進めればよいか、あなたの考えを論述してください。
2018(平成30)年度
高齢者にとって暮らしやすい社会・地域であるためには、行政としてどのような点を考慮して取組を進めれば良いか、あなたの考えを論述してください。
2017(平成29)年度
将来の三重県を住みやすい地域にするためには、どのような取組が必要と考えますか。あなたの考えを論述してください。
C試験
- 問題形式:作文
- 試験時間:60分
- 文字数:600字
一般行政分野(一般事務)・警察事務・市町立小中学校職員C試験(学校事務)
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2024(令和6)年度
県民から信頼される職員とはどのような人物か、あなたの考えを書いてください。
2023(令和5)年度
社会人として働くうえであなたが大切にしたいことを挙げ、なぜそう思うのか、あなたの考えを書いてください。
2022(令和4)年度
自分自身が定めた目標を達成するために、何が大切だと思うか、あなたの考えを具体的なエピソードを交えて書いてください。
2021(令和3)年度
良好な人間関係を築くために、あなたが大切だと思うことを書いてください。
2020(令和2)年度
クラスメイトや同僚と協力して物事に取り組み、成果を得るためには、どのような心掛けが必要か、あなたの考えを書いてください。
2019(令和元)年度
公務員をめざすあなたが関心のある社会問題をひとつ取り上げて、あなたの考えや思うことを書いてください。
2018(平成30)年度
県民から信頼される職員とはどのような人物か、あなたの考えを書いてください。
2017(平成29)年度
あなたのこれまでの成功または失敗の経験をひとつあげて、その経験から身についたことを書いてください。
民間企業等職務経験者
※ 2020年度より新設
- 問題形式:作文
- 試験時間:60分
- 文字数:600字
一般行政分野(一般事務)・警察事務・市町立小中学校職員(学校事務)
過去問を表示
2024(令和6)年度
三重県では、ジェンダーギャップの解消を人口減少対策のキーワードの 1 つとして取り組んでいます。性別による役割分担にとらわれず、誰もが家庭でも仕事でも活躍できる社会・職場環境づくりに向け、今後三重県としてどのような取組を進めることが必要か、本県の現状や課題に言及したうえで、あなたの考えを論述してください。
2023(令和5)年度
我が国では、人口減少や少子高齢化の進行に伴い、15歳~64歳の生産年齢人口の減少による労働力不足が深刻化しています。労働力不足が地域に与える影響は大きく、本県においても各産業分野における生産力の低下や担い手不足による廃業等が懸念されます。 今後、人口減少や少子高齢化のさらなる進行が見込まれるなか、労働力不足を解消するために、あなたが重要だと考えることを述べてください。そのうえで、本県が取組を進めていく際に、どのような点を考慮して対策を行えば良いか、あなたの考えを論述してください。
2022(令和4)年度
あなたの試験区分(一般事務又は警察事務又は学校事務)の社会における役割を述べたうえで、それに携わる者として求められるものは何か、あなたの考えを書いてください。
2021(令和3)年度
あなたが考える「理想の公務員像」とは何かを述べたうえで、その理想に近づくためには、どのような意識をもって仕事に取り組む必要があるか、あなたの考えを書いてください。
2020(令和2)年度
上司や同僚とともに組織の一員として仕事を進めるうえで、大切だと考えることについて、あなたの考えを書いてください。
障がい者採用選考
- 問題形式:作文
- 試験時間:60分
- 文字数:600字
一般行政分野(一般事務・一般事務【特別枠】)・警察事務
過去問を表示
2024(令和6)年度
仕事をするうえであなたが大切にしたいことをひとつ挙げ、なぜそう思うのか、あなたの考えを書いてください。
2023(令和5)年度
これまでに熱心に取り組んできたことをひとつ挙げて、その経験を三重県職員または市町立小中学校職員としてどのように生かせるか、あなたの考えを書いてください。
2022(令和4)年度
三重県職員又は市町立小中学校職員として、あなたが挑戦したいことについて書いてください。
2021(令和3)年度
あなたの長所について、具体的に説明してください。また、その長所を公務員としてどう生かしていきたいか、あなたの考えを書いてください。
2020(令和2)年度
人との関わりの中で自分が成長できた経験を具体的に述べ、その経験から得たものを三重県職員又は市町立小中学校職員としてどう活かしていきたいか、あなたの考えを書いてください。
2019(令和元)年度
これまでもっとも努力してきたことをひとつ挙げて、それを三重県職員または市町立小中学校職員としてどのように活かせるか、あなたの考えを書いてください。
2018(平成30)年度
あなたが三重県職員として取り組みたいことを書いてください。
2017(平成29)年度
現在、話題になっている社会問題をひとつ取り上げて、あなたの考えや思うことを書いてください。
出題傾向と頻出テーマの分析
以下に、三重県庁の論文・作文試験の出題傾向と頻出テーマを分析・整理します。
A試験(一般行政〈行政Ⅰ〉ほか)
出題傾向
設問形式
- 課題解決型・政策提案型(地域公共交通、人口減少、カーボンニュートラル、男女共同参画、県財政など)
- 県の現状・課題の整理 → 施策の提案 → 実行時の留意点まで踏み込む構成が多い
主な着眼点
- 県民生活への影響(移動、雇用、子育て、安全・安心)
- 実行可能性(役割分担、費用対効果、段階的実施、優先度)
- 根拠・裏付け(公表資料や一般に知られるデータに基づく理由づけ)
答案のポイント
- 冒頭で「現状」と「課題」を2~3点に絞って提示し、対策は短期・中期・長期に整理
- 提案には具体策(対象、手段、期待できる変化、目標数値)を添える
- 限られた予算に触れる設問では、優先順位と選択理由を明記
出題傾向の分析
地域公共交通、人口減少、環境・エネルギー、財政といった「県全体の土台」に関わるテーマが中心です。単なるアイデアではなく、実行手順や関係者の役割まで書けるかが差になります。目標管理の語を使わずとも、到達したい状態と測り方(目標数値)を明確に書くと、説得力が高まります。
頻出分野・キーワード
頻出分野・キーワード
- 人口・地域:人口減少、移住定住、子育て支援、地域交通、観光振興
- 環境・エネルギー:ゼロエミッションみえ、再生可能エネルギー、省エネ、脱炭素
- 産業・働き方:中小企業支援、デジタル活用、女性活躍、リニア中央新幹線
- 防災・安全:南海トラフ地震、風水害、減災・事前対策、復旧・復興
- 財政・運営:優先順位付け、費用対効果、官民連携、段階的実施
頻出分野・キーワードの分析
どの分野でも、県民の暮らしにどう効くかが評価の軸です。提案には、根拠・裏付け(公表統計や既存計画の方針など)を添え、関係主体(県・市町・民間・住民)の役割分担と進め方(試行→拡大→定着)を書けると完成度が上がります。
一般行政(行政Ⅱ)・一般行政(秋季)ほか
出題傾向
設問形式
- 自由設定テーマ型(総合計画「強じんな美し国ビジョンみえ」「みえ元気プラン」に沿って自分で論題設定)
- 社会課題の整理+県の打ち手(デジタル化、カスタマーハラスメントなど)
主な着眼点
- 計画の方針とのつながり(計画の柱・目標と自案の整合)
- 対象や地域を具体化(誰に、どこで、何を)
- 効果の見込み(変化の見取り図、簡潔な目標数値)
答案のポイント
- 自由テーマはタイトルを明快に(例:公共交通の乗継改善で買い物弱者を減らす)
- 現状 → 課題 → 対策 → 実施手順 → 期待される変化の順に整理
出題傾向の分析
「自ら課題を見つけ、計画と結び付けて解を出せるか」を見ています。難しい語は避け、図解のつもりで段落を役割分担すると読みやすくなります。
頻出分野・キーワード
頻出分野・キーワード
- 計画との連動:強じんな美し国ビジョンみえ、みえ元気プラン
- 働き方・人材:女性活躍、担い手確保、学び直し
- デジタル:行政のデジタル化、窓口の負担減、オンライン活用
- 地域基盤:交通、医療・買い物支援、防災の平時化
頻出分野・キーワードの分析
計画で示された方向性を引用しつつ、市町・民間との役割分担と段階的な導入を示すと、実行像が伝わります。
B試験(警察事務・学校事務B)
出題傾向
設問形式
- 生活に近い社会課題の政策提案(高齢化、災害、ひきこもり支援、地域の魅力発信)
主な着眼点
- 「対象者」の具体化(高齢者、子ども・家庭、支援が必要な人など)
- 関係機関の連携(学校、福祉、警察、NPO、地域)
答案のポイント
- 課題を3層(本人・家族/地域・学校/行政・制度)で分け、対策を重ねる
- 成果の示し方は「目標数値」だけでなく、望ましい状態の描写でもよい
出題傾向の分析
「現場感」と「制度」の二視点の両立をテーマとした出題が多い傾向です。関係者の役割を箇条書きで整理し、つながりを作る施策について論述するとまとまり易いです。
頻出分野・キーワード
頻出分野・キーワード
- 地域包括:高齢者支援、孤立防止、ひきこもり支援
- 防災:発災前・時・後の段階別対策、要配慮者支援
- 魅力発信:観光、県産品、移住促進、企業誘致
頻出分野・キーワードの分析
「誰に何をどう届けるか」に関するテーマが多いです。相談の入り口を増やす仕組みや伴走型支援について書くと具体性が増します。
C試験(一般行政・警察事務・学校事務C)
出題傾向
設問形式
- 体験重視型(信頼される職員像、協力、目標達成、社会問題への関心)
主な着眼点
- 具体的な出来事 → 自分の行動 → 学んだこと → 職務での活かし方
答案のポイント
- 一つの体験に絞る(起承転結をはっきり)
- 最後は市民対応の姿勢や公務の目的につなげて締める
出題傾向の分析
「過去の体験」と「仕事・社会」を結びつける出題が多い傾向。過去の経験については、読み手が情景を思い浮かべられるよう、その時の状況・人数・自分の役割を短く入れると伝わりやすいです。
社会人を対象とした採用候補者試験
出題傾向
設問形式
- 職務経験の活用、労働力不足・ジェンダーの課題などに対する提案
主な着眼点
- これまでの経験(役割・規模・成果)→県での生かし方
- 提案の根拠・裏付け(現場で見た事実や公開データ)
答案のポイント
- 職務での改善事例を1つ選び、「課題→打ち手→結果→学び」を簡潔に
- 県での展開は小さく始めて広げる手順を示す
出題傾向の分析
「過去の職務経験を、行政の現場でどう活かすか」が問われる傾向にあります。自己分析を通して、過去の経験・自分の強みを洗い出ししておきましょう。
民間企業等職務経験者
出題傾向
設問形式
- 改善・学び・強みの提示と、県行政への応用(人材・産業・デジタル・大会開催など)
主な着眼点
- 再現性(同じ手順で他部署・他市町でも通用するか)
- 関係者調整や安全面など、公務ならではの配慮
答案のポイント
- 「背景 → 課題 → 取り組み → 結果 → 県での展開」の5点を1~2文ずつ
- 成果は数値変化または行動の変化で簡潔に示す
出題傾向の分析
「経験を県政でどう活かすか」が問われる傾向にあります。他組織・企業等での事例を、公務に通用する形へ整理し直せるかが評価ポイントです。成果の目安(例えば処理時間の短縮など)は、難しい言い回しを避け、誰にでも伝わる言葉で示しましょう。
頻出分野・キーワード
頻出分野・キーワード
- 人材確保・定着:働きやすい職場づくり、育成、業務の見直し
- 職場の多様性:性別役割分担の固定観念の解消、公正な評価
- 組織運営:手続の簡素化、段取りの標準化、記録の整備
頻出分野・キーワードの分析
県庁の業務は関係者が多く、ルール遵守が前提です。小さな工夫や改善を積み上げる視点(段取り、記録、見える化)を意識しましょう。
障がい者採用選考(一般事務ほか)
出題傾向
設問形式
- 自己理解と職務への意欲(大切にしたいこと、挑戦、長所、活かし方)
主な着眼点
答案のポイント
出題傾向の分析
自己理解と職務理解に関する出題が多いです。業務の流れに自分の強みを置き換えられるか、チームで働く前提を押さえているかが評価されます。
頻出分野・キーワード
頻出分野・キーワード
- 長所の活用:正確さ、継続力、丁寧な対応、観察力
- 仕事観:責任感、誠実さ、周囲との連携、報告・連絡・相談
頻出分野・キーワードの分析
「できること」「必要な配慮」「生かし方」をセットで語れると、実務のイメージが伝わりやすいです。
対策と勉強法のポイント
論点整理・文章構成のコツ
論文(A試験・B試験・一般行政Ⅱ・秋季)
三重県庁の論文試験で高評価を得るためには、与えられた課題に対し、「現状整理 → 課題の核心(2~3点)→ 具体策(短期・中期・長期)→ 実施手順と期待される変化」という構成を意識することが大切です。特に、三重県の出題では実行可能性と優先順位が問われる傾向が強いため、対象・手段・役割分担・目標数値を簡潔に示すことが重要となります。また、文字数条件が1200字と比較的長文であるため、事前に構成メモを作成する習慣をつけておくと、本番でも時間を効率的に使うことができます。
作文(C試験・社会人対象・障がい者選考)
600字の作文では、「具体的な一場面 → 自分の行動 → 学んだこと → 仕事での活かし方」の順でまとめると読みやすくなります。短い分、エピソードは一つに絞るのがコツです。抽象論よりも、数字や状況(人数、期間など)の一言を入れると、信頼感が高まります。
情報収集と自治体研究のポイント
三重県庁の論文・作文試験で高得点を目指すには、三重県が現在推進している施策や直近の課題を正確に理解することが不可欠です。まず、三重県の公式ホームページや「強じんな美し国ビジョンみえ」「みえ元気プラン」「三重県地域公共交通計画」「ゼロエミッションみえ」などを参照し、人口減少対策・地域公共交通・脱炭素・観光振興・防災といった重点分野の現状や施策内容を把握しておきましょう。また、時事的な話題にもアンテナを張り、地域新聞や行政の広報誌、ニュースなどから具体的なデータやエピソードを収集することも重要です。自分なりにまとめた要点をノートやカードに整理し、答案作成時には何らかの具体例を交えて論述することが説得力を高めるポイントとなります。市民視点での要望や改善点、新たな施策の提案など、興味を持ったトピックを独自の視点で深掘りする姿勢も大切です。
本番までの対策フロー
論文(A・B・一般行政Ⅱ・秋季)
- 出題領域の地図づくり:過去問を分野別(人口・交通・環境・産業・防災・財政)に仕分け
- 型の練習:「現状→課題→対策→手順→変化」の5段構成で200~300字ずつ書く練習
- 素材集め:計画名・施策名・簡単な数値(目標数値)をカード化
- 60分模試:10分構成、45分清書、5分見直しの配分で繰り返す
- フィードバック:課題の絞り込みと具体策の粒度を調整
作文(C・社会人対象・障がい者選考)
- エピソード選定:一番伝えたい経験を1つに絞る
- 設計:「場面→行動→学び→活かし方」で各150字目安
- 表現調整:主語と述語を近づけ、結論で「市民への貢献」に接続
- 時間配分:5分構成、45分清書、10分見直し(誤字・主張のぶれを確認)
論文・作文試験を通じて問われるのは、知識だけでなく、社会を見つめる目と自らの考えを整理する力です。三重県の未来を支える公務員としての第一歩に向けて、日々の努力がきっと実を結ぶことを願っています。焦らず、自分のペースで、丁寧に準備を進めていってください。
(過去問引用:三重県HP)